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僕だけに素っ気ない高嶺の雪さん  作者: アカト
高校1年生

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雪さんとの帰り道

 僕は中学ぶりに雪さんと一緒に帰れる事になった。僕は緊張しすぎて何を話そうか頭の中で話したい事がグルグルしていた。


「なんか武尊くんと一緒に帰るの懐かしいね。中学の頃を思い出すね」


 僕が何を話すか悩んでる間に雪さんから話題を振ってくれた。


「そうだね。あの頃は二人でよく帰ったり拓人と三人で帰ったりしてたよね」


 僕は懐かしみながら話した。


 「あの頃は帰り道にあるバスケコートで少し遊んだりしてたね」


 確かに雪さんと拓人と僕で一緒に帰り道にあるバスケコートで3ポイントシュート対決とか1on1したり楽しい時間だった。その頃の経験があったからこそ今バスケ部に入ったんだと思う。


「少し前の事なのに懐かしいね。だからこそ今三人ともバスケ部なんだろうね。僕は拓人と一緒に男バスで雪さんも女バスで頑張ってるもんね」


「私もあの頃の思い出があるから女バスに入ったんだと思う」


 雪さんは僕たち男の子に混ざっても問題ないくらいの実力があった。


「雪さんはその頃からバスケ上手かったし今の女バスの中でも実力高いんじゃない?」


 僕がそう言うと雪さんは少し下を向いて答えた。


「中学の遊びのバスケと高校のバスケのレベルの差に打ちひしがれてる。先輩達はみんな上手くてレベルの差を思い知ったよ」


 雪さんが少し暗い声で話してくれた。僕と拓人も高校のバスケのレベルに打ちひしがれてるから気持ちは痛いほどに理解できた。


「僕と拓人も同じだよ。やっぱり中学と高校だとレベル違うね。でも先輩は優しい人ばっかりでそのおかげで続けていけてるよ。お互いに今はまだついて行くのでやっとだね」


 僕がそう言うと雪さんはうんうんと頷いていた。


「こんなに武尊くんと話すの久しぶりだね」


 雪さんがそう言ってくれてまた昔みたいに話せている事が僕には嬉しかった。


「そうだね。高校に入ってからはなかなか話せてなかったね。でも雪さんとゆっくり話す時間をくれた拓人には感謝しないとだね」


 僕は恋愛を応援してくれている拓人には本当に感謝してるしこの時間を作ってもらえて嬉しかった。


「そろそろ家に着いちゃうね。今日はわざわざ送ってくれてありがとう。また明日ね」


 雪さんの家の前に着き自分はもっと話したかったけど雪さんも疲れているだろうこれ以上無理はさせたくなかった。


「また明日ね。また学校で話せたらいいな」


 僕は思ってる気持ちを素直に伝えた。


「そうだね」


 雪さんが家に入る前にそう言ってくれた。僕たちはそこでお別れした。


「武尊くんと話すと昔の気持ち思い出して好きな気持ちが強くなっちゃう」


 家の前で別れて僕が離れて声が届かない事を確認してから雪さんは呟いた。その声が僕に届くことは無かった。

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