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僕だけに素っ気ない高嶺の雪さん  作者: アカト
高校1年生

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2/14

体育祭に向けて

 ホームルームの時間になり担任の先生が教室に来た。


「おはようございます。今日はホームルームと1時間目に体育祭の出場競技を決めます」


 担任の冬月 明日香(ふゆつき あすか)先生が体育祭の事を話すと喜ぶ人と面倒くさいと言う人が半々だった。


「はーい。みんな静かにね。出場競技は玉入れ、騎馬戦、障害物競技、借り物競走、棒倒し、最後に代表リレーがあります」


 そう言うと男子からは「おお。めちゃくちゃ楽しみ」と言う声が教室に響いた。だが女子からは「楽な競技がいいな」と言う声が聞こえてきた。


「はいはい。まずは代表リレーの選手を決めていきたいと思います」


 代表リレーは最後に行われる一番盛り上がる競技だった。


「リレーに出たい人はいますか?」


 冬月先生の質問に俺は手を挙げた。僕はバスケをやってる事もあり足の速さには自信があった。それに続くように拓人も手を挙げた。一学年で四人の代表リレーの男子は僕と拓人に決まった。女子達は「雪ちゃんは運動神経良いしどう?」と言う声が上がった。雪さんは少し悩んだが「私で良ければやります」と言いクラスは大盛り上がりだった。女子のもう一人はバレーボール部の木下 千紗(きのした ちさ)さんが周りに手をあげる人がいないのを見て仕方ないという感じで手を挙げた。これで代表リレーの四人が決まった。


 代表リレーは各学年四人ずつが参加して僕たちは二組なので他学年の二組の先輩達とチームになる。


 とりあえず僕たちは競技が決まったのでクラスの後ろに集まりリレーの何番目に走るかを話し合った。


「俺が最初に走りたい」


 拓人がそう言うと他の三人もそれでいいって顔を見合わせながら納得した。


「じゃあ二人目は私が行くよ」


 千紗さんがしょうがないしという感じで手を挙げた。千紗さんからはまあ面倒だけどやらないといけないしという感じが伝わってくる。そして僕は雪さんの顔を見ると雪さんは目を逸らした。


「じゃあ次は雪ちゃんで良いんじゃね?」


 決められない僕たちを見かねて拓人が提案してくれた。


「私はそれでいいよ」


 雪さんが答えた。すると拓人が耳打ちしてきた。


「雪ちゃんに良いとこ見せるチャンスだぞ。頑張れよ」


 僕は再び雪さんの顔を見たがやはり雪さんは目を逸らし千紗さんと話し始めた。


「そうだね。出来るだけ頑張る。雪さんにかっこいい所見せたいし」


 僕は拓人に耳打ちした。


 そして僕たちは体育祭で代表リレーに出ることが決まった。


 これで頑張れば雪さんも僕のこと見直すかもしれないと僕は一人で燃えていた。


「気合い入りすぎてなんか不安だなー」


 僕はそんな拓人の声には気付かなかった。

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