四話~基礎って大事~
俺は、国王とかに金は、頼んだけど奴隷のことは、話してなかったのだ。すごく驚かれた。その時横でアリアが震えていたのが可愛く国王と会う機会なんてなかったのだろう。「どうしてだ!」と大声で叫ばれたので説明した。
「すぐにグレイチャー家の領地を調査せよ!」
「あと、一つたのみがあるのですが」
「何じゃ金は、これ以上出せんぞ。」
「アリアのお母さんの罪を軽くして欲しいんです。お父さんから暴力だって受けていたんです。」
「それに脱税のことだって止めていたんです!だけど……」
「わかった。だが、牢獄には、入ってもらうことになるそれでも言いな?」
「「はい!」」
俺達は、国王との謁見が終わったあと飛んで喜んだ!
今日は、待ちに待った魔法と剣など戦闘訓練!テスト期間で戦闘訓練はしていなかったのだ。やっぱ異世界の定番だよね~
「今から戦闘訓練を始める!気を付け、礼!」
「「「よろしくお願いします!」」」
「では、早速たつき様以外は、剣をとり始めろ」
といかにも体育会系の三十代くらいのおじさんが言った。
「たつき様は、基本を教えますからそれからやりましょう」
「分かりました。でも……」
「なんです?」
「様は、やめません?」
「これは、失礼!なら他の生徒同様呼び捨てでいいですかな?」
「はい。構いません。あとお名前聞いてもよろしいですか?」
「ガウス・サクスです」
「分かりましたガウス先生」
「では、始めましょうか」
この先生、教えるのがすごくうまくてすらすら頭に入る。さすが国内最難関の学校教師!あとこれは、記憶力増強のスキルも役に立っているっぽい。このスキルは、脳の容量を最大十五倍まで増やすことができるみたい。
次は、魔法の授業だ。担当の先生は、さっきの授業同様でガウス先生みたい。っていうかこの人魔法が本業で剣術とかの近接戦闘は、趣味でやっるらしい。逆だろ!
「これから魔法科の授業を始める!気を付け、礼!」
「「「よろしくお願いします!」」」
「今日は、二週間ぶりの授業だから基礎の説明から始める。まず、魔力は、生まれつき持っている人、持っていない人で別れる。人は、五分の一の確率で魔力を持っていると言われている。そして魔力を体から出して実体化する技術を魔法と言う。そして、実体化するものは、人によって得意不得意がある。今日は、初めての人もいるからな。適性検査をする。なので各自水晶を班ごとで持ってきて試せ」
俺は、アリアとコアとこっちに来て、始めてできた男友達のアウス。アウスは、ものすごい美形で優しく、侯爵家のお坊ちゃんだ。こんな彼にも欠点があって、こいつ……バカなのだ。だからアリアと俺とアウスで良く勉強している。
「じゃあ、水晶持ってきて検査しよっか」
とアウスが言う。
「じゃあ俺持ってくるよ」
「ありがとー、たつき」
「アリアさんたつき様は、勇者なのですよ?」
コアがアリアのラフな感じを注意する。
「わかってますって~」
アリアは、俺の奴隷になったので今は、城で暮らしている。だからコアとも暮らしていることになるのだ。
「じゃあ検査始めますか!」
「はーい」