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神殺しの英雄譚  作者: 漆原 黒野
第1章 旅立ち編
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第3話 秋人の力とナビ

 



 場所は変わって王城の個部屋の中にいる。

 なぜかって、それは全員のステータスを見終わったら国王がこんなことを言ったからである。


「皆の衆こたびの勇者召喚で疲れたであろう。そのためこちらで1人1部屋を用意したから存分に休んでくれ。部屋にはメイドが案内する。何か困ったことがあればメイドに言うといい」


 と、こんな感じで国王が言って広間から出てきてメイドに案内されてこの部屋に案内されて今の状況になるわけだ。


(さてこれからどうしようか?)


 そんな事を考えていたが今はやっぱりステータスを確認しといた方が良いだろうな。

 そして秋人は”ステータスを確認”したのだった。

 そしたら直接頭に思い浮かぶ感じがした。



 名前 桐ケ谷秋人 年齢 17 性別 男

 種族 人間

 職業

 レベル 1

 体力 100

 耐性 120

 筋力 110

 魔力 250

 魔耐 120

 敏捷 300

 運 50

 スキル 言語理解 成長速度倍増 疾走 自然回復 話術 打撃耐性 痛覚軽減 観察

 固有スキル 無敵 状態異常完全無効 滅殺魔法 ステータス倍増 メニュー(鑑定 偽装 アイテムボックス マップ ナビ)

 加護 ????


(これはいくらなんでもチートすぎるでしょ。まぁ、なんでもいいか俺が強いに越したことはないからな。とりあえずそれぞれのスキルの効果を確かめないとな。そののために各スキルを鑑定するか)


 と言って秋人はスキルを鑑定していった。

 そしたらさっきのステータスを確認したときみたいに直接頭に入り込んできた。


 スキル

 言語理解・・・異世界の言葉がわかるようになる。

 成長速度倍化・・・成長するスピードが倍なる。

 疾走・・・一時的に走るスピードが速くなる。

 自然回復・・・怪我などの回復スピードを上げる。

 話術・・・話が上手くなる。(詐欺、交渉などがやりやすくなる)

 打撃耐性・・・打撃が効きにくくなる。

 痛覚軽減・・・痛みがあまり感じなくなる。

  観察・・・注意深く物事を見れる。


 固有スキル

 無敵・・・すべての攻撃を無効にする。

 状態異常完全無効・・・すべての状態異常を無効にする。

 滅殺魔法・・・存在を消す。

 ステータス倍増・・・すべてのステータスが倍になる。

 メニュー・・・以下のものが使えるようになる。

(鑑定・・・物を鑑定できる。人、魔物などのステータスが見えるようになる。

 偽装・・・見た目を変えられる。ステータスを書き換えることが出来る。

 アイテムボックス・・・物を入れることができる(無限)。ただし生きているものは入れられない。

 マップ・・・自分を中心に半径10キロの地図が見られる。

 ナビ・・・疑似人格を持ったナビゲーションシステム。)


(とりあえず簡単にスキルを見てみたけどこれはすごいな。特に無敵、状態異常完全無効は馬鹿げてるな。それにこの滅殺魔法もよくわかんないけどやばそうだな。とりあえずこの3つをもう少し詳しく詳しく知りたいな)


 そう思って秋人はもう少し詳しく見れないか試したところ……


 無敵・・・”身体に害ある攻撃がきた時に発動”(任意で発動可能)。すべての攻撃を無効にする。それが神の攻撃だとしても無効にすることが出来る。

 状態異常完全無効・・・身体に害あるものを無効にすることができる。ただし無効にするだけでありそれその物が消えることはない。(例えば人が飲めば死ぬ毒を飲んだとしても毒と言う成分がなくすことができるだけであって”毒と言う液体”がなくなるわけではない)

 滅殺魔法・・・触れたものをすべて消すことが出来る。それが神だとしても消すことが出来る。


「………………………………………………………………………………………………………………………………………は?」


 ………………………


「ははああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


 え? なにこれ?

 え、え、え、なにこれ?

 え、何? 俺神殺せんの?

 なにそれやばくね?

 それに俺に攻撃効かないんでしょ? そんでもってこっちは1回でも当たれば殺せんでしょ?

 なにそれやばくね?

 すごくね?


「あ、でもデメリットとかあるかもしんないからな」


『デメリットとかは何もありませんよ?』


 それは急に頭に直接聞こえた。


「え! なに今の?」

『これは失礼しました。私は疑似人格のナビゲーションシステムです』

「あぁ、あったなそんなの。つまりお前がスキル【ナビ】のナビゲーションシステムってやつか?」

『はい、その通りでございます。そして先ほどのマスターの疑問、デメリットになるものはありません』

「え、それマジ。何使い放題なの?」

『いえ、使い放題ではありません。無敵はマスターの体力の続く限りしか使えませんし、滅殺魔法はマスターの魔力が切れてしまえば使うことはできません。状態異常完全無効はバシップのようなものでございますので、そういう意味では無限かもしれませんが他の2つ無敵と滅殺魔法は決して無限ではありません』

「へぇ~そんなもんか。確かに使い放題だとやばいもんな。てか無敵を使うのに体力使うんの? でも説明にはそんな事書いていないけど? なんでだ?」

『それはですね何かするには体力が必要ですよね? 例えば歩くだけでも体力が必要です。それと同じ原理で何かするには体力が必要です。そして説明に出なかったのもそれと同じで”当たり前”のことだからです。魔法を使うには魔力が必要といった感じで誰もが知っているためです。まぁ、どうやって使うかを調べればその辺のことも説明が出てくると思いますけど』

「なるほどな、どんなにスキルが強くても俺自身が弱かったら意味ないか。その前にこの貧弱な体力や魔力だとたいして持たないよな? ていうか、そもそも攻撃が当たるか? なるほどつまり俺自身も強くないと意味ないな。それにこのままじゃ宝の持ち腐れだよな。うん、決めた。とりあえずレベルを上げるところから始めよう。つってもここから出ないと意味ないよな? う~ん、どうやって出ようか?まぁそんなの後に考えればいいか」


 そう秋人は最初っからここを出ていくつもりだったのだ。

 なぜなら秋人はこの世界では自由に生きたいと思っているからだ。そのため秋人は広間でステータス確認の時に自分のステータスを偽装して自分を弱く見せたのだ。そうすれば俺の力を知らない国の奴らには俺は役立たずの弱い奴だと思うだろう。そんな弱い奴に何かとしてやらなければいけない。そんな事はしないだろうと思い、いずれここを追い出されるか始末されるだろうと思ってあの時秋人はステータスを偽装したのだ。まぁ、始末の方を選ばれたらやばそうだけど。まぁ、そん時になんないとわかんないから今は考えなくていいかな。

 関係ない話だけど広間にいた時にステータスを確認はしていたけど効果までは知らなかったんだよね。だからさっきあんなに驚いたんだよ。

 まぁ、どうでもいい話だよな。


「あ、そういえばこの加護の【????】は何だろう?とりあえず鑑定っと」


 ????・・・誰かの加護。


「え、それだけっすか?う~んなぁナビこれなんだろう?」

『これは……すいません私でもわかりません。誰かの加護と言うことはわかるのですが……』

「まぁ、わかんないものはしょうがないよな。とりあえずこれは置いとくとしよう」


 この時の秋人は知らなかった。この加護があれほどやばいものだなんて。

 まぁ、俺の役にたつからいいけど。




「今はとりあえず……何しよう?」

『ではマスターこの私に名前をいただけないでしょうか?』

「あぁ、そうだないちいちナビじゃだダメだもんな。つってもお前男なの? 女なの? 声的には女っぽいけど?」


 そうなのだ。このナビの声は凛としていて艶のある声でいてもそれを崩さないようにおっとりさもあるのだ。正直に言えば俺のドストレートの声なのだ。そうそれは……こいう場合なんて言えばいいんだ?

 確かラノベとかだと、夏の甲子園の決勝で5対2の9回裏、2アウト、4番、2ストライク、3ボールの満塁、外野に打てば確実に逆転されてしまう時にピッチャーの得意な直球のドストレートに投げるくらいには好きな声なのだ。


 うん、俺何言ってるんだろうな。言ってる途中から俺も意味がわからなくなってきた。

 まぁ、そんな事は良いとして、そのくらい俺のタイプの声なのだ。

 これで男とか言われたらさすがの俺もしばらく立ち直れない。たぶん飯も食えないくらいには落ち込む。

 てか、ナビに男とか女とかあるのか?


 そんな事を考えていたらナビが喋りだした。


『私には性別などはありません。声に関してはマスターが一番好きな声になっていますので』


 なるほど、だから俺のドストレートな声なわけだ。

 てかやっぱりナビに男も女もなかったな。


「そっかナビはどっちでもないのか」


 そう言って俺はナビの名前を考えた。


 マンガやアニメとかではこいうときはどんな名前あったけ?

 う~ん思い出せね~。てか俺英語とか苦手なんだけどな。

 そう秋人の成績はそこまでよくないのだ。よくて中の上、普通は下の中と、言った感じなのだ。まぁ、と言っても学校自体が結構いいところなんだけどね。

  なぜ、英語にしようとしているかというとそのほうがかっこいいからだ。まぁ、厨二的な名前ならすぐ出るんだけどな……

 う~んやっぱマンガやアニメとかのをパクるのはだめだよな?

 うん、そうだ。そんな事したらナビに失礼だもんな。

 …………といっても名前思い浮かばね~。

 てかもういっそのことナビでいいんじゃね。


「う~ん、名前かもういっそのことナビでもいいんじゃね?」

『マスターがそいうのでしたらこれからはナビと呼んでください』

「え、」


(やべ、声に出ててか。どうしよう。つってもなんかナビの奴結構気にいってるみたいだな)


「ナビがそれでいいんなら……」

『はい。これでいいです。ありがとうございますマスター』

「うん、そっか。じゃこれからお前はナビだ!これからよろしくなナビ!」

『はい。マスター。こちらこそ不束者ですがどうかこれからもよろしくお願いいたします』


(なんか結婚するみたいな感じになってるけど大丈夫かこれ?)


 まぁそんな事は良いとしてこれからどうしようか?


 てか、いちいち声に出すのめんどくさいな。ラノベとかではよく心の中で思えば伝わるって感じだったな。


 そう思って秋人は心の中にナビに問いかけるように喋った。


『あーあー。こんな感じか? おーいナビ聞こえてるか?』

『はい、マスター。聞こえています。さすがマスターですね。教えてもいないことを自分でやってみせるとはさすがです。それに普通はにこんなすぐ出来ることはないのですが、さすがはマスターです』

『え、そうなの? まぁ、そんなのはいいか。というかこれからどうしようか?』

『ではマスタースキルのことをもう少し詳しく調べてはいかかですか? それにマスターはこの世界のことをまだ何も知りませんしそこのこと私が教えますけどどうします?』

『う~んとりあえずスキルのことをしっかりわかってないとだめだからスキルのことを調べてそのあとにこの世界のことを教えてもらおうかな』

『わかりました。ではそのようにします』




 それからしばらくは他のスキルを確認したりこの世界についてナビと話していた。

 体感で大体1時間~1時間30分ぐらいたったころに扉を叩く音がした。


「コンコン」

「はーい」

「失礼します」


 そう言ってメイドが部屋に入ってきて、扉から約3歩ほど来たところで綺麗なお辞儀をして口を開いた。


「お食事の用意ができましたのでお呼びいたしました」

「あ、はい。今行きます」


 そう言って秋人はベットから起き上がってメイドの前まで行くと、メイドが回れ右をして扉に向かって歩いていきそのメイドの後について行くのだった。




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