表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
記喪転我意 (きそうてんがい)―Lost Memory―  作者: Spumante Rock


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/49

26話  筋肉痛の図書館

いつも読んでいただきありがとうございます。

今日は、美織が筋肉痛になってしまうお話し、

スケートって、普段使わない筋肉を使うからなのか、

足がぱんぱんになりますよね…



いつものように愛を真ん中にして座り

愛は谷本と話しながら図書館に向かう。


谷本は朝から美織がいつもの様に笑っていない事が少し気になっていた。 


時折り辛そうな表情を浮かべる。


愛との会話中に、視線が何回か美織に向けられた事に愛は気が付いていた。


図書館前の駅に到着した時、

美織が立ち上がろうとした時、足の痛みで立ち上がるのが辛そうな姿を見て、

谷本が手を差し出した。


美織が「ありがとう、」と、手を借りた。


愛は少し寂しそうに、電車のドアに映る2人を見つめていた。


電車を降りて、図書館までの道のり

美織のペースに合わせて歩いた。


愛は「お姉ちゃん大丈夫?」

心配そうに声を掛けた。


「ごめんね、、足が筋肉痛で痛くて…」

美織は謝った。


「そんなの仕方ないよ。」と谷本が優しく答えた。

愛はそれを聞いて、

美織の手を握って、隣りを歩いた。


「お姉ちゃんごめんね、そんなに痛いとは思わなかったよ。。」反省するように言った。


「大丈夫、ただの筋肉痛だから…」

愛は美織を見て

「なんで筋肉痛になったの?」と、聞いてきた。


美織は、一瞬答えを考えた、

「昨日、友達とアイススケートに行ったから…」


愛は不思議そうな顔をして、

「アイススケートか〜、私も行ってみたい!」


美織はこうなる事は、予測していたが、

しばらくは無理だと身体が物語っていた。


愛は谷本に向かって

「寸くん、今度アイススケート行きたい。連れて行って〜」と、谷本におねだりした。


「そうだね、また今度行こうか。」

そう答えて、

図書館の入口を入った。

「愛ちゃん、図書館は静かに過ごす場所だから、私語は控えめにね、」と、谷本は人差し指を口に当て微笑んだ。


愛もそれを見て、

人差し指を唇に当てて見せた。


美織は参考書類を持って来て、勉強を始めていた。


谷本は、愛の読みたい漫画を探し何冊か一緒に選んで席に着いた。

谷本は愛が漫画を読んでる姿を絵に描いて過ごしていた。


しばらくすると、美織に話しかける人物

「美織!」

美織が振り向くと、朝比奈高校の同級生

生田由依いくた ゆいだった。


「由依ちゃん!」

美織は驚いて席を立ち上がり、

谷本と愛の方を一瞬見ると、

由依の手を引いてエントランスに向かった。


「由依ちゃんなんで、図書館に居るのよ」

「なんでって、美織も勉強しに来たんでしょ?

一緒だよ、ウチは部屋狭いし空気悪くて…」


「由依ちゃん1人?」


「そりぁ、勉強するのに友達連れてきてもね〜」

「美織は1人じゃないの?」


美織は少し困った表情で、

「妹と、、、友達が、」小さな声で答えた。


「へぇ〜、そうなんだ、紹介してよ仲良くするからさ。」軽い…そう由依ちゃんはいつも軽い。


まあ、隠した所でこの状況は

もう誤魔化せそうにないから、

由依には正直に話そうと思った。


「紹介するから、ちょっと待ってて」

「一緒に行くよ、挨拶くらい大丈夫でしょ」


美織は首を横に振って、

「いや、連れて来るよ。男の子だから」


「えー!!美織!いつの間に彼氏なんか作ったのよ!」エントランスに由依の声が響いた。

「ちょっと!静かにしてよ!!

だから、連れて来るって言ったの!

友達だから!そこは注意して!」


「ハイハイ…友達ね。」

由依は、焦る美織を見て笑った。


美織は図書室にいる2人に声を掛けに戻ると、

「谷本くん、愛、ゴメンなんだけど…

高校の友達に会ってしまって、

2人を紹介しろって言うの。」


「良いかなぁ?」


「僕は構わないよ。」


「私も別にいいんだけど…男?」と、

愛が聞いた。


美織が

「違っ…!」大きくなりかかった声を止めた。


「女の子だよ、部活動の友達」

そう言って2人をエントランスに連れて行った。


エントランスにでると、

首からヘッドフォンを掛けた

1人の女の子が立っていた。


「同じ部活の、生田由依さん」

と、美織が軽く紹介した。


今度は由依に向かって、

「私の妹のあい

と、

「中学の同級生で、

谷本たにもと すんくん」

と紹介した。


生田由依が

「生田由依っていいます。

由依ゆいって呼んでください、」

「いつも美織さんと仲良くさせてもらっています。宜しくね〜」と、自己紹介すると。


「愛ちゃん、宜しくね」と、

しゃがんで目を合わせた。


「谷本くんも宜しく」

由依は、見かけは子供っぽいが

服装がパンクスタイルで、

美織と同じ進学校に通っている

雰囲気ではなかった。


由依が3人に

「ねえ、お昼たべた?

図書館のカフェランチ一緒しない?

せっかく会ったんだし少し話さない?」

と、3人を誘った。


美織は愛と谷本を見て

返事を迷っていると、


谷本が由依に、

「そうだね、もうお昼過ぎてるし

行ってみようか愛ちゃん」

「うん!!」


美織は「そーなるよね…」と、つぶやいた。

その時、忘れていた美織の筋肉痛がふくらはぎを刺激した。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


引き続き次回もお楽しみ、いただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ