第10話 相手として (旅館編2)
次々と謎がでてきて春は...
夕日が見えた。
美咲『私...生きてるの?』
私は服が木に引っかかり、体は土で汚れて汚かった。
美咲『奇跡的に助かったのね。でも敵は剣を持っている。気を付けなきゃ』
そして私は何とか旅館に戻ってくることができた。
須佐『おお、君はどこ行ってたんだい?』
美咲『あれ、春と市川さんは?』
咲『市川さんは殺された。彼に』
美咲『彼って...春に?』
彩『そう、彼の部屋に彼女を殺した刀が置いてあったんだから』
須佐『彼は僕の約束も守らなかった。夜に居間にきて犯人探しをしようといったのに』
春香『きっと、バレるのが怖かったのよ』
美咲『そんな...まさか...じゃあ、春は今どこに?』
須佐『2階の空き部屋に閉じ込めておいてるよ。』
牡丹『じゃあ、確かめに行きますか』
春が閉じ込められている部屋の前は、開かないように机で押されていた。
美咲『春...』
私は決めた。
自分のやらなくちゃいけないことをしないと
夜の12時に彼女は春の部屋に行った。
牡丹『春君、きたよー』
彼女は春が閉じ込められている部屋の扉を刀で無理やり斬り、そこから侵入した。
春『...牡丹?』
牡丹『こんにちはぁ、』
春『か、刀⁉︎まさか君が⁉︎』
牡丹『どうでしょうー...』
春『このことを言えば、君は確実に僕と同じ状況になるよ。』
牡丹『あなたの言うことを誰が信じますかね?』
春『そ、そんな...』
牡丹『じゃあ、私は帰りますね。』
春『えっ、何しに来たの⁉︎』
牡丹『それは明日わかります。』
そして彼女は田中彩の部屋の前に行った。
なぜ牡丹がきたのだろう
僕には分からなかった。
ただ、嫌な予感がする。
春『そうだ、イルミナティカードを見よう。』
1つ目のカードを見た。
そこには、地面の下に死体がある絵だった。
もう1つも開けた。
もう1つには、何も書かれていなかった。
春『何で何も書かれてないの?また暗闇か?でも、何か違う気がする...』
そのカードをよく見ると、赤色も混じっていた。
この謎を考えているうちに、朝がきた。
須佐『どこだ!』
咲『どうしたのよ』
牡丹『どうしたんですかぁ』
美咲『え、どうしたの...』
私は彼の声に起こされた。
春香『みなさん朝からうるさいです、彩さんがどうしたんですか』
そして、八坂朱鷺もその時起きてきた
朱鷺『誰がいないの?』
須佐『えっと、田中彩がいないんだ』
あれ...私はその時違和感を感じた。
少し変なところがあったような...
朱鷺『...彼は?』
須佐『そうだ、三枝君を見に行こう』
そこはドアが斬られていて、出ることが可能な状態になっていた。
須佐『なんだよこれ!』
春『えっと、牡丹さんが...』
牡丹『ええっ!私ですかぁ?私はそんなことできませんよぉ』
春香『そうね、女の子ができるはずが』
春『それよりどうかしたんですか?』
須佐『田中彩の部屋が血だらけで空いていて、本人がいないんだ』
春『まさか...。多分外です』
咲『どうしてそんなことがわかるの?』
春『あっ...えっと...』
須佐『君はさらに怪しくなったね』
牡丹『ここから早く立ち去って、早く外に確かめに行きましょう。』
そして、外に向かった。
だが、彼女は一足遅く行った。
朱鷺『カード...。彼は次死ぬ』
朱鷺は少し決心した。
彼を助けれなかったら、私達が負ける。
須佐『どこにあるんだよ!』
春『いや、わからないです!なんとなくで...』
咲『でも、外以外ないですよね』
牡丹『ありました!』
彼女はスコップを持って、少し掘った所に見つけたらしい。
須佐『僕はもう遺体は見たくないよ』
彼はそう言って、少しだけ離れた。
春『遺体...死因は銃で撃たれたのか。』
美咲『ええっ...この銃私のよ!無くしてたの』
須佐『セメントで隠されているなんてよく気付いたよなぁ...』
セメント...何か変だ...
いや、気のせいか...
春『外に捨てられていて、死因は銃。それは美咲さんの』
咲『あなたの銃ならあなたが犯人じゃない?』
牡丹『いや、春さんのドアを開けたのは美咲さんで、2人で一緒に田中彩さんを殺したのかもしれないですよ』
美咲『えっ...』
春『ちょ、ちょっと待ってよ!』
朱鷺『それは違うわよ。』
春『えっ?八坂さん⁉︎』
朱鷺『あなたは犯人じゃない。それは私がわかってる。だから、あなたは自分で考えなさい』
春『で、でも...』
朱鷺『諦めないで、これは私達の運命も関わってくるのだから。自分のことは自分で解決しなさい。』
春『自分のことは自分で...』
朱鷺『ヒントは私があげるから...』
こうして僕は真犯人を探すことにした。
次回もよろしくお願いします