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ハイビスカスを君に
東の空がオレンジ色の朝焼けに染まる頃
赤いハイビスカスの花びらから露が落ち
海は群青に輝いて朝の訪れを告げている
あなたは白い渚に立ち夢見るような瞳で
朝日を見ながら海風に髪をなびかせてる
僕は愛する人に近づきハイビスカスの花
をその豊かな髪に挿しながら静かに笑う
かりゆしのワンピースを着て砂浜に佇む
美しいあなたの微笑に僕は心を奪われる
見上げる君の唇に僕はそっとキスをする
愛しさに胸を震わせ君を強く抱きしめた
あなたがいれば もう何も要らない
あなたがそばに いてくれたら
僕はただ それだけでいい