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記喪転我意 (きそうてんがい)―Lost Memory―  作者: Spumante Rock


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23/50

23話  初めてのデート

いつも読んでいただきありがとうございます。

今日は初めて、美織と2人で出かける日。 

午前10時に駅前で待ち合わせ。


谷本は10分前に駅に着いて、美織を待っていた。

「先輩!」後ろから呼ばれて振り返ると、

江藤しのぶ が立っていた。

「しのぶちゃん、何?待ち合わせ?」


「先輩こそ、待ち合わせですか?」

「イヤ、そうだけど、」

「どっちなんですか?」と、笑った。


「誰が来るか見届けてから、帰ろっと!」

「ひょっとして、マネージャーさん?」


「イヤ違うよ、」

「そうなんだー、デザイン科の方?」


そんな会話をしていると、

美織が現れた。

「おはよう…」谷本としのぶは一緒に

振り返って美織を見た。

「伊東さん、おはよう。」


「じゃあね、しのぶちゃん」

と、手を振って美織と改札に入って行った。


美織はしのぶの顔を見て、

スケッチブックに描いてあった子だと、

すぐに気がついたが、それ以上の行動は取れなかった。


谷本は電車に乗って、

座席に座ると、今日の計画を美織に話した。

「今日は行きたい所が、2箇所あって、

いいかな?」


美織は駅前にいた女の子のことを、

聞きたかったけど、

どんな風に思われるかわからないから、

場の空気を悪くしないよう我慢した。


「どこに行きたいの?」

美織が聞くと、谷本は

「今から、まずはスケートに行こう!」


「スケートか〜やったこと無いけど大丈夫かな?」

美織が不安そうに言うと、

「大丈夫!僕もやったこと無いから」


谷本なりに、いろいろ調べたみたで、

スケートで身体を動かして、

お昼は、前から美織を連れて行きたかった、

パンケーキのお店。


午後は、美織の行きたかい所を聞く。

それが、谷本の考えたデートコースだった。


電車の中で、美織の絵が完成したから

明日、持って行くからと教えてくれた。


「今日は荷物になるし、絵の具が乾いてなかったから持って来なかったけど、明日は明日家まで迎えに行くつもりだから、持っていくよ」


嬉しそうに話す谷本をみているウチに、

駅前で谷本と話していた、女の子の事は

忘れてしまっていた、


「まさか徹夜じゃないでしょうね?!」

美織が聞くと、

「大丈夫だよ、1日くらい」

と、微笑んだ。


「徹夜するなって言ったのに、大丈夫?」


「全然大丈夫だよ。」

「午後からは、伊東さんの行きたい所行こうよ」

「行きたい所か…?」

美織は少し考えて、「図書館かな、」


谷本は「いいよ、図書館行こうか」


谷本はあまり図書館に行った事が無かった。

美織は頷いて、

「私ね、小さい頃から本が好きで毎日本を読んでいたの、小学校や中学校の図書館にもホントお世話になった。」


谷本はあまり、本を読む習慣がなかった。

「へー、僕は活字が苦手で苦手意識もあるけど、何よりも、読めない漢字があると意味がわからなくなっちゃって、調べてるウチに読まなくなるだよねー」

美織は

「私も読めない漢字あるよ、でも私は読めない漢字は飛ばして先を読んでしまう、以外と前後の話しから、こんな感じ…で、読んでしまうの。」


「小説って難しい漢字が多いでしょ、

でも、言葉を繋げていくと感情が理解できたりして楽しくなって、読んでしまう。」


谷本は少し美織の事が、わかってきたような気がした、

「伊東さんのおすすめあったら、僕に貸してよ」

美織は微笑み

「うん、考えて置くね。」


電車を降りて、二人はスケートリンクに来た。

谷本がカバンの中から、手袋を美織に渡した。


「あっ、ありがとう、」

不思議そうに谷本を見る


「スケートする時、つけなきゃダメなんだって!

ネットで調べたんだ」


「そうなんだ、」

そのあと、靴を借りてリンク横のベンチで、

靴を履き替えた、


「なんか凄くない?これで滑るって楽しそう」

谷本はテンションが上がっていた。


「何かね、ペンギンみたいにハの字に靴を構えて、滑るんだって。」


谷本はネットで調べた情報を、

丁寧に美織に説明していた。

谷本は初めてにしては、

氷の上を自由に移動できた。


転びそうになる、美織の手を支えた。

「大丈夫?」

伊東の手を取り、リンクを周る。


少しずつ滑れるようになってきた頃


気が付けば、手を繋ぎリンクを1周する事ができるようになっていた。


氷の冷たさが、足先を冷やすが

美織と繋いだ手は、血流を早くして熱くなっていた。


楽しい時間は、あっという間に過ぎて

気づけば、2時間近くが経過していた、


「そろそろ、パンケーキ食べに行こうか?」

美織は少し汗をかいていた、

「うん」そう言ってリンクを降りた。


スケートリンクを出て、

調べていたパンケーキ屋さんに行く道で、

谷本は美織の手を握って歩き出した。


美織は繋いだ手を、軽く握り返し

「谷本くん、相談って何?」

ここまで読んでいただきありがとうございました。


引き続き次回もお楽しみ、いただけると幸いです。

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