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記喪転我意 (きそうてんがい)―Lost Memory―  作者: Spumante Rock


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13/53

第13話  朝焼けと夕焼け

朝焼けと夕焼けは、

同じ一日の中にありながら、

まったく違う表情を見せます。

始まりの色と、終わりの色。

期待と余韻。

その狭間で、人の気持ちは静かに揺れ動く。

この話は、

一日の終わりと始まりが重なる中で、

少しずつ確かになっていく想いのお話です。

ゴールデンウィーク2日目は、

あっという間に終わった。


に2人を家まで送り届けて、帰路に着いた。


その夜

スケッチブックを眺めながら、

1日を振り返っていた。


「そう言えば、写真撮るの忘れた…」

せっかく1日一緒にいたのに、

失敗したなと、反省していた。


その時

美織からLINEが送られてきた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は一日ありがとう

愛も楽しかったみたいです、

起きてからは、谷本くんの話しばかり

愛も友達が皆んな家族旅行やイベントだったから寂しかったんだと思う。

私と2人で、楽しいのかなぁ?って、

不安だったから、

谷本くんが一緒に来てくれて助かりました。

ホントありがとうね

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、写真が1枚

「俺と愛ちゃんの写真、」だ、

いつの間に撮ったんだろ?

そうか、ちゃんと写真撮ってたんだ、

と、笑顔になった。


そして返信を返した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらこそありがとう

とても楽しい一日だったよ

また、一緒に遊びに行きたいな

また、誘っていい?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すぐにでも誘いたい気持ちを抑えた

精一杯の返信だった。


人物クロッキー 80枚を超えて

課題の100枚が見えて来ていた。

ゴールデンウィーク2日目にして、

すでにゴールが見えている。


余裕があるなんて、初めてだな…

部屋の棚から、貼りキャンパスを取り出して

イーゼルに乗せた。


スケッチブックを開き、貼りキャンパスに下書きを始める、

真剣な表情でキャンパスに向かって描き続けていると、、


カーテンから朝日が差し初めていた、

明方、布団に倒れ込んで目が覚めてのは、

ゴールデンウィーク3日目の夕方だった。


3日目の朝、

谷本のLINEに、美織から

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は何してますか?

愛が谷本くんに会いたいんだって

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

目が覚めた時、LINEを見て焦る谷本

赤い夕日が目に痛かった。


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

第13話では、

「一緒に過ごした時間」がどれほど心に残るものなのかを描きました。

写真に残った笑顔、

LINEに込められた言葉、

そして眠ってしまうほど夢中になった夜。

谷本にとっては、絵と同じくらい、

この一日が大切な“記録”になったはずです。

一方で美織にとっても、

谷本という存在が

「誰かに説明しなくても大切な人」へと

静かに変わり始めています。

朝焼けと夕焼けの間に流れた時間は、

確実に二人を次の景色へと運んでいきます。

次話では、

待つ時間と、踏み出す勇気が

物語を動かしていきます。

引き続き、

よろしくお願いいたします。


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