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転生!貧乏貴族の下剋上物語  作者: かめねこ
第一章 タイゼック家の使用人
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第4話 遭遇!熊型魔物トゥアベア

 カライヤが産まれてからだいたい2年が経った。


「ソルトおにいさま!おはようございます!」

「ああおはよう。今日も元気かい?カライヤ」

「はい!おにいさまは?」

「元気だよ」


 カライヤの頭をくしゃくしゃと撫でる。


「もう!髪がボサボサになっちゃいますよ!」

「悪い悪い」


 そういいながらもカライヤの顔は嬉しそうに見える。


「おにいさま今日は何をするんです?」

「今日も秘密の森に行こうと思うけど...。来る?」

「うん!行きます!」


 秘密の森ってのは俺の家の裏にある大きい森のことだ。その森、本当は入っちゃいけないと言われているけど、昔一回はいってみて、たいして危険じゃ無かったからその森を秘密基地として活動している。

 ここ最近はそこで毎日すごしている。




 さて、秘密の森についた。家の裏といっても道を少し歩かないとつかない。もう少しで5歳になる俺と2歳のカライヤじゃそれさえも時間がかかる。...はやく大人になりたい。


「おにいさま今日は何をするんです?」

「うーん。今日は水系統の魔法を練習しようかな」

「わぁ! 今日は暑いので嬉しいです!!」

「......カライヤは見てるだけだけどいいの?」

「見てるのがいいんです!」


 この世界の魔法は基本的に、水、火、土、風、雷、闇、光がある。

 普通だと1人に1属性だけど、たまに1人で2、3属性持っている人もいるらしい。

 俺は全属性持ってるけどね!!

 それと[固有魔法(ユニークマジック)]と言うのもあるらしく、今生きていてわかっている[固有魔法]持ち(ユニークマジシャン)は3人。1人は[時間魔法(タイムマジック)]、2人は[空間魔法(エリアマジック)]を使える。

 今は生きていないが昔に[精神魔法(マインドマジック)]を使う人がいたらしい。

 そこら辺はめんどくさそうだったからGP(ゴットポイント)でもらってはない。

 ま、それはおいといて...


「とりあえず下級魔法の[水球(ウォーターボール)]から...」


 魔力を使って空中の水蒸気を集める感じで...。


「......よし!次はあの木に向かって...」


 集めた水を素早く放つ!!

 前の木が少しえぐれる。


「うーん...もっと強くならないかなぁ?」

「これでも(すご)そうに見えますが?」

「そう? 初級だとこんなもんなんかな? ......まぁ、そこら辺はおいおい頑張ろう。次は中級の[水槍(ウォーターランス)]にしよう」


 さっきから初級、中級といっているが、これは魔法の格付けだ。

 下から、初級<中級<上級<超級<特級<神級となっている。

 これは1つ級が上がるごとに目に見えて強さが強くなる。ただし1つ上がるごとに使う魔力が大きくなり、詠唱の長さも長くなる。


 しかーし!! 俺はある方法を開発したのだ!!

 それが[無詠唱]だ!! この秘密の森で研究していて詠唱をカットできることがわかった。

 その方法が、やりたい魔法の原理をしっかりとイメージする事。

 例えば、今からやる[水槍(ウォーターランス)]は、まず空気中にある水蒸気を集めて水にし、透明(とうめい)な先の(とが)った型に流し入れる感じ。そしてそのまま素早く放つ!!


 前にあった木に穴ができたが貫通はしてない。

 ......さっきよりは強いけどやっぱり遅いし弱い。

 でもまあこうすれば詠唱も必要なく、使う魔力も押さえられる。なんせ普通の魔法は何もないところから水を生成するらしい。ある意味凄いな。


「イヤー!! おにいさまー!! 助けてー!!」

「!?...クソ!」


 魔法に夢中になりすぎてカライヤから目を離してしまった。

 小さいカライヤの前にいるのは体長3メートルをこえる、巨大な熊だった。

 あれは...トゥアベアか! 

 トゥアベアはいろんなところを旅する熊型の魔物だ。ある一定の場所にとどまる魔物じゃないのでおそらくたまたまここに来たのだろう。


「今助けるからね!カライヤ! もう少し待ってて!!」

今回は内容が薄かったので今日中にもう1話出します

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