第37話 10年後 (未来編1)
春たちが屋敷にいる時の10年後...
『あの、博士過去が大変なことになってます!』
『佐江助手、わかってます。だから...』
白衣を着た男と女が1人ずついて、2人は焦っていた。
2人がいるのは白い小さい研究所。
そこまで大きい機械はないが、結果は少しは出している。
佐江『博士、過去に隕石を降ることになる理由かそれを防ぐ方法どっちを先に考えますか?』
博士『私は...』
事の発端はあるビデオと手紙だった。
《今から10年前に地球に隕石が降ってきて、世界は終わる。その時に過去がなくなるから今もなくなる。だから、2人がそれを止めてくれ》
最初はいたずらかと思った。
でも、ビデオを見た瞬間それを信じるしかなかった。
そのビデオは決して合成なんかではなかった。
本当に隕石が降ってきて人類が消滅していた。
博士『まずは...世界を救う方法を考えよう』
私は、研究者としていや、世界を救う者として地球を守ってみせる。
佐江『博士、なに自分で考え事してるんですか?どうせどうしようもないことでしょ』
博士『うっ...どうしようもないことではない!』
でも、どうすれば...タイムマシンなんてまだ人を乗せれるほどの作れる技術もないし...
博士『そうだ、過去の者に助言をすればいいのだ』
佐江『助言...ですか?』
博士『そう、何か伝えるもの...』
ふと送られてきた手紙を思い出した。
博士『そうだ、ポストカード...イルミナティカードを作ろう!』
佐江『イルミナティ...カード?』
博士『そう、未来を示すイルミナティカードと過去に戻すイルミナティカード、そして具現化させるイルミナティカードだ』
口で言うのは簡単だが
佐江『でも、私達にその技術は...』
博士『だから、前作ったじゃないか。物だけを送るタイムマシンと自立型目覚まし時計を!』
タイムマシン
それは過去に移動する機械。
今の技術じゃ人を送ることができない
自立型目覚まし時計
主の睡眠状態によって起こす時間を変えたり、起こす時の音の大きさを自分で考え、主を快適に睡眠させる。
佐江『あっ、イルミナティカードを作る機械を過去に送り、その機械を自立で考えさせれば...』
博士『そうだ、それで完成だ。』
佐江『でも、使う人は...?』
博士『三枝春だ』
未来の研究者の佐江と博士。
2人はイルミナティカードを作った人物だった...




