第38話 未来と今 (未来編2)
佐江『でも、なぜ三枝春という少年ですか?聞いたことがありません』
佐江は疑問に思っていた。
博士がなぜ彼を支持するのか
博士『調べてごらん...』
佐江はpcを立ち上げ、三枝春という人物について調べた。
三枝春
ごく一般の生活をし、のんびりと過ごしていたが、10年前に消息不明。
佐江『彼は...なぜ消息不明に?』
博士『...やはり。佐江、君に言わないといけないことがある』
佐江『え、なんですか⁉︎』
博士『手紙を書いた。君はここに書かれたことを成してくれ。そうすれば、何とかなるかもしれない』
そう言って博士はこの研究所から出ようとした
佐江『え、どこいくんですか⁉︎』
博士『ちょっと...出かけてくるよ。君はその手紙のことを絶対にやってくれ!これが...俺からの最後のお願いだ』
佐江『最後って...』
ドアはバタンと閉まり、2人は会話は途切れた。
博士は1人外で考え事をしていた。
これがうまくいけば...助かるはずだ。
頼んだぞ...過去の『僕』
僕ならやれるはずだ
そして時は10年前に遡る
美咲は部屋に閉じこもった春を呼びかけていた。
春は屋敷の選択をしてからこの様子だった
美咲『春...春は悪くないよ!あの選択でも』
春『僕...いや、俺はもう何もしない!』
春は答えてはくれるが、さっきからこの調子だ。
春の家のチャイムがなった。
すると、朱鷺と優也がきていた。
優也『春達は...何があったんですか?』
朱鷺『私も気になるわ』
美咲『春は...楓を殺してしまったわ』




