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短編集:語らい  作者: 睦月芽楼
7/13

レッツ!森林浴!~俺は一人でゆっくりしたい~(その1)

※この作品は以下の症状を作者が発症しています※

・登場キャラ数増加

・初期の路線なぞなかった

・脈絡の無い急展開

今日はストーカー2名(夢魔さんと天使さん)はいない!

なぜなら、家の中に閉じ込めてきたからだ!

久しぶりの休暇で、ゆっくり癒されてやろうかと思い家を出る。



自宅から電車を乗り継いで1時間と少し行ったところに、無名の山がある。


正しくは何らかの名前があるはずなのだが、周辺住民も知らず、観光ガイドにも乗らず。

おまけに某巨大企業の提供する地球地図にも名前が載っていない。

探せば見つけられるのだろうか分からないような名前は無いものとして、俺はここを無名の山と心の中で呼んでいる。

今日は森林浴でもするつもりだった。

だった。


誰と無く人の歩いた形跡から外れ、道の無い場所へ分け入る。

思い思いに腕を伸ばした草木を小さなナイフで切り払う。

蜘蛛の巣を枝で払い、足元を這う蛇を避け、おそらく何年も人の入っていない場所へと進んでいく。

石の少ない比較的平らな場所の草を刈り、ブルーシートを敷いて寝転ぶ。

空はほとんど見えず、昼の燦々とした太陽は暗がりに隠されていた。


まるで実家の裏山を思い出すような懐かしい気分と、心地よい風に煽られ眠気が強くなる。


“途中に蛇がいたけど……大丈夫かな――”


そう思考するころには意識は宙に浮いて、気づけば眠ってしまっていた。




   頭が痛い

    足が軋む

     顔にざらざらしたものが押し付けられている

      手が動かない、縛られている?


――――――――!!!



意識が急激にクリアになって、目覚めの余韻を味わうまもなく頭がフル回転を始めた。

重力を感じる、どうやら逆さづりにされているらしい。

顔に蛇が這っている。さほど大きくないがこの模様は毒蛇だったと思う。

腕が動かない。何か粘着質の白いもので体を簀巻きにされている。

顔を持ち上げ足のほうを見る。太い木のつるが足を絡めとり俺を宙に持ち上げているらしい。


これはただ事じゃない。何がどうしてこんなことになった?

ちょっとばかし森林破壊したような気がしなくも無いが、いたずらにしては度が過ぎてないか?


思考はクリアだが、体は一刻も早く手足に血を送れと騒いでいる。

このままでは思考も泥のように融けてしまうだろう。

誰か、何かと助けを呼ぶことを思いつくがここは獣すら道を作らぬ山奥。

観光シーズンでもないこの時期、人が通りがかることは無い。

(それを知っていて森林浴に来ている。)


しかし、だからこそ敏感に感じ取れるものがある。

それは3方からこちらを覗う《気配》


詐欺師が相手を選ぶような。賭博師が親を選ぶような。検事が被告を問い詰めるような。

明らかに【黒】だと、言い換えれば敵だと決め付けるような気配が3つ。


これは助けにならない。

気配の主が至極一般的な人間であるなら俺を助けてくれるだろう。(楽観視)

意識がなくなる前に、採用したくなかった方法を実行することにした。




――守護してくれるんなら今助けてくれ 神の御使いさんよ――

   「ご希望と有らば。主より光の加護あれ!」


つづく?

(最近文字数が増えてきてなぁ

なぜか文字数が増える・・・

今回は何文字になるのだろうか・・・

4000文字くらいにおさまるといいなー

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