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こんなはずじゃなかったのに!~魔勇者ってなんだよ!~  作者: へろへろお化け
現実との別れ~
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プロローグ~いじめられっ子の物語~

初投稿です!

今後いろいろだしていこうと思っています!

人気が出るよう頑張ります!

 皆さんはこの世界に平等があるとおもいますか?。

 俺は断言出来る。

 そんなものは……ない!


 例えば容姿!先生扱い!等々数え切れないほど、不平等は存在している。


 そう俺が感じた理由の一つは、小さな部屋の中ですら上下関係が存在している。

見下される者、

見下す者または僕は関係がありませんと目をそらす者。


 それらの者たちは種族ごと違うのである!


 同じ種族であるならこんなに違うわけがないのだ。

人間以外の動物たちは基本的に行動が同じだったり、変わっていると言っても少し人見知りをしたり少し元気だったりする程度である。


 でも今、その話は置いておこう。

 話は変わるが、誰もが新しい色恋に憧れ、友達と楽しみにし、みんなで力を合わせる文化祭や合唱コンクールこれ等は、とても楽しい思い出でありいい経験である……



           だが!!!!



 そんなことはない種族(グループ)がニ種族(グループ)ほどいる。

 一つは陰キャ。

 明るく楽しそうな陽キャについていけないもしくはおいてかれるヲタクやガリ勉たちである。

 そしてもう一つは……いじめられっ子である。

 そう。俺こと葉山(はやま)素人(そと)中学二年生はいじめられている。

 毎日毎日飽きないのか?ってくらいサンドバッグにされる。

 いちゃもんつけては殴られてお昼になれば購買で飯を買ってこいと自腹で買い出しにいかされる。

そして今も

「おまえちゃんと歌えよ!」

ドーンと勢いよく俺の胸を押した。

今押したのは、長谷川俊夫。何かといちゃもんをつけては手を出してくる。

そしてこいつ中学生にありがちのいきってるやつだ……

正直すごく見ていて痛々しい。なんだか見ているとにやけが止まらなくなる。

しかもそんなにかっこよくない……せいぜい顔面偏差値35くらいだ。

俺は申し訳なさそうに軽く頭を下げながら

「ごめんなさい…」

と呟いた。正直歌わなかったというより、歌えなかったなのだ。

なぜそうなったかと言うと昨日の合唱コンクールの練習中全然声が出ていないといちゃもんををつけられ、男子トイレにつれていかれいじめっ子たちが「声が出ていない」と思ったら殴っていくと言う練習(いじめ)で喉がつぶれてしまい、声が出なかったというのが正しいのだ……だが長谷川は喉がつぶれているのを知ってやっている。なので言い訳をしても状況は変わらない。こいつらは、ただストレス発散をしたいだけである……

「気持ち悪いな!しゃべんな!」

 意味がわからん……歌えと言ったりしゃべんなと言ったり

 ドン!

「うっ!」

 腹に一発。

「しゃべんなっつんてんだろ!」

今殴ってきたのは、金井正人

身長150cmくらいの小さいやつで金井は、一応小学校がおんなじで特別仲がわるかったわけではない。

中学二年生でクラスが同じになってから、急にいじめてきたのだ。

「やめなよ!練習中だよ!」

今、僕の前に立って守ってくれているのは、部活が同じで優しく責任感がある

池崎(いけざき)理央(りお)だ。人形のような丸い目にすらっとした体型でとてもかわいい!

池崎は、クラスでも一番モテている。当たり前だ。

そんなかわいい池崎を前にいじめっ子たちも……

「こいつが歌わねーのが悪いんだよ!」

なんも変わらん。ていうか、さっきよりも殴るのが強くなった気がする。

原始時代から男は女に強さをアピールするため、大きな動物を狩って自分の強さをアピールしていたと言う。簡単に言えばこいつらの脳は原始人並みである。

「ちょっと男子!」

 この言葉合唱コンクールの定番である。

「あんた達も偉そうなこと言って全く歌ってないじゃない!」

「俺達はいいんだよ」

「何がよ」

「陽キャだし」

「「「は?」」」

 後ろでなにも口を出さなかったクラスメイトもさすがにここでは口を出した。

 こいつらの中の理屈は一ミリも理解できない。こいつらの中では陽キャは何をしても許される神か何かなのだろうか?

「はー何をいっているの?そんな馬鹿なはな……」

『キーンコーンカーンコーン』

「じゃ!俺ら帰るわ!」

「ちょっと待ち……」

 池崎の話を遮ってバックをもって出ていった。

「皆ごめんね。練習時間なくしちゃって。」

「大丈夫よ。というか悪いのはあいつらなんだし理央ちゃんが謝ることないわ。」

「ありがとー」

 救ってもらっていうのもなんだけど、薄っぺらいな。

「俺のせいで……ごめん。」

 一応しっかり謝っとかないとな。そう思い軽く頭を下げながらみんなに謝った。

「だから素人のせいでもないから。」

「そうそう。素人は被害者なんだよ?」

「それに素人はもっと強気に出ていいと思うよ?」

「うん。これから気を付けるね。」

「というか先生いつ帰ってくるんだろうね。」

 先生か…………

「じゃあ今日はもう切り上げて帰ろっか。」

 池崎がクラスメイトの話を遮って終わらせようとする。

「終わった~」

「このあとどうする?」

 クラスメイトのたわいもない会話が始まる。

「じゃあ素人部活行こ?遅れるよ?」

「うん」

 俺と池崎は一緒に部室に向かった。

「今日の合唱練習の事だけどさ」

「うん」

「別に素人を責めるつもりはないよ?でももう少し反抗してもいいんじゃない?」

 また始まった。

「うん。少し反抗してみるよ。そういえばさ今日って部活のメニューなんだっけ?」

「えっとたしか……」



 そんなめんどくさい合唱練習も終わり、次は部活の練習だ。部活は、吹奏楽部で打楽器パートをしている。クラスとは、ちがくて、案外楽しくやっている。

 一週間ほど前に三年生が引退して俺は今パートリーダーをやっている。なぜか全然しっかりしてないし、頼りにならない俺がパートの人に推薦され、誰もやりたい人がいなかったから仕方なくやっいる。

 そんなことを考えているとまたもや後ろからドーン!(本日二度め!)


「素人セーン輩!」


 今背中をおもっきし押してきたやつは、ひとつしたの後輩、小山(おやま)(さとし)だ(男)こいつは、うるさくて俺をなめきっている。(どうせならかわいい女の子に後ろから叩いてほしかった)


 こいつのことは幼馴染みで小さい頃からよく知っていて、自分で言うのもなんだが結構仲はいい。だが同じ部活である以上、上下関係はしっかりしようというのが部活の方針なので敬語くらいしっかりしなくてはならない。(中学生から始まる独特のあれである。)いつもそう言っているのだが小山は「六歳の頃から知り合いなんですよ?今さら礼儀なんていらないでしょう?」というのが小山の言い分らしい。分からなくはない。というか俺もそう思う。


「小山か~驚かせんなよ。てか先輩押すなよ。」

「何ですか?ふりですか?」

「小山~」

 小山の後ろから一人の女の子が低めの声で呼ぶ。

「ひっ!ちひろ先輩!」

「ほんと最近なめすぎだから気を付けなさい。あんたいろんな人に目つけられてるんだから。」

「気を付けます……」(とぼとぼ)


 あとでジュース奢ってやろ。

 小山がいなくなったのを確認してから俺は、


「ちひろありがとー俺が言ってもいかないから困ってたんだよね~」

「いいよいいよこのくらい、幼馴染みでしょ?」


 今、間に入ってきてくれた子は、斎藤ちひろ。こいつも優しく、幼稚園の時からのいわゆる幼なじみだ。身長は、小さくおれとは、頭一個分くらい差がある。髪は長くツインテール、見ていると小学生を見てる感覚になれていつも癒されている。


 しかし、性格は真面目で決まり事とかはしっかりと守るタイプだ。

 そんな真面目なちひろだが、一つ気にいらないことがある。それは……小6の時金井と付き合っていたことである!なんであんなやつとこんなにかわいいちひろが!と思っている。

だが、俺にその辺りのことを口に出す権利はないため特になにも聞いていない。


二時間後


 練習は終わりミーティング前になりミーティングまで皆自由な感じで話している。そんなとき池崎が

「今日一緒に帰らない?」

とさそってきた。

「りょーかい。他誰か誘う?」

「いや出来れば二人がいいな。」

 まさかこの感じは……告白!とでもいうと思っていたのか馬鹿め!

 たぶんいじめのことだろう。

「ねー理央ちゃん!今日一緒に帰ろ?」

とちひろが後ろからいってきたのだ!

「え?あ、うん。いいよ……」

「ついでに素人もー」

「ついでってなんだよ!まぁいいよー」

と答えた。


小山とちひろと池崎と俺で帰っている。なぜ小山も一緒にいるかというとかわいい子二人といじめられっ子一人だと全く釣り合いがとれず周りから変な目で見られるためである。そのため俺が小山のことを誘ったのだ。そんな平和な時間を過ごしていると後ろから大嫌いな声が聞こえてきた。


「よーたつき!お前と帰ってくれるやついたんだな!お前らもそんなやつと帰んない方がいいぞ~!」

金井と長谷川である服装が体操着なのでこいつらも部活帰りだろう。嫌みったらしくいってくる。その言葉にムカついたであろうちひろが

「こんな人たちおいて行こ?」

と手を引っ張りながらいってくれた。ちひろは、俺がクラスの愚痴を言う度心配してくれる。「男なのに守られてどうする」と言う人がいるかもしれない。だけどおれにそんなことを言われても仕方ない。悪いのはこんな俺を作り上げたこの世界だ。


そのときだった



俺たちの人生を大きく変える出来事が起きたのは、、、



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