焦日
中学二年生の柊花は、夏休みの終わりにある夢を見た。猫を追って入った洞穴の先にあった、花畑。そして、そこにいた優しそうな銀髪の少年。きらりと光る牙。冷たい目をした、銀髪の少女。それは、今の今まで忘れていた、小さい頃の記憶であった。その日の夕方、妹の葵が帰ってこないと母が言う。一抹の不安を覚えた柊花は、記憶をたどり、洞穴の先にあるオタタイ山へと向かう。
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