ぼくたちのせんそう
ぼくたちは、ひみつを共有する仲間。
けっして裏切ってはいけない。
あの日、あの時がおきるまでは、ぼくたちは、ふつうに学校に行き
ふつうのなかがよい仲間だった。
ぼくらのリーダーてきそんざいの、大月れんか。
正義感の強い子だ。
そして、それをささえる、かみきゆ みこ。
れんかとは、おさななじみで、ゆいいつ、れんかが心をひらく者。
そして、しみく まな、おみずや とおや、あべ まこ………など。
この五人が中心となり、ぼくたちあわせて、10人動いているのだ。
でも、ほんとは11人であった。
なぜかを、おはなししましょう。
ぼくら、11人は、みんなであそんでいた。
「れいか、なにするか、きーめてね。」
「うーん、リレーなどはどうか?」
「いいね~。さんせ~!」
「じゃあ、ぱっぱとならんで!」
「よーいどん!」
ダダダダッダッ
「ハアハアハアハア」
「だいじょうぶ?かぜな」
「うん、今日はちょっと調子悪いみたいだ。」
かぜな………この子が、この話の鍵になっている少女。
そして、
「もう、時間だ。帰ろうぜ~」
「あたしらもバイバイ」
「またね~」
帰り道
「かぜな、なにかあった?」
「いいや………」
れいかとかぜなは、同じ帰り道なのだ。
「もしかして、みこのはしりにみとれたみたいな~。」
「そんなわけないでしょ!」
まさかこのあと、こんな事態になることは、誰も想像できなかったでしょう。
ただ一人をのぞいて………