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こんなはずじゃなかったのに!~魔勇者ってなんだよ!~  作者: へろへろお化け
一章~本当の始まり~
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九話~獣じゃないの?①~

   

どうしてこうなった?


五分前


俺は、魔方陣をチョークのような(魔力を通すことで、も字を書くことができる)

ものでも字を書いていった。

「わーきれー」

とアリアの声が聞こえてきたので後ろを向くと水色の子龍が空を飛んでいた。そんなことを思っていると、その子龍が俺に飛び付いてきた。

「すみません……」

「大丈夫大丈夫。ていうかこの子龍は、コアが?」

「ええ。少しやんちゃみたいで」

「魔力は、コアのだから似るはずなのにね。」

コアの魔力を元に作っている召喚獣なので属性や性格が似るはずなのだ。

「どうしてでしょう。」

「ミスアに似たのかもね。」

「そうかもしれません。」

そんな雑談をしてると


「見んなどいてー」


後ろからすごい声をあげたアリアと緑色の鷹のような鳥が突っ込んできた。その鳥は、そこそこ大きく、何よりむちゃくちゃ速い。

俺は、コアの手を引っ張って避けた。

「ごめんコア。怪我ない?」

「大丈夫ですがアリアに嫉妬されてしまいますよ?」

「咄嗟に引っ張っちゃっただけだよ!いきなり飛び出してきたの!」

と雑談をしているとアリアの鳥が俺の頭にのってきた。

「……召喚獣と召喚師は、似るのですね。」

「……うう」

と三人で話していると

「たつきは、まだやんないの?」

アウスが後ろから話しかけたので振り返りながら


「ああ。もうやる……」


とそこには、赤い龍を肩に乗せたアウスがいた。

「被ってんじゃねーか!」

と俺の言葉をせえぎってアウスが言う。

「今年一番の災難ですわ。」

「龍って珍しいし、優秀だから自慢しにきたのに何でお前と被るんだよ!」


とアウスは、少しどうよりしている。ここ大事。アウスは!


「まぁまぁ。いいじゃんいいじゃん」

「そんなことねーよ!分かるかこの気持ち!優秀なのに「お前もか」って思われる気持ちが!」

「そんな優秀なんだ。」

「うん。そうみたい。学年に一人いるか、いないかくらい。」

やっぱりアウスは、頭以外は完璧な男なのを一緒に行動していて忘れていた。

そんなことを考えているとほかのクラスメイトも次々と召喚していった。

「たつきは、召喚しないの?」


「今するよ」


そういって俺は、さっき渡された紙をチョーク?で写していった。

「じゃあいくよ」

「「「うん」」」

前の魔力の件があるからかみんな少し緊張している。

今思えばここからだったのかもしれない。俺の物語は……

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