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僕だけに素っ気ない高嶺の雪さん  作者: アカト
高校1年生

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19/19

家で瑠姫との時間

「お兄ちゃんおかえり。雪ちゃんの足大丈夫だった?」


 瑠姫も雪さんのことを心配していた。


「捻挫だったみたいだよ。湿布貼って安静にしたら大丈夫みたいだよ」


 僕は瑠姫に雪さんの状態を教えた。


「それなら良かった。大怪我じゃなくて安心した」


 瑠姫は雪さんのことが大好きだから心配でならなかったみたいだ。僕も雪さんのことは心配だから瑠姫の気持ちはとても理解できた。


「本当に僕も怪我が大きくなくて安心したよ。雪さんは大会もあるから不安みたいだけどね」


「雪ちゃんはバスケ部で大会に出るの?」


 瑠姫には雪さんのバスケ部のことを伝えてなかったので知らないから雪さんから聞いた話をすることにした。


「雪さんはバスケ部で、すでにレギュラーになったみたいだよ。本当にすごいよね」


 僕は雪さんがすでにレギュラーになれてることを瑠姫に伝えた。


「流石雪ちゃんだね。元々バスケ上手かったし運動神経いいもんね」


 雪さんと瑠姫と僕と拓人でよく近くのバスケコートで一緒にバスケで遊んでいたのもあって瑠姫も雪さんのバスケの上手さを理解していた。


「そうだね。四人でバスケしてたの懐かしいね。僕と拓人もベンチに入ったよ」


「おお。お兄ちゃんおめでとう。私も早く高校生になって雪ちゃんと一緒に大会出たいな」


 瑠姫が珍しく僕を褒めてくれたことにビックリした。


「瑠姫は高校入ってもバスケやるの?」


 僕は瑠姫が高校になってからのことを聞いてみた。


「うん。そのつもりだよ。雪ちゃんと同じチームで大会出るのが今から楽しみ」


 瑠姫は年下でも僕と拓人と雪さんについて来れるくらいにバスケは上手かったから高校でもきっと雪さんと同じでレギュラーになれるだろうなと僕は思った。


「瑠姫くらいバスケ上手かったらきっとすぐレギュラーになれるよ」


「お兄ちゃんが褒めてくれるなんて珍しいじゃん。何か変なものでも食べた?」


 瑠姫の事を褒めることは確かに少ないから瑠姫も驚いたらしい。


「せっかく褒めてやったのに」


「怒んないでよ。珍しかったからビックリしただけだよ」


 瑠姫に肩をトントンと叩かれて宥められた。


「まあその前に私は受験の勉強頑張らないとなんだけどね。勉強苦手だから自信ないんだよね」


 確かに昔から瑠姫は勉強が苦手でテストの結果もあまり良くなかったので兄としてそこは心配だった。


「まあ僕に教えられることがあれば勉強教えるよ」


 僕も勉強はあまり得意ではないが一応行きたい高校に行けるくらいには勉強がなんとかなったから多少瑠姫にも勉強が教えられそうだと思った。


「お兄ちゃんありがと。受験近くなったらより勉強を頑張らないとだからその時は教えてもらうね」


 瑠姫が笑いながら答えてくれた。瑠姫に教えられるように僕も勉強頑張らないとと決意した。

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