第30話 如月の作戦 (日記編8)
朱鷺『そんなことがあったのか』
楓『春兄...大丈夫なのかな』
春兄は急に気絶してしまった。
春兄はおかしなことを言っていた...『僕のお父さんとお母さんは死んでいないよ?』と。
楓『春兄なんであんなこと...』
如月『須佐さん、全部わかってくれたか?』
美羽『はい、おおよそは...しかし、疑問があります』
如月『なんだい?』
美羽『今まで死んだ人はどうなったんですか?』
如月『彼らは...カードになった』
美羽『そ、そんな...』
如月『でも、誰かがそうしないといけないんだ。地球を救うには』
美羽『お兄...ちゃん』
如月『そっか、君の兄も...』
美羽『春さんは、予定通りに強くなっていってるんですか?』
如月『彼は今のところ、強くなっていってはいるが、少し心配がある』
美羽『心配ですか?』
如月『彼は日記のせいで、記憶が混乱していっている』
美羽『日記...?』
如月『彼が持っている日記はどこからか送られてきたものだ』
美羽『そ、そうなんですか』
如月『だから、彼のために彼の日記を盗ってきてほしいんだ』
美羽『ひ、1人でですか?』
如月『光野美咲と一緒にだ』
美咲『ええっ、私?』
如月『頼む。未来のためなんだ...』
美咲『わかったわ。作戦を立てましょ美羽ちゃん』
美羽『はい。』
俺は...全て従った。
彼女ら2人に全てを頼んだ。
これさえ成功すれば...
俺の家族が『あいつら』から助けることができる。
如月の目的は...




