ネメアスといっしょ
「おら、行くぞ。しっかりついてこい、気い抜くと死ぬぞ?」
「行かなきゃダメか…?」
「い い か ら 来い」
「はい…」
どうも國臣です
今ネメアスに連れられてヴァキリア火山に来ています
はっきり言ってここはやばい
なんせここで一番弱い敵が獄炎蜥蜴っていうんだがこれがムラマサとジリルの二人がかりでようやく倒せるくらいだ
どう考えてもレベルが違う
でも一番おかしいのはネメアスだ
「いつ来てもここは暖かくていいなあ!」
こんなことを言いながら裸足で溶岩を渡り
「邪魔だ蜥蜴!」
とか言いながら素手で炎竜を瞬殺する
こいつは人類なのだろうか
自分よりでかい竜を殴り飛ばせるやつを人類とは呼ばんだろう
「おい國臣!、死んでないか?」
「大丈夫だ。今のところは」
8/10
体力は熱で減ってるけどな
「すみません殿…。力不足です…」
「ごめんねダーリン…」
「いや、良いんだ。お前らこそ絶対に致命傷は負わないでくれよ」
「「殿 (ダーリン)」」
すごいキラキラした目で見ないでくれ
これは俺の保身なんだから
「それにしてもネメアス、どうしていきなりこんな場所に俺を連れてきたんだ?」
「お前に会わせたいものがあってな」
「会わせたいもの?何だそれは」
「まあ、待て。じきにわかる」
何だよ。教えてくれても良いだろうに
「言ったそばから見えてきたぞ!。あれがお前に合わせたいもの【不動の遺産】だ」
ネメアスが指さした先にはなんか錆びまくった塊があった
「何だあれ?」
「わからん!」
「はあ?」
「あれはずっと前からあそこにあったみたいでな…。お前なら何かわかるんじゃないかと思って連れてきたんだ」
「何でわかると思ったんだよ!」
「勘だ!」
ダメだこいつ何も考えてない
ん?ちょっと待てよ。
「ネメアスあれって触って良いのか?」
「別に構わんが熱いぞ?」
「どれくらい?」
「ほれっ!」
ネメアスが手近にあった石を投げると触れた瞬間に蒸発した
「熱すぎだろ…」
「だから手出しできんのだ」
でも、何もわからんしなあ
どうしたものか
一応威圧してみるか?
「ネメアス、これから威圧を使う。多分色んなもんが寄せられてくるから守ってくれ」
「任せとけ」
じゃ、やりますか
【蛮勇誇る夢幻の騎士】
神造巨兵の支配に失敗
紅巨竜の支配に失敗
白炎精霊の支配に失敗
支配に失敗したため紅巨竜と白炎精霊が敵対します
神造巨兵は破損のため行動不可
あ、これはやばいやつだ
「ネメアス!、逃げるぞ!」
「まあ待て久しぶりの大物だ。遊ばせろ」
ネメアスはやる気満々だし
まずいなあ
うわ〜
めちゃくちゃでかいドラゴンと白く輝く人型がこっちに来たしこれは死んだか?
「はっはっは!!、クニオミ見とけ俺がこいつらを蹂躙するのを【大力無双】」
俺は信じられないものを見た
腕の一振りで巨竜が四肢を失い
咆哮で精霊の攻撃を打ち消す
まさしく蹂躙というに相応しい暴力の化身
ネメアスという暴力を俺は目の当たりにした
「すげえ…」
こんな奴らの集まりに俺は所属したのか…
紅巨竜が瀕死になりました。強制支配しますか?
白炎精霊が瀕死になりました。強制支配しますか?
こいつらには俺の糧になってもらおう
強制支配
「ん?何だあ?、いきなり動かなくなったぞ。クニオミ!なんかしたか?」
「ああ!、そいつらは俺の支配下に置いた」
「ほう…!、こいつらはこの火山の主なんだぞ?やるな!」
紅巨竜の強制支配には【他力本願の極み】の修練度が足りません
白炎精霊の強制支配には【他力本願の極み】の修練度が足りません
よって紅巨竜は【紅竜大太刀】
白炎精霊は【白炎玉】と変化します
ありゃ、さすがに従えることはできなかったか…
「おお!、なんだいきなりこいつらが武器に変わったぞ。どうなってんだ!?」
「支配下に置ききれなかったんだ。力不足だったようだ」
「そうか…まあ良いだろう」
紅巨竜と白炎精霊の魂の残滓が神造巨兵に吸収され神造巨兵が再起動しました
支配しますか?
おいおい
「ネメアス!、そこの錆の塊が動き出すぞ!
」
「お!、遊び足りなかったとこだ。ちょうど良い!」
錆の塊だった神造巨兵はその錆を落とすと
黄金に輝くその体を俺たちの前に晒した
しかし、一向に動く気配がない
「おいクニオミ!、動かねえじゃねえか!」
どういうことだ…
神造巨兵が起動主を主に設定しました
神造巨兵が支配下に入ります
おお!!
まさかの幸運!
ここに来て幸運値の高さが活きた!
「【他力本願の極み】、対象神造巨兵」
神造巨兵の体が光り輝く
数瞬後その場所に軍服を着た女性が立っていた
「これが人の体でありますか…。」