二話~学校ってどこも同じ~
「たつき!行くわよ!」
「はーい!」
今日から学校だ!
学校について
「今日から皆さんと一緒に授業を受けることになりました。葉山たつき君です。」
「今日からよろしくお願いします。スキルは、複数保有しています。遅れをとらないように頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。」
「今日は、特別に一時間目は、勇者様への質問タイムにします。」
そういって先生が手を叩くと
「たつき様は、どんなスキルをお持ちで?」
「好みの女性は?」
「前の世界では、どんなことを?」
「あはは~」
質問の嵐に俺は、適当に流す。
「あの娘……」
俺は、窓側の席で座って本を見ているメガネの娘をみて質問する。
「あの娘は?」
「ああ、あの娘は、成績も家系もひどくて先月、貴族位を下ろされたそうですの」
貴族位とは、騎士爵、男爵、子爵、伯爵、侯爵、辺境伯、公爵、王族の位のことらしい。
俺は、少し気になったことがある
十日後
入学してから数日たった。いろいろ教えてもらったりしていたから困ることは、まずなかった。だけど、思ったことがある。それは……勉強すべてのレベルが低い!歴史とか覚えるのめんどくさそうだな~と思っていたけどそうでもなかった。だって絵本の内容と同じくらいの情報量なんだもん!歳は、皆の方が少しだけ年上だけど普通に中学二年生やっていた俺からすると少し簡単すぎる!数学なんてかけ算だからね!
そして今日は、前世?で言う期末テストだ。パーティーとかもあってあまり勉強できてないけど国内で最難関の学校らしいし少し心配だ。
でも、そんな心配いらなかった。はじめてとったかもオール満点。
ここの学年は、前世?で言う中学三年生らしいが、
「たつき様勉強もできるテストのですね!さすが勇者様ですわ!」
「ありがとう。もともと勉強してたからね」
正直なんて答えたら言いかわかんない。他の人は、もっとできるから威張れないし。
「たつき!」
「あ、今行くよー」
今、俺のことを呼んだのは、窓側に座っていたメガネの娘。どうして呼ばれたかと言うと
入学初日の放課後□■□■□■□■□■□■□■□■
俺は気になったことがあった。それと言うのは、この世界にメガネがあることだ。考えすぎかもしれないがどうしてあるのか少し気になったので聞いてみることにした。
「ねぇ、君その顔につけてるやつ何て言うの?」
メガネだと伝わらない可能性があったため顔につけてるやつといった。そうすると、
「これは、めかねよ。高級品でなかなか手に入らないんだから。」
惜しい!
「へぇすごいね。」
「何をするための道具か聞かないの?」
俺は、前世?の知識で大体分かっていたから聞き忘れてしまった。
「あー前いた世界に同じようなものがあって名前もそっくりだったから」
隠す必要もないので普通に説明した。
「もしかしたらこれ前勇者様が広めたものなのかしらね」
「そうかも。さっきは、なに読んでたの?」
「教科書よ。私どうしても勉強が苦手で……」
真面目だな~。そういえば前世?にもいたな~勉強してるのにできてない人
「へぇどこが苦手なの?」
「三桁の計算ができなくて」
三桁の掛け算を見せながらいった。正直小三レベルだから結構簡単にできる。
「ここはね、百十二×六四だから百十二を……」
それから一時間ほど教えていた。
「今日は、ありがとう。すごく助かったわ。」
夕焼けに当てられて、メガネで隠れていた目が良く見えた。目は、大きく茶色の髪が夕焼けにあてられて輝いている。
「そういえば名前まだ聞いてなかったよね」
「アリアよ!それで、もしよかったら明日も教えてくれない?」
「うん!いいよ!」
俺は、そう言い微笑んだ
時間は戻って□■□■□■□■□■□■□■□
「たつき!テスト、学年で五十六位!前までは二百人中二百位位だったのに!ありがとう!いっていなかったけど退学寸前だったのよ、私」
危なかったな~と思いながら
「全然、アリアが頑張っていたからだよ!」
俺達は、このテスト期間毎日図書室でがんばってたんだ。
俺はというと、アリアのお陰でこの世界の常識や他の勇者のことを知ることができた。
まず能力について、これは俺が一番気になっていたことだ。まず特有スキルを持っている人事態珍しく、最低レベルのE級スキルでさえ持っていれば優遇されるらしい。そして、Sなんかは、この世界生まれで持っている人は、まずいないと。だからB級を8個持っていて驚かれたのだ。
他の勇者は、ギウラ帝国、アウギリス神清国、コスモ公国、サギリス竜国。
に、飛ばされたらしい。ギウラ帝国が長谷川、アウギリス神聖国が金井、コスモ公国が池崎、サギリス竜国がちひろらしく、トナリア王国は、自由主義の国なので公国以外とは、あまり仲良くないらしい。逆に公国とは、すごく仲良く今度公国とのパーティーがあってそこでは、池崎も来て、会えるみたいだ。
それから、数日後
俺は、いつもどうりアリアと勉強するために、図書室へ向かっていると廊下でアリアがなにやら女生徒に囲まれているのを見つけた。