第4話 鬼ごっこ(中編)
今回もご覧いただきありがとうございます。
鬼ごっこ編が完全に始まりましたね。
楽しんで読んでください
鬼ごっこ開始から2時間が経った。
その時、腕時計が振動した
春『うわっ、なんだろう』
見てみると、ルールが更新されていた。
新ルール
死亡又は活動不能状態の場合は名前が赤くなる。
又、逃亡者は捕まった場合は、死亡する。
腕時計からマップが見れる。
1階の中央広場右の第1倉庫に入るのは禁ずる。
このルールを破ったものは死を与える。
入れない部屋などに無理やり入るのも禁止する。
春『ルール増えたなぁ...それより、光野さんを探さないと!』
春『でも、死亡者と地図確認しとかないと』
逃亡者はジョンさんが死んでいた。
追跡者は相葉薫、二階堂徹、西山光、林裕也、佐藤舞が死亡又は活動不能状態だとわかった。
春『1人捕まったのか...そして、鬼はあと4人...』
春『次は地図を確認しとかないと』
1階は立ち入り禁止の倉庫、中央広場、トイレ、ロビー、喫煙所
2階は立ち入り禁止の非常階段、トイレ、プール、中央休憩所、喫煙所、温泉
3階はアスレチックロケーション、トイレ、立ち入り禁止の個人宿泊所
春『こんな感じかな...3階は宿泊所に行けないから、逃げる場所が少ないけど、このホテルでかいから隠れる場所は大丈夫そうだな』
その時足音が聞こえた!
僕は今見晴らしのいい中央広場にいた。
春『や、やばい...喫煙所に隠れよう』
喫煙所のベンチの下に僕は隠れた。
足音の主はマイケルという外国人追跡者だった。
たまたま体が大きくて、足音が消しにくい体型だったから気付いただけだった。
春『こんなんでビビってたら、光野さんを助けなんかできない...頑張らないと!』
そう決心した時、意気込み意味を入れたせいで、頭が上がって、ベンチに頭がぶつかってしまった
『バキッ』
鈍い音がした。
思い切り上げてしまったので、気付かれてしまった。
彼は全速力で走ってきた
春『やばい、あっちは外国人...鍛え方が全然違う。普通な考えたら逃げられない!なら、普通じゃない考えかたをするまでだ』
僕の今の手持ちは腕時計しかない。
やばいやばい僕は焦っていた
春『なんか...塞げるものは...』
そうだ、この喫煙所押して入るんだ
出る時は引く。
なら、ドアを何かで抑えれば!
僕はドアの前にベンチを置いて、なんとか彼が入れないようにした。
春『このままずっとここにいることは無理だし...』
マイケル『あけろ!あけろ!』
彼の咆哮に僕は怯えることしかできなかった。
ベンチを移動する作業中に気付かなかったが、イルミナティカードというものが入っている封筒を一つ落としたことに僕は気づいた。
春『どうせなら開けてみるか...』
封筒の中身は前と同じで、カードが入っていた。
その絵は...
巨大な男が、倒れている絵だった。
春『なんだこれ...全く役に立たないじゃないか...』
バリン!
春『ドアのガラスが...割れ欠けている...』
マイケル『あと少しだ!』
流石巨体の男...ドアのガラスなんて、少し力を入れれば割れるはずだ。
考えろ!
考えることを放棄したら本当に彼女を助けられないぞ!
僕の心の声が、こだまする。
春『あれ...これ...』
僕は彼の後ろに普通の一般人がいることに気付いた。
きっとその人は、タバコを吸いに来た人だ。
そうだこれを使えば...
その時、どのガラスが完全に割れた音がした。
春『よし、作戦開始だ』
僕は、割れたガラスと、灰皿を手に持った。
果たして、春はどうやって、喫煙所に閉じ込められ、外には追跡者がいるという最悪な状態を回避するのか。
楽しみにしていてください。