異常者
初投稿です!読みづらい部分や文章がなっていないところがあるかもしれません(汗
最後まで読んでくれたら嬉しいです!
「なんだあれ?」
一人の生徒が呟くと授業を放棄するかのように皆が立ち上がり一目散に窓の彼方を見つめた。
遠く彼方遠方からなにか物体が飛んできているようだ。
「自衛隊の戦闘機じゃないか。」先生が言い放った。
なんだよと言わんばかりにつまらなそうに席に着く。
その中で一人だけ立ったまんま窓を見つめている奴がいた。神谷だ。
「神谷!いつまで外を見ているんだ!」
先生は怒気を放つ。
そんなことにも動せず神谷は外を眺めている。
「神谷ぁ‼︎席につけ‼︎いつまで」
先生を遮り神谷は冷静に言った。
「ここは戦場になる。」
続けてこう冷酷に言い放った。
「逃げる間もなく全員死ぬ。」
は?何言ってんだ?誰もが思った。誰もが神谷に軽蔑の視線を送っていた。
だが神谷の目は真剣だった。
その目は何よりも頼りになれそうだった。
だがその目はどこか冷や汗をかいているように見えた。
「神谷ぁ!いい加減にしろ!どうしたんだよ!」
先生は焦っているようだった。
いつもの神谷はは冗談なんか決して言わないし、真面目で目立つことを嫌うやつだ。
そんなの先生もクラスの誰もが知ってることだ。
この状況はどう考えたっておかしい。異常でしかない。
中にはその普段とは異なる神谷の異常性に恐怖を感じ泣き崩れる人まで出た。
「神谷!頼むからやめてくれ!」
クラスメイトが何人も言い放った。
その状況下で神谷はトドメを刺すように言い放った。
「助かりたいだろ?死にたくないだろ?だったら早く僕の体に触れてくれ!」
力のこもっあ声だった。なんだこの狂気は。なんだこの異常な空間は。どうゆうつもりだ。
クラスメイトが戸惑いを隠せない中、神谷は近くにいた女生徒の手を掴み自分の体を触らせた。
「ほらみんなも早く!」
神谷は叫んだ。
女生徒は泣き出した。
女生徒は助けを求めているようだったが言葉になっていなかった。
他の生徒達はあまりの恐怖に近づけなかった。
僕は恐怖に耐え神谷に近づき胸ぐらをつかんだ。
「いい加減にしろよ。」
と言った。その時だった。
「残念。」
神谷は悲しそうに言った。
その瞬間何も考える暇もなく僕と女生徒と神谷以外は全員吹き飛び肉塊へと変わっていった。