マクギリス領、揺れる
「あなたっ!!あなたっっ!!!!」
カナタ・マクギリスの悲鳴にならない悲鳴でリオンは目を覚ました。
「どうした?!カナタ?!何かあったのか??」
「あなたっっ!!イージスが、イージスが!!」
「うん?イージスがどうかしたのか??!!」
「イージスがどこにもいないの!!」
「なんだと!!本当か?!どこにもいないのか?!」
「ええっ、朝起きたらベットがもぬけの殻で・・・窓が割れていて、部屋も荒らされた後があるの。お義父さんにもお伝えして皆で探しているのだけど、、、」
「窓ガラスが割れている?!何故気がつかなかったんだ!!クソっ!!国境警備隊に連絡だ!!あと、村の者にも息子をみなかったか確認を急げ!!」
「ええ!!分かったわ!!」
リオンと話して少し冷静さを取り戻したカナタが足早に寝室を出ていった。
「クソっ!!誰が俺の息子を拐いやがったんだ!!見つけたらただじゃすまさねぇぞ!!必ず見つけだしてやる!!」
そう言ってリオンも足早に寝室を出ていくのであった。
1週間経っても全くイージスの行方は分からなかったが、唯一の手掛かりとして怪しい行商人一行が祭りの時期に村に入り込んでいた。との情報をなんとか掴んだ。ただ、それ以上の情報はいつになってもでてこなかった・・・・・・・・
イージス主観が難しい。