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病みあがり   作者: 亀山亀男
7/10

仮出所。

10月20日19時〜10月22日22時。


仮出所、まとめて巨大な1日でした。


借金抱えて病んで10kg増して期間工に行く。


この晒し芸を各地でそれぞれにやりすぎて、全く何も思わなくなったのだが、それをはたまた武勇伝のようにキャバクラ嬢に語っていたと酔いが覚めたあと教えてもらった時はどこまでいってもダメ人間はダメ人間なのだと再認識。


毎度最大限に失敗して最大限に泣いて関わる人に励まされ元気を出してまた失敗へと進む。


これが嫌じゃなくて上手にこの性格と付き合っていきたい。


期間工に行ったって、どこに行ったって、何をしようがこれが自分でこういう人なのだ諦める訳ではなく手を取り合っていけたらいいなと思う。




秋葉原でたまたま人力車の先輩に会った。


先輩とはよく遊びに行き、抜群にセンスがいい彼は沢山のことを教えてくれた。身の回りのこと、食事、服、丁寧なライフスタイルはとても魅力的で人力車に乗りに来るリピーターもとても多かった。


先輩が4年前くらいに人力車を辞めてからは疎遠になり、ちょこちょこSNSでやりとりしたりするくらいだった。


センスが良いので、芸能関係の知り合いも多く、とても魅力的な姿に少し劣等感もあった。


そんな彼は、当時良くない悪い噂が職場内で噂されていた。


よく気にかけてくれ、凹んでいる時や、元気なさそうな時はちょこちょこ連絡が来ていたが、そんな噂も聞いていたので自発的に会いたいとは思わずにいたそんな最中たまたま街で会った、秋葉原。


立ち話をし、それぞれこれから会う人に会い、また夜合流することに。



予想通りのオシャレなアパートにオシャレな部屋、隅々まで洗練された感覚に少し違和感を覚えながらも率直にセンスがめちゃくちゃ良くて素晴らしいなと思った。


オシャレなスピーカーでオシャレな音楽を流し、音が層になって聴こえてくる感覚があるんだ、と教えてくれた。


そのまま酔っ払っていたのでソファで寝て、朝目が覚める。


昨日と同じようにオシャレなスピーカーから流れるオシャレな音楽でチルアウト。


朝ごはんのモチモチの食パンの器は美しく、それに彩りを加える栗ジャム、ラズベリージャム等、手作りジャム感のある青山のファーマーズマーケットで売っていそうな質の良いもの。


その合間合間で交わされる薄い会話。


全くもって楽しくなく、元気がなくなってくる。



昼から人力車の元同僚で親友のパワフル元気が出るやつとの合流が決まっていたので急かす急かす。


3人で下北沢でカレー。


先輩は仕事でバイバイしそこから親友と2人。


彼とは大学からも一緒で、同じく夢を追って上京し、人力車の仕事も一緒にやっていた。そんな彼といると超絶元気が出るし、なによりもしっかりと向き合って会話してくれる。



音楽、ご飯、ファッションどれだけ外的要因でアプローチされても全く響かず、なんで今までも先輩とは積極的に会って来なかったんだろうなというよくわからない感覚が今回明確に目で見え、感じれた。全く信用できない。


どれだけどん底にいようが彼とは未来の明るい会話ができ、常にチャレンジ精神旺盛に事を進めていけるような会話に自然となる。


今回会いたかった人全員に会え、その会話が出来る人、出来ない人、この状態だからこそすごく顕著に見えた。


幸運にも自分の周りには前者が多い。


久々に群馬からの仮出所はお酒も飲み過ぎて、身体が疲れた。


不健康な状態と2日を長い1日とまとめるには今回は力不足で文章に力が込めれない。今日はエネルギー不足。


気持ちよく表現するための準備として健康と集中力が必要と再確認。


明日からまた刑期が始まりますので、しっかりと心身共に整えます。


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