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序章
剣戟と怒号が鳴り響く。
兵士達の悲鳴や魔族の断末魔。最早両軍泥沼の戦争へとなりはてていた。最早どちらも何のために戦っているのか、ただ目の前の敵を倒すことだけを目的とし幾千幾万もの被害を出しながらただただ終わりの見えない戦いを続けていた。
そんな中、そこだけまるで誰も踏み入れてはならない空間のようにしんと鎮まりかえっている場所があった。
「もはやここまで追い詰められるとは、勇者よ!」
「ようやく、、、ようやくこの長かった戦いも終わる。これが最期の一撃だ!!くらえ魔王グリムガル!!」
お互いもう既に満身創痍で次の一撃で最期だと感じていた。勇者は聖剣エクスカリバーを高々と振り上げ上段から一気に振り下ろす。
対する魔王は、袈裟のように構えた魔鎌デスサイズを一瞬の遅れもなく振り上げる。
そして、2つの斬撃が重なった時、それは起きた。
突然2人を中心に光が全てを包み込んでいく。
そして、世界に平和が訪れた。
ただの自分が読みたいものを書いている。