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僕だけに素っ気ない高嶺の雪さん  作者: アカト
高校1年生

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3/15

食堂にて

 そんな体育祭の種目決めが終わり僕たちはその後、授業を受け昼食の時間になった。


「あの、雪さん食堂行って一緒にご飯食べませんか?」


 僕は授業終わってすぐに雪さんのところに行き食事に誘った。


「ごめんなさい。また今度」


 高校生になってから毎日のように誘っているのに一向に首を縦に振ってくれない。


「あらら。また断られてる。よく毎日断られてるのに根気強く誘えるよなー。ドンマイ」


 拓人が僕の後ろから来て肩を叩きながら声をかけてくれた。


「だって誰かが誘う前に誘えば可能性あるかなって。でも全くオッケーしてくれない。やっぱり僕嫌われてるのかな?」


 僕が肩を落として落ち込んでいると拓人は僕の背中を押して食堂に連れていってくれた。


「まあまあ俺が一緒に食事とってやるから」


 拓人は毎日僕が断られるのを見て僕と一緒にご飯を食べてくれる。


「やっぱり持つべきは親友だね。いつも僕の愚痴も聞いてくれるしアドバイスもくれるし」


 僕は拓人に本当にいつも助けられてきた。僕が雪さんのこと好きになってからも僕の悩みや愚痴なども聞いて恋愛のアドバイスなどもたくさんくれた。


「まあ雪さんは高校に入ってまだ短いのにすでに学校のマドンナになってるのヤバすぎるよな。中学の頃は俺たち三人で遊んだりもしたのにあっという間に高嶺の花だもんな。武尊も大変な人を好きになったもんだな。しかも高校入ってからすでに五人に告白されたらしいぞ」


 確かに拓人の言う様に中学でも人気だったけど高校に入ってからは更にモテるようになった雪さん。拓人と僕と雪さんで放課後バスケやったりコンビニ行ったりしていたのが懐かしい。


「やっぱり雪さんはモテるんだなー。僕とは釣り合わないかな?」


 僕は高嶺の花の雪さんを好きになって自分と雪さんじゃ釣り合わないのか不安になっていた。


「釣り合う、釣り合わないはあんま関係ないよ。好きなら好きでい続ければいいし他人が釣り合わないって思ったとしてもそれで武尊は諦められるのか?」


 拓人が食事しながら真剣に僕を見つめ尋ねてきた。


「僕は諦められない。だってずっと雪さんのこと好きだしこれからもこの気持ちは変わらないって思う」


「ならそんなつまんないこと考えてる暇あったらアタックしないと他の人に取られちゃうぞ」


 拓人は僕のことを励まして応援してくれる。拓人は僕と違ってモテているので恋愛のアドバイスが上手い。


 少し離れた席に座る雪さんを見つけると僕と雪さんの目が合った。僕が小さく手を振ると雪さんは目線を逸らした。高校に入ってからはずっといつもこんな感じだ。中学の頃は毎日のように遊んでたんだけどなーって考えると少し寂しくなる。


「昼食食べ終わったし、そろそろ昼食の時間に終わるし教室戻るぞ」


 食堂のお盆を返すと拓人が僕の手を引っ張って教室へと帰った。

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