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病みあがり   作者: 亀山亀男
5/10

稲荷 3P

8時起床。朝風呂。



寮のお風呂はビジネスホテルの大浴場みたいな感じで、いつだって綺麗だし、グーンと目一杯足伸ばせて、人で混み混みな訳でもないので大満足。



朝カレー、220円。昨日から食堂の二択三択ルールが不慣れのため失敗して昼夜朝とカレー。



部屋に戻り流石に部屋が汚すぎたので掃除。


ネット環境はないがテレビはある。


これまで東京生活7年の中でテレビのあった暮らしというのはあまりなく、観るのは好きだが、ネットがあるし必要ないと思っていた。


起きて何気なくテレビをつけてニュースがダラダラと流れていて、その中でぼーっとしながら今日なにしようかなと積極的に外に出る何かを考えていた。


これがネットだと観たいものを観るからトイレに行く時ですら止めて、これだけに集中しないといけないので、気付けば昼過ぎになって、あ、これも観たいと、夕方になり、1日中 部屋にいることも多かった東京時代。



太田市図書館に来ました。


東京だとコーヒーとスイーツで800円くらいしそうなスペース空間。Wi-Fiあり。


部屋でネット契約しようと思っていたが、やはり病棟に籠るのは良くないのでやめておこう。



最果タヒさんの本、ことばの恐竜。



ことばが好きでWEB日記から始め今は詩を書いたりことばを使った仕事をしているそう。



思えば自分もことばで褒められたことが多かった。


人力車夫時代に銀座ユニクロとのキャンペーンの仕事があり、自分の人力車夫姿の写真に添えることばのキャッチコピー何かない?と聞かれ、そうですねえ、「銀座まで?お安い御用!」と軽く答えたことばがそのままポスターになり全国のユニクロに飾られた。



写真がメインのインスタグラムで日記を書けばたくさんの人から文章が好きとコメントが来た。



テラスハウス、あいのり、バチェラー、をよく観ていることをバカにされることがあるが、何気ない人たちの会話が時に美しく、長く見守っていると不思議と愛おしくもなる。結果を求めて観ている訳ではなく、そこに流れる過程を楽しみ、ことばを集めているのかもしれないなと思った。



20代ほとんどを俳優になろう俳優になろうと焦って空回りし、好きだったはずのものが嫌になり手放した。



今回はそうしたくはないし、自分が形にしてみたいなと思うことをあったかく見守りながらゆっくり育んでいきたいなと思う。



読書後の運動。太田市無料レンタサイクル。



たまに女性が無人島で生きていけるような人が好きというが、もちろん表面的なサバイバル能力も魅力的だが、現代的なサバイバル能力というのは何もないように思われるところから自分を色々な手段を使って色んな場所に身体を連れていける能力でもあるのではないかと思う。



とはいいつつも変に節約生活を気にしすぎて後半失速。



寮の食堂が明日明後日休みで自炊も禁止なので、心を蝕む不健康な食事を避けながらヘルシーライフに奮闘します。

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