6/18
大アルカナ:II.The High Priestess (ハイプリステス、女教皇)-1
彼女の姿は聖母マリアのようであり、また女神イシス(ハトホル)のようである。
頭上に牡牛の頭の冠があり、その角と角の間には太陽が、足元には三日月が輝いている。
そして胸には、大きなケルト十字を持っており、手にはトーラー(教義と秘儀、そして世界の真理)の記された物を持っている。
しかし、トーラーの一部はマントで隠されていてすべてを見ることは出来ない。
彼女はソロモン神殿の白(J)と黒(B)の柱の間に座っている。そして彼女の背後にある神殿への入口はナツメヤシとザクロの刺繍のベールで覆われてる。
※補足:パメラ氏デザインではナツメヤシとザクロが生命の樹のように描かれている。
※補足解釈:JとBの柱はソロモン神殿のヤキン(Jachin)とボアズ(Boaz)と呼ばれる柱で、これには単に2本の柱と言う意味ではなく、神殿全体を支える棟持柱という意味が込められているのかもしれない。「ヤキン(確立)とボアズ(力)」で「強固に建てる」という意味となり、門にあったというこの2柱はきっとこの建物の強固さを表すティルス石工職人の秘密なのだ。