私は統合失調症です。
突然だが私は統合失調症である。
統合失調症とは精神疾患で人によって症状が大きく異なる。
私の場合、不穏、妄想、幻聴、幻覚である。
更に言うなら幻聴で聞いたことから妄想して想像し、ありえない状態を現実と区別が出来なくなりその妄想を信じて暴れたりするのである。
症状が悪化している間は、現実と妄想の区別がつかないため、酷く精神を消耗し、やがて心が折れることになる。
私の場合、一度折れてしまってからは回復に向かうが、回復するまでは何一つどうでもいい、自分の回復だけが目的となる。
その間の私は、統合失調症の陰性症状である感情の平板化により、悲しみと優しさを失って生活をしていた。
詳しく言うなら、悲しいことが起きても興味がなく、自分の都合だけを優先し、誰かに頼るのではなく誰かを使うというような感じである。
それは以前の自分とはまるで違う、悲しい生き方をしなければならない。
けれども病気は回復する。
ちゃんと医師を信じて、薬の服用を守り。
周りの助けを受け入れていけば、必ず回復していくものだと感じている。
私自身がそうであったからだ。
医師の指示を全て聞けているわけではない
家事をするようにと言われているが、
洗濯物をたたむ、皿洗いした皿を拭くぐらいしか行えていない
ただそのことは医師にも伝えてあり、そこからの医師の指示には従っていく所存だ。
今はおおめにみてもらっていると思う。
回復し人の心を取り戻せた頃、私は一度再発している。
調子に乗って、多くをこなそうとしたからだ。
再発のせいで、薬の用量は増え、前駆期とも言える不安や不穏がすぐに発症してしまうようになってしまった。
だが幸いすぐに入院したおかげで、人の心を失わずにすんだ。
今は再発しないように、前駆期の症状をコントロールしようとしている。
辛く書けばどこまでも辛く酷く書けるが、よく書こうと思えば、それなりによく書くことも出来る。そんな精神をこの病気のおかげで手に入れた。
全てが悪いわけじゃない。
受け取り方で良くも悪くも転がるのだと感じている。
私の話が病で今もなお苦しんでいる人たちに伝わると嬉しい。
病気は回復する、ちゃんと医師を信じ、服薬を守ればだ。
頑張って欲しい。応援している。
皆様が幸せを見つける一助となりますように。