表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神殺しの英雄譚  作者: 漆原 黒野
第1章 旅立ち編
6/32

第5話 串焼きとマップの機能

本当に遅くなってしまいすいませんでした‼︎

いや~これからの内容は頭にあるんですけどそれを文章で表そうと思うとなかなか形にならなくてここまで遅くなってしまいました。

ですがこの作品はこれからも続けて行くのでどうか遅くなってしまっても見捨てないで下さいお願いします!

 



 ジュウージュウー

 大通りを歩いていたらそんな音とともに美味しそうな匂いが香ってきた。自然と匂い先に視線を向けてみたら40代くらいのおっちゃんが肉を串で刺した焼き鳥みたいな食べ物を売っていた。

 少し気になり肉を焼いてるおっちゃんの露店まで歩いていきおっちゃんに話しかけてみた。


「なぁ、おっちゃんこれ何の肉?」

「いらっしゃい! これはチキンバードっていう肉を焼いて店自慢のたれをつけた食べ物だぜ! 一本どうだい!」


(うわぁーチキンバードって名前からして食べられるためにあるような感じじゃん。てか、見た感じ鶏っぽいな、つまりこれは元の世界で言う所の鶏でこっちではチキンバードって言うのか。やっぱ元の世界と名称が違う感じか。そのうち絶対ぼろが出るよな。気お付けよ)


「なるほどな。ちなみに一本いくら?」

「一本8コルだぜ!」

「じゃあ2本買うから15コルにしてくれ」

「まいど!」


 そう言って秋人は王様から貰った銀貨を1枚をポケットからだしておっちゃんに手渡しおっちゃんは銀貨を受け取りレジみたいなところに入れてからおつりの大銅貨9枚、銅貨8枚、鉄貨5枚をだして秋人に手渡してきた。秋人はそれを受け取りポケットにしまってから、先ほど注文した焼き鳥みたいな物を受け取った。


 ちなみにこの世界のお金の単位はコルと言う。1コルは日本円で大体10円くらいのものだ。そのため1本8コルと言うのは日本円では80円になる。


 えーとお金の価値を説明するとこんな感じだ。



 鉄貸・・・・1コル・・・10円

 銅貸・・・・10コル・・・100円

 大銅貸・・・100コル・・・1000円

 銀貸・・・・1000コル・・・1万

 大銀貸・・・1万コル・・・10万

 金貸・・・・10万コル・・・100万

 白金貸・・・100万コル・・・1000万

 魔金貸・・・1000万コル・・・1億



 と、なる。

 まぁ、白金貨以上はでかい商談か国同士ぐらいしか使わないけどな。

 豆知識・・・白金貨、魔金貨にはそれぞれ特殊な魔力が込められているため偽造や複製は不可能なんだって。(byナビ)

 そして秋人は王宮から出る時に王様から大銀貨3枚と銀貨10枚を貰っている。つまり秋人は日本円にして40万円を貰っていることになる。

 大体日本円を10で割った物がコルになると考えればわかりやすいだろ。


(てか150円の代物を買うのに1万円で払うとか俺アホかよ。ごめんよおっちゃん)


 余談だが銀貨5枚あれば大人の1人が一か月ぐらいは生きていけるお金だ。だがここで間違ってはいけないのが生きていける”だけ”ということだ。つまり宿に泊まり飯を食うだけしか出来ないのである。酒を飲んだらり娯楽に使うお金はないのだ。まぁ、言うてこの世界にそこまで娯楽はないのだが。余談終了


 早速買った串焼きみたいな物を食べるとするか。

 他の客の邪魔にならないようにすぐ隣に移り、まずは一口。


「あ~ん、もぐもぐゴックン。結構美味いなこれ」


 そんな感想が出た。そんな感想をすぐ近くで聞いていたおっちゃんが自慢着に言ってきた。


「だろ! うちの物は美味いだろ!!」

「あぁ、焼き加減もいいし歯ごたえもしっかりしていて美味い。何よりこのたれがすごくいいな」

「あぁ! うちの自慢のたれだからな!!」


 そして秋人はもう一口岸焼を食べた。


(うん。美味い。だけど日本で食べたやつの方が美味かったんだけどな。まぁ、普通に美味いから良いんだけどな)


 そう言って秋人は残りの串焼きを食べ始めた。






 さて串焼きも食べ終わったことだしそろそろ移動するか。移動するって言ってもどこに行くか。あ、そうだ。次の街に行く馬車がいつ出るか聞いとこう。まぁ、ナビに聞けばすぐわかるんだけどね。こいうのは気分が大事だから。


(次の街は確かナビに教えて貰ったのはシュトリアの街だったよな)


「なぁ、おっちゃんシュトリアの街に行く馬車っていつ出るの?」

「あん、坊主シュトリアの街に行くのか? シュトリアの街には1日に1度馬車が出てるぞ」


 ふーん。じゃぁ明日にでもここを出られるわけか。まぁ、ここを出られたからといって無事に次の街にいけるかは別だけどな。


「なるほどな。ちなみに馬車に乗るにはどうしたらいいんだ?」

「坊主そんな事も知らねえのか? 馬車に乗るには事前に産業ギルドに行って予約するんだよ。それか当日に行って少し多めにお金渡せば乗れるぜ。あとは商人に言って乗せてもらうかだな。こっちはあんま期待しないほうがいいけどな」

「ちなみに産業ギルドはどこにあるんだ?」

「この大通りをまっすぐに進んで行けばあるぜ。見た目は一言で言うならでかくて人がいっぱいいるところだ。多分見れば一発でわかるはずだ」


(一言じゃなくね?)


 そこは気にしてはいけないため黙っておくとしよう。


「そうなのか? ありがとおっちゃん。情報量として串焼き2本追加で」

「まいど!」


 そう言って秋人は先ほどのおつりで細かいのが出来たためぴったり15コルを取り出しおっちゃんに渡すことができた。おっちゃんはお金を受け取ったらこんなことを言ってきた。


「やっぱお前も2本買って15コルにするんだな!」

「ん? それってどいうこと?」

「いやな、1本8コルだろ。それで客は2本買って1コル負けてもらうように言ってくる。そうすると客は1コル安くなり俺は2本買ってもらえるというわけだ!」

「なるほどな、いい商売してんなおっちゃん」

「だろ!」


 そう言って秋人に胸を張ってくるおっちゃん。


「ありがとな。おっちゃん」

「まいど!」


 そう言って秋人は串焼き2本を受け取り産業ギルドに向かいながら食べるのであった。



 向かうついでにこれからどうするかを考えるか。

 秋人は右上にある透明で決して視界の邪魔にならないようになっているマップ機能の地図を見た。そこには秋人を中心として大体30メートルほどの地図が映っている。

 あ、余談だけどこれを見ているのは俺であってナビが見ているのは最大の地図だから。俺がそんなの見たら頭が逝かれるから。そもそも、そんなでかい地図を見たら俺の近くに何があるのかもわかんなくなるから。それに俺が見てなくてもなんかあったらナビが言ってくれるから安心なんだよね。余談終了

 このマップにはいろいろな機能がついてる。例えば、検索機能とかがある。この機能は自分が探しているものを検索するとそれがどこにあるのかわかるのだ。


 例・・・武器屋と検索すると武器を売っている店がマップに表示される。さらにここに珍しい武器と入れると武器屋の中から珍しい武器が売っている店がマップ上に表示される。ほかにもこのマップにはいろいろな機能がついている。まぁ、その説明はまた今度にするとして今大事なのはこの機能の1つとして敵、味方などを色分けしてくれるという機能があることだ。


 簡単に色分けするとこんな感じだ。


 大きな矢印⇒自分・仲間

 緑の丸⇒味方

 青の丸⇒中立

 赤の丸⇒敵

 黄の丸⇒魔物

 白の丸⇒死体


 まぁ、こんな感じになる。

 そして地図には秋人のことを示す矢印から見つからないように建物の影や人に紛れて追ってくる2つの赤色の丸が城を出たあたりからつけているのだった。


(まぁ、普通に考えて城から追い出した奴をそのままってことはないだろうね)


 あ、ちなみに追ってきている2人は隠密やら気配遮断などのスキルを使って後をつけているみたいだ。


(いや~マップって便利だね。相手がスキルを使っていてもちゃんと表示されるから)


 と、秋人は気楽な感じだった。まぁ、事実城から追い出された時点でこうなることをある程度予想できていたので別に驚くような事じゃないからな。


 そんなことを考えていたら昨日の食事が終わった後の事を思い出したのだった。




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 そして時を少し遡り昨日の夕食が終わり国王が話があるということでしばらく食堂で待って居た。

 そして俺が部屋に戻ろうとしてメイドに止められて席に戻ってきて約15分くらい経ったころに国王が食堂に入ってきてこんなことを言ってきた。

 まぁ、その間はリア充どもが横でうるさくしてて迷惑だったけどな


「勇者達よ少し我の話しを聞いてくれ」


 そう言って国王はみんなが見えるとこまで行きそこで食堂全体を見まわしてから話しだした。


「勇者達よこれからのことを少し話させてくれ。まず、明日以降しばらくの間は魔王討伐のための戦闘訓練をしてもらいそれと一緒にこの世界の常識や歴史などのことについて勉強してもらうことになる。訓練はそれなりに厳しくさせてもらい一刻も早く力をつけてもらいたい。そしてある程度実力と常識が身につけられたら次に実践訓練をしてもらう。もちろん我が兵たちと一緒にだ。実戦訓練はこの王都の近くにあるダンジョンに入ってもらうことになる。そこで自分達がどれくらい戦えるか実戦で確かめてみてほしい。さらにそこでレベルを上げていきステータスアップもしてもらいたい。そしてダンジョンと言っても初心者用なため危険はなくさらに不測の事態になったとしても我が兵たちが命に代えても勇者達を守って見せよう!」


 国王はここにきて早々にそんな事を言ってきた。

 そしてこのセリフを聞いて秋人が一番最初に思ったことは……


(よくこんな長ったらしいセリフを噛まずに言えるな)


 そんな感想が出た。

 だってそうだろ。少しぐらい噛みそうなもんだぞ。

 よくラノベやアニメで長ったらしセリフを一度も噛まずに言えるなんて普通無理だぞ。それに台本も見ないでここまですらすら出てくるとか正直尊敬するわ。俺には無理だな。


 まぁ、馬鹿な考えがここまでにして、ちゃんと評価すると結構まともなこと言ってるな。

 簡単に言えば、常識や力をつけてから実践、まぁ、ありきたりだが理にかなっている。まぁ、一国の王なんだからそんぐらい言えるよな。


(それにしてもダンジョンか。ラノベとかだとダンジョンに行ったら何か異変があったり故意に殺されそうになったりするんだよな。まぁ、テンプレだな。実際そんなことあるわけないと思うけど。ん? なんか視線を感じる?)


 なんか国王の奴こっち見てなんか笑ってるみたいな気がするんだが気のせいか?

 気のせいだよな。こんなザコの俺なんかあの爺が気にしないよな。

 いや、むしろその逆か?


 国王が何を見ているのか気になったため視線の先をしっかり見て見るとそこには俺の隣に座るリア充どもを見ていた。

 なるほどな。俺じゃなくてリア充どもを見てたわけか。そりゃそうだろうな俺なんかを気にするはずがないよなあの爺が。































 と、思っていた時期が俺にもありましたよ。


 今国王と数人の文官らしきものたちと露見の間みたいなところに居る。てか、ここ見たことあるぞ?いつ来たっけこんなところ?まぁ、わかんないからいっか。


 あの食事で国王の説明が終わった後、解散になり各自の部屋に戻っていった。そして秋人も自分の部屋に戻ろうとした時にまたもやメイドに止められ、国王が話があると言われここまで案内されて来てみたらここに居た、と言うわけ。


 まぁ、それはともかく何で俺がここに居るかはまだ俺も知らないけど大体予想はついてる。俺が思ってる通りなら王城から追い出されるか殺されるかの2つのはずだ(注意:オタク知識です)。多分。それともこんな使えない俺を奴隷にでもする気か?そうなったらどうやって逃げよう?

 それとも俺の思っているほど嫌な奴じゃないのかもな。

 まぁ、それは今からわかることだろうな。

 てか行動早いな俺はあと2、3日ぐらい後かと思ってたよ。




次にいつ投稿ができるかわかりませんがこれからもよろしくお願いします。

誤字•脱字などがあれば是非教えてください。

感想などもあれば是非お願いします。自分の励みになりますので。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ