洗礼
色々と省略しすぎて駆け足なのにいつもより文章が長い。おかしなことになってしまいましたがよろしくお願いします。
その後はひたすらにボアを狩ろうと張り切って草原を進み、いつも通りに狩り続けていた。素材も集まって良い値で売れそうだ。
そろそろ戻ろうかと考え始めた頃、視界の隅で小さな黒い点が動き出したのが見えた。間違いなくボアだ。これを最後にしようと決めて装填済みなのを確認して伏せる。後はボアとのチキンレース。焦ったら負けだ。
一気に距離を詰めてくる状況の中、冷静にと言い聞かせて放った弾丸はボアの体を掠めて飛んでいった。せめてダメージを減らそうと身構えると、右前脚の付け根に薄く赤いエフェクトが走っているのに気が付いた。それがダメージになったのか、ボアの突進は俺を逸れてすぐ横を走り抜けていた。
「やばい!これは、弾っ、間に合わないっ」
ボア相手に外す。元々の命中率を考えればいつかは起きるであろう出来事だった。でもあまりに順調に狩りを続けていたことで、外した時の対策なんてところまでは考えが巡っていなかったのだ。広い草原では使えそうな物もなく、頭は真っ白になってなにも浮かばなかった。
焦って火薬を取り出そうとするが、そんな時間をボアがくれるはずがない。
「ぶるるるぅ」
後ろ足で草を何度も蹴り上げ、まるで俺はいつでも行けると言いたげにこっちを睨みつけている。その表情が勝ち誇っているように見えるのは俺が絶対的不利という状況故なのかもしれない。
俺とボアの距離はせいぜい7メートルといったところだろう。あそこから走りだされて避けることは出来るのか、喰らったら一撃くらいは耐えられるのか。そんなことばかりに考えが向き、装填をするはずだった俺の手は完全に止まっていた。
「ぶるぅぅうう!」
「くっそっ」
突撃を横に跳んで避けようとするが間に合わず、足が巻き込まれる。衝撃で体が回転したのだろう、視界が目まぐるしく動き、揺れる草に気付いた時にはボアの姿はなかった。焦って立ち上がって振り返る。その時には眼前にボアの体が見えていて、反射的に目を瞑っていた。
息が止まるかと思うほどの衝撃と一緒にやってきた浮遊感で、体が後方に弾け飛んだのが分かる。そのまましたたかに地面に打ち付けられ、転がり、土と草の匂いがやけに濃く感じられた。
目を開けると視界は薄いフィルターを通したみたいにぼやけていた。さらに立ち上がろうとすると身体が大きく傾いているように感じ、すぐに倒れてしまう。身体の感覚もそうだけど、視界は目を凝らしていても一向に治まる気配がない。
なにが起きたのかわからずに混乱する俺の目に唯一映っていたのは、ぼやけていないある情報だった。
≪カイ 状態:めまい≫
こんな状態では戦う以前の問題だ。当然状態異常の回復まで待ってくれるはずはない。自分の状態について理解したころにはもう一撃、無防備な状態で強烈な突進を食らい草原を転がることになってしまった。
「ぶるるるぅ」
手の打ちようがないことを感じながらも目を開けると視界は元に戻っていて、ボアはもうこちらには見向きもせずに森に向かって小走りで戻り始めていた。
ボアが去った理由がわからず、助かったのかとステータスを確認するとHPバーはすっからかんだ。よく見ると俺の体も半透明になってるな。これでボアが帰っていった理由がようやくわかった。
≪戦闘不能になりました。3分以内に蘇生されない場合、マナウスに送還されます。今すぐ強制送還しますか? Yes・No ≫
さすがにここでタイミングよく俺を蘇生してくれる奇特な冒険者プレイヤーが現れるとは思えない。迷わずYesを選ぶと体が徐々に光りだし、視界が暗転した。
視界が戻ると、そこはマナウスの広場だった。突然現れた俺を不審がる人はいなくて、それどころかそもそも誰もこっちを気にしていない。まあ、ゲーム的には当たり前の仕様だし当然か。
「反省は後にするとして、これが死に戻りか。案外普通なんだな」
そう、正直なところ死に戻りはもっと衝撃的で、戻ったら軽いパニックになるくらいのイメージがあった。よく考えればそんな仕様ならゲーム化出来ないはずだけど、こればかりはイメージと思い込みがあっても仕方ない。それに、体験したことで慣れるという富士の言い分もようやく本当の意味で理解したような気がする。
落ち着いたところで、どこかで休みがてらステータスでも確認しようと足を踏み出した。
「うわ、体が重い」
この感覚をどう表現すればいいんだろうか。いつも通り動いているはずなのに身体がついてこないというか、純粋に重いというか。それでも歩く速度的にはいつもと変わっていないように感じる。これは戦闘に支障をきたすどころじゃないな。今日は狩りは諦めよう。
死に戻りのペナルティはリールとアイテムのランダムロスト。それに一時的な全能力とスキルレベルのダウンで効果時間は2時間。ログインしていなくても時間はカウントされるから今日はログアウトしてしまうのも手ではあるけど、滅多にない早上がりがもったいない。
「どうしようかな」
途方に暮れても時間は過ぎてしまう。まずは失ったものを確認しようとアイテムインベントリを開いた。
「薬草が4つと、うわぁ、火薬に弾丸が3個ずつか。ボアは肢肉が3つに、三枚肉も2つか。というかこの持ち物の少なさを考えたら黒鉄の蹄鉄を預けといて本当に良かった。黒石の欠片はイベントアイテムだし最初からランダムロストからは除外なのかな」
ちょっとした安堵ともう一つ発見があった。それはリールが減っていないことだ。運が良かったのか所持額が少なすぎて対象にならなかったかのどっちかだけど、なんとなく後者の気がしている。ホッとしたはずなんだけど正直自分の懐事情にもの悲しさを感じるな。
ステータスはそもそも表示がないから確認できず、スキルは文字が赤く表示されているだけでどれくらいレベルが下がったかはわからなかった。これはVLOだから仕方ないってことにしよう。
「今日は狩りは諦めるとして、マナウスでも巡ってみようかな」
せっかくの時間なわけだし純粋に観光気分で楽しもう。そう決めてギルド通りを見て回ることにした。ギルド通りという名前だけあって冒険者ギルドの他にも色々なギルドがある。戦士ギルドに魔導士ギルドみたいな戦闘系のものから、鍛冶ギルドや農業ギルドといった生産系まで、当たり前ではあるけど採集職用のギルドもある。周囲を見回しながら歩いていると、当然だけど狩猟ギルドもあった。あそこは最後に寄って必要そうなら入ることにしよう。
それにしても、大通りに面しているのは冒険者ギルドを含めて、全部公式のギルドのはずなんだけどそれだけでもかなりの数があるな。見た感じだと冒険者ギルド以外はプレイスタイルに合わせたギルドが並んでるって感じだろうか。これだけあると組織構造とかが気になってしまう。
ギルドを見るために結局ギルド通りを往復して広場まで戻ってくると、これまでは気にも留めていなかった建物に目を向けることになった。
「で、ここに図書館か」
今までは必要性を感じなくてスルーしてたけど、こういうところで情報を集めるって考えてみれば基本的なことのはずだ。今回は調べたいこともあったこともあってまずは寄ってみることにした。
当たり前のことだけど、図書館の中はたまに紙を捲る音が聞こえてくるくらいでとても静かで心地よい場所だった。石造りの壁に木の書棚、装丁された本に巻物風の書物。うん、いい感じだ。
「ようこそいらっしゃいました。図書館をご利用ですか?」
「はい。これが冒険者証です」
どうせ必要なのだからと先に示し、簡単な説明を受けることになった。話を聞いてみると、図書館の本は貸し出しが出来て本に記された貸し出し期間を超えると自動的に返却される。一度に借りられるのは2冊まで。索引用の道具なんかははないけど、受付で確認すればジャンルの棚くらいなら案内してくれるらしい。
早速いくつか聞いて目当ての本を探し、席に着いた。選んだのは「ボアでもわかる!簡単マナウス史」と「声に出して覚えるギルドの歴史」だ。初心者用の解説書はこれしかなかったんだが、もしかしなくても馬鹿にされている気がする。
「さて、それじゃあ読書を楽しみますか」
30分近くかけて2冊の本を読むと、静かに息をついた。初心者向けという事もあって割と簡単に読めたな。細かなところを省いて自分なりにまとめるとこんな感じだろうか。
この大陸の名前はイシュルド大陸で、いまだに南側以外の全容は分かっていない。かつて勇敢な冒険者が探索の末に発見し、新天地を求めた人間が入植した土地柄だ。で、肝心のマナウスはその中でも古い都市の1つで、周辺の物流を支えるために造った拠点。一時期は隆盛を誇って独立都市として独り立ち、その後に周囲の独立都市と都市間同盟を結んで今に至る。ただし以前に色々あったらしく、全盛期に比べると行き来する商品に物足りなさがある状態。
過去にあった色々ってなんだよと思わなくもないが、これに関しては詳細な記述が一切なかったからわからない。もっと専門的な書物で調べないといけないのだろうか。
マナウスについてよりもギルドの方はかなりわかりやすかった。はじめは冒険者ギルド一つしかなくて、そこで冒険者の支援をすべて行っていたのだ。冒険者が増えてサポート要望が多様化するにつれて最低限のスタイルに合わせた技能を伝える場所として各ギルドを発足。冒険者ギルドを頂点として、その下に各ギルドを置く今の組織構造が出来上がった。要は冒険者ギルドが全ての冒険者プレイヤーを把握して基本業務のサポート、各ギルドはそれぞれのプレイスタイルの為の実践的な各種サポート機関として存在ってところか。
「今日はこんなところかな」
知りたいことも調べられたし、ここは今後もかなり利用していく気がする。早いうちに見つけられて良かった。
満足したところで本を戻し、図書館を後にした。外に出るとすでに太陽は沈み、街灯と星が輝いている。空を見上げながら両手を組んで背筋を伸ばし、一息ついた。
「なんか、妙にすっきりしたな」
明らかに重い身体とは別に、妙にすっきりしたような感覚があるのはなぜだろう。疑問が解消されたのとは明らかに異なるような気がするが、そこまで気にすることなく冒険者ギルドの片隅に向けて歩き出す。
明日こそは、明日からはしっかりとボアを狩ろう。そう心に決めて俺はログアウトした。
結局その後平日にはたいした狩りもできず、時間がとれたのは土曜日の朝からとなってしまった。
今日はついに単独で森に挑むことになる。ログイン後すぐにマーケット向かってアイテムの換金をし、武器屋に寄って弾薬の補給をしておいた。ちなみに残りの残金は2660リールと何ともお寒い懐である。だがそれも今日でおさらばだ、必死に働こう。
覚悟を決めると今日も森に向かって出発した。道中様々なプレイヤーが狩りをしている。中にはちらほらと銃使いのプレイヤーもいるがやはり苦戦しているようだ。一射目を外した後は銃を鈍器のように使ったり武器を持ち替えたプレイヤーもいる。当然マスケット銃に切り替え安定した戦いを見せるプレイヤーもいるが数は少ない。
自分でも通った道だと心の中でエールを送る。そして、例えそれがどんな難易度であろうとも経験を積み上げることで慣れていくというものだ。初回はパーティーで1時間程掛かった道のりが40分程に短縮されていた。それだけ戦闘が少なかったという事で、まさに隠密万歳である。
≪気配察知スキルがLv2になりました≫
≪集中スキルがLv2になりました≫
新しくとったスキルも少しずつ育ってきている。他のスキルもだが、森での戦闘でより大きな成長を期待できるはずだ。
草原をあまりにも順調に進み、富士達と来たときにはあれだけ緊張して臨んだはずの森に少々浮かれたまま入ることになった、のだが。
「キィ、キィイ」
入って早々にフォレストモンキーに見つかり森の中を追い回されていた。いや、1体ならいけるんだけどね。2体は無理、装填が出来ない。まあ焦って1発目を外した時点で勝負に負けたってことなんだろう。
こうなってしまったら俺にできることなんて1つしかない。散々木の実を投げつけられながらも息を切らして走り続け、なんとか森から脱出していた。
どうやらフォレストモンキーは森からは出てこないらしく、最後はひたすら木の実を投げていたけどそれも届かなくなると諦めて戻って行った。ダメージはそこまで受けなかったし死に戻りもしなかったものの、あれは割と真剣にやばかったな。
気持ちを落ち着けると弾を装填し直し、薬草を食べて気持ちを引き締めた。ここは格上のフィールドで常に隠密、気配察知、集中をバランスよく駆使して進むんだ。慎重に進むと今度はこっちが先にスパイダーを発見した。
姿勢を低くして音を立てないように静かに近づき、身を隠す木陰や草がなくなると最後は勢いよく距離を詰める。走り出したことで気付いたのか、あと1歩で触れられる距離というところでスパイダーは尻をこちらに向けそれが若干膨らんだ。
「これで、どうだっ」
思い切り地面を蹴って側宙を行うと、発射された糸は顔のすぐ下を通って飛んでいった。そのままスパイダーの頭を踏んで跳び越えると着地に合わせて銃弾を撃ち込む。スパイダーはそのまま沈むように倒れた。
フォレストホースの時もそうだったけど、もしかしたらアクロバットは跳躍とセットで本来の効果を発揮するのかもしれない。あの糸に捕まっていたらと思うと冷や汗が止まらない。それでもスパイダーは前回来た時にさんざんやりあったのもあって、攻撃を予測できる分こっちが有利だな。
装填を先に済まし、周囲の索敵を終えてからスパイダーに剥ぎ取りナイフを突き立てた。やはり安定の蜘蛛の糸、今後も使う機会が多い気がしているのもあって喜びもひとしおだ。
次の獲物はと周囲を見回すと木の根元に何かが生えていた。黒い土筆のようにも見えて一見毒々しいがアイラの言葉もあるしまずは植物知識で鑑定だな。
≪ペクト レア度1 重量1≫
マナウスの森に自生する野草。その色彩に反して味は良く、マナウスの町民の食卓にも上がる機会が多い。
これはいいものを見つけた。やっぱりこういう採集は子ども時代を思い出してワクワクしてしまう。あの時はその辺の昆虫とかだったけど、これはリールに化ける。この調子で沢山探したいものだ。
周囲を警戒しながら歩き、目についた物を片っ端から≪植物知識≫で鑑定していく。見た目に差があってもほとんどはただの雑草としか表示されないが、中には利用出来そうなアイテムも交じっていた。
それらの採集を中心としながら、時折見つけたり見つかったりしてモンスターと戦っていく。アラートはとりあえず無視してそのまま2時間ほど探索を続けると、ホクホク顔で森から出た。
探索としてはこれで一段落がつき、今から再度行うと昼を大幅に過ぎてしまう。だからといってマナウスに戻るとなると昼前に着いてしまうことになりそうだったがレベルアップも気になる。悩みどころではあったがボアを中心に仕留めながらしっかりと薬草も採取していくことで昼あたりの到着を目指すことにした。
しっかりと探索も行うとやはり時間が掛かるもので、予定よりも少し遅い13時頃にマナウスに到着することとなった。
帰り着いて初めて気づいたけど、初めての単独での森は考えていた以上に緊張を強いられたのか、着いた途端に結構な疲労感が襲ってきた。まさかこんな仕様まで再現されていたとは、恐るべき運営。もしあのまま探索を行っていたらどこかで集中力が切れて死に戻っていたかもしれない。何事も身の丈にあった内容を考えないといけないわけね、ちゃんと覚えておこう。
VLOの新たな一面を発見したところで、まずはアイテムの確認からだ。ちなみに俺は初期装備の旅人のリュックを装備しているが、これは総重量で60までしか中に入れることは出来ない。よってあまり探索を気張っても持ち帰れないという悲しい事態に直面してしまうのだ。幸いまだそうなったことはないがリュックの中身はしっかりと整理しとかないとな。てことでこれが今回の成果だ。
≪フライムの葉 レア度1 重量1≫×3
マナウスの森に自生するフライムの葉。直接口にすると舌が痺れるほどの苦味があるが薬効もあり、薬として利用することが出来る。
≪ウェウェの枝 レア度1 重量1≫×1
マナウスの森に自生するウェウェの木の枝。火付きが良く、薪としての使用や削って火口とすることが多い。
≪赤い花 レア度1 重量1≫×1
マナウス周辺に自生する赤い花。
≪ドラミアの花 レア度1 重量1≫×4
マナウスの森に自生する青い花弁が特徴の花。茎や花弁には若干だが毒があり、森の生物も口にすることはない。
見つかった新しいアイテムはこの4つだ。この他にペクト×9、ジェイル×6、蜘蛛の糸×3、蜘蛛の牙×1、森猿の皮×2、エルラントの実×1、ドラーの実×3、野生猪の肢肉×5、野生猪の皮×6、野生猪の三枚肉×1、薬草×12というラインナップだ。まさに重量ぎりぎりの探索、というか途中で携帯食料と水を消費してなかったら重量オーバーになるところだった。
解決の為になるべく早い時期にもっと容量の大きい鞄を手に入れる必要が出てきてしまったな。……冒険を重ねるとなぜだかどんどん出費の予定だけ増えていく。とはいえ急いでも先立つものがないのだから仕方がない。気を取り直してログの確認をすることにした。
≪隠密スキルがLv6になりました≫
≪植物知識がLv3になりました≫
≪スタイルの確立により新たなスキル歩法の取得が可能になりました。必要な技能ポイントは1Pです≫
≪気配察知スキルがLv3になりました≫
≪スタイルの確立により新たなスキル跳躍の取得が可能になりました。必要な技能ポイントは1Pです≫
≪集中スキルがLv3になりました≫
スキルレベルが大量に上がっていることを喜ぶべきか、スキルが二つも生えたことを驚くべきか。嬉しいのは確かだけど、新スキルは果たして何がトリガーになっていたのだろう。まあどうせ技能ポイントは0だし、そっちは今は置いといて次は換金だ。
今回は互いに時間がないこともあり、俺がそれぞれの店を回って換金していくことになった。前回のエルラントの実はやはり無理しすぎたらしく今回は650リールで、ボア肉は最近ボア狩りが手頃になりつつあるらしく肢肉が30リール、三枚肉が100リール、皮が130リールと少し値段が下がっているらしい。まあその辺のバランスはアイラがとってくれてると信頼していることもあり、買い取ってくれればありがたいくらいだ。
今回新しく見つけたアイテムはほとんどが食材でも武器防具の素材でもない。そこで錦からのアドバイスを受けて冒険ギルドへの持ち込みとなった。ああ、これまで薬草とか食べる物以外は採りすぎたら最後は捨ててたよ。よく考えれば冒険者ギルドで買取もやってるのって当たり前なのにな。チュートリアルは大切にしよう。てことで占めて3560リールを追加して6220リール、初の5000越えとなった。この調子でいけばマスケットだって夢じゃない。




