七話~気まずい~
文字数すごく少ないです
すみません
私は、勇者の奴隷アリア。と言っても奴隷らしいことは、一つもやっていない。肩書き上だけだ。だけど今、その勇者と少し気まずい感じになっている。いつもは、放課後図書館で勉強をしているのだけど今日は、たつきが「国王に呼ばれた」と言い訳していたがたぶん嘘だろう。なので、コアに図書館で教えてもらっている。
「ここは、分母を合わせるために……」
「あーそういうことか!ありがとー」
「では、勉強も終わったことですし話してくださいません?」
「何が?……」
私は、目線を横に反らしながら言った。
「朝食の時のあなたたちを見ていればわかりますわ。それにいつもは、たつきさんのところへ行くじゃないですか」
「うっ。そんなに分かりやすかった?」
「はい。それもすごく。」
私も少し聞いてもらいたいと思っていたので昨日のことを素直に話した。
「そんなことが……あなた方は、相思相愛かと思っていました。」
「正直私も思ってた……」
「とりあえず、いつも通りに接して見ては、いかがです?あちらも今みたいな関係を望んでいるわけでは、ないと思いますよ?」
「そう思って頑張ったんだけど……無理でした。顔を見るのも恥ずかしくて……」
「そうですか……では、この際はっきり言ってみては、いかがです?」
「でも壊れちゃったらって思うと……」
「あなた方の関係は、そんな簡単に変わってしまうものでもないでしょうか?」
コアが少し、しんみりとした感じで
「はっきり言わないままでは、今のような感じが続くだけですよ」
「わかった」
私は、覚悟を決めてたつきのところへ向かった。
「私ももっとはっきり行動にだした方がいいのでしょうか?」
とアリアが去ったあとにコアが呟いた。
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「アウス~どうしたらいいかな~?」
「アリアのこと?」
最近のアウスは、完全に俺に対してタメ語だ。
「うんってか何で分かったん?」
俺は、教えてないのに理解していたのに驚いて変な語尾を咄嗟に使ってしまった。
「見ていれば分かるよ」
「マジかよ……」
「どうすれば言いかな~?」
「ちゃんと話してみれば?」
「やっぱりそれが一番だよね。じゃあ、俺頑張るわ!」