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記喪転我意 (きそうてんがい)―Lost Memory―  作者: Spumante Rock


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22話  恋心と好感

いつも読んでいただきありがとうございます。

バレー部の練習を見ながら、 

荒木は小学生の愛と、

いろいろ話しをしていた。


愛ちゃんは、谷本の中学時代の同級生の妹。


姉は朝比奈高校に通っている事。


姉は彼女ではないが、今年の春に出会い。

一緒に水族館に行ったり、

家に遊びに行ったりした事。


荒木は思った、

それはかなりの確率で恋仲に発展するのではないか、愛ちゃんが谷本を好きな事を、

お姉さんは知ってるはずだから、

現状維持を保ってるんだろうと察しはついた。


「愛ちゃんは谷本のどんな所が好きなの?」

「うーん、顔と絵が上手い所、あと優しい」


荒木は頷いて、

「そうなんだよ、私も同じだよ、

でも、谷本は誰にでも優しいんだよ、

だから勘違いしちゃう女の子多いんだよね、」


「あいつの彼女になったら苦労すると思うよ」


小学生の愛は荒木を見て

「好きな人にしか優しくない人は、

好きだから優しいだけで、優しい人じゃないんじゃない?」


「確かに…」そう言って、

谷本の方を見て微笑んだ。


練習が終わり、谷本が愛を迎えに来た。


「愛ちゃん着替えて来るから、もう少し待ってね」

「荒木もありがとう!ホント助かったよ」

そう言って、急いで部室に向かった。


愛は谷本の背中を見ながら、

隣りに居た荒木に言った。

「愛ちゃんさんも、優しいと思うよ。

知らない私に声かけてくれたし、

こんな時間まで付き合ってくれたから。」


「ありがとう、そう言ってもらえて嬉しいよ。」


二人はニッコリ笑った。


谷本が着替えを終えて来た

「ずいぶん仲が良いね。」


二人の愛が頷いた。

「通じるものが合ってね。」


それから学校を出て、駅前で荒木と分かれた。


家までの道のり、

谷本と愛は手を繋いで歩いていた。

「今日はどうしたの?」


愛は少し不機嫌な顔をして、

「なんで連絡してこないの?」


谷本は、

「まだお姉ちゃんの絵がまだ描けてなくて、

連絡出来なかったんだ」

「お姉ちゃん怒ってるの?」


「お姉ちゃんは関係ないよ、私が怒ってる。」


「なんで愛ちゃんが怒るの?」

「そりぁ怒るでしょ、2週間以上連絡しないなんて、、」

谷本は小学生の女の子が、どのくらいの精神年齢なのか、記憶が無い分新鮮な感覚だった。


自分が藤田鮎子からラブレターをもらったのが、中学2年だったかと思うと、

女の子の精神年齢は高く、男子はいつまで経っても幼いんだな…と、実感していた。


愛が自分に好意を持ってくれているのはわかるし、否定も肯定も出来ない。


少ない記憶の中から、同じ失敗は繰り返さないようにしよう。


藤田が言っていた、良い思い出を積み重ねていこう、愛ちゃんの熱も時間と共に落ち着いて来るだろ。


そう言い聞かせて、

愛ちゃんを宥めながら送り届けた。


美織の家に着くと、美織とお母さんが出てきて

愛ちゃんを注意した後、お礼を言われた。


久しぶりに会う美織は、少し髪の毛が伸びて

大人びて見えた。

「久しぶり!ごめん、まだ絵が描けて無くて…」


美織は申し訳なさそうに、

「いいよ無理しなくて、いつでも大丈夫だから」


「今日は愛が迷惑掛けたね、ごめんねー」

「全然大丈夫、問題無いよ」


「それよりウチの学校、明日からテスト週間なんだ、伊東さん所もそろそろ中間テストあるの?」


「うん、うちは来週からだよ」

「伊東さん今週の土日、どちらでもいいから遊びに行かない?」


「愛も一緒がいい?」

「愛ちゃん1人に出来ないから、もちろん一緒で問題無いよ。」


「それが、今週土曜日は愛は授業参観で学校なんだよ、」

「そうか、、伊東さんが父兄として行くの?」

「流石にそれは無いよ、その日はお母さんがお店休んで行ってくれる」


「じゃあ、土曜日は二人で遊びに行かない?」


「少し相談もあって、2人がいいから…

それで、

日曜日は愛ちゃんと3人でどっか行こうよ」


美織は頷いた。


ここまで読んでいただきありがとうございました。


引き続き次回もお楽しみ、いただけると幸いです。

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