第36話 絶望の2択 (カードの謎編final)
屋敷編は終わりです
少し心がスッキリしたような気がした。
犯人について大体の見当はついたその安堵のせいか起きた時間は昼の12時だった。
安藤『おや、随分遅いお目覚めじゃないか。ビビったのか?』
春『いや、余りにも簡単すぎて緊張が解けたよ』
ここに全員集まっていた。
三枝春
光能美咲
須佐美羽
安藤新人
舞阪姫の5人が
美羽さんと美咲さんは気まずそうに僕の方を向いていた。
今の時刻は13時。ここから謎解きが始まる
春『では安藤さんどこから話しましょう?』
安藤『まずは佐島さんと中村さんか』
春『2人は銃で殺されました。』
安藤『心臓を撃ち抜かれていたからね。でも、素人じゃそんな一発で撃つなんてできっこない』
春『だから、銃に慣れた人。すなわち、美咲さんだよ』
美咲『わ、私⁉︎』
美羽&舞阪『ええぇ⁉︎』
安藤『ほう、なぜそう言い切れる』
春『あの銃は...美咲さんが持っていた物と同じだから』
僕の部屋に凶器すなわち美咲さんの銃が血が付いて僕の部屋に置いてあった。
それを美咲さんは僕が気づかないと思ったのかな?
美咲『春!私を...信じてよ!』
春『僕はあの日からもう信じれない!』
あの日...僕が美咲さんに襲われた日だ
あの時から僕の調子も崩れてきている
安藤『じゃあ、美咲さんが犯人として他の事件も?』
春『安藤さん、少しずつ犯人を捜すのはめんどくさいです。だから、一気に言います』
僕は全て謎を解いた。信じたくないけど、きっとその推理はあっているはずだ
春『犯人は僕以外の全員だ!』
舞阪『えっ...ええ!』
彼女だけ何言ってるのって顔してる。
もしかしたら彼女はグルじゃない。
安藤『congratulations正解だよ。そして、舞阪さんは犯人の中の1人じゃない』
舞阪『えっ?私と春...以外が犯人⁉︎』
春の呼び捨て...この感じ...
安藤『じゃあ、最終ステージと行こうか』
春『えっ?』
その瞬間安藤は出口の前に立ち、美咲さんを縄で縛った。
美咲『えっ?こんなの聞いてない!』
素早い手口で舞阪さんと美羽さんも縛った
美羽『は、話と違う!』
春『えっ、何が起きている...』
安藤『春、君にはもう一つ真実を伝えなければならない』
安藤は舞阪さんの髪を引っ張った
舞阪『きゃぁ』
舞阪さんの髪が取れた。いや、カツラ...カツラが取れた。
春『え...楓?』
舞阪さんは楓と同じ容姿だった。
安藤『実は舞阪は君の妹の三枝楓だったんだよ』
彼の言葉がにわかには信じられないけど、それを裏付けることはあった。
今までの謎の違和感。それが全て開放された
安藤『そして、君には選んでもらう。美羽の命か楓の命か』
春『...何言って...』
安藤『だから、君が選んだ方は助ける。だけど選ばれなかった方は殺される。そして4人になるのがここから出ることができる』
僕には選べない...そんな選択肢
どっちの命も大切だ。
前...誰かが言ってたような...
『君は選ばなければならない。楓を助けるんだ』と
そうだそれは夢の中で出てくる男の人だ。
彼の言う通りにすれば楓を助けるけど...
春『俺には選べない』
春の選択は...




