表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕だけに素っ気ない高嶺の雪さん  作者: アカト
高校1年生

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/15

雪さんのことを好きになった日

 それは中学二年の頃。僕と拓人と雪さんが公園でよく遊んでいた時のこと。


「二人とも行きたい高校って決まった?」


 僕が拓人と雪さんに尋ねた。


「俺は名雲高(なぐもこう)にしようかなって思ってるよ。家からも近いし偏差値的にも俺にも行けそうだし」


「私も名雲高の予定だね。やっぱり家から近いのが大きいね。部活で遅くなるのに家が遠いと色々大変そうだし。そう言う武尊くんは?」


 二人が同じ高校を志望していた事を知って僕は悩んでいた。僕は北庭(ほくてい)にしようとしていたからだ。


「うーん。僕は考え中かな」


 僕がはぐらかすと拓人が「武尊は北庭志望って言ってなかったか?」と言い前に話した事を覚えていたらしい。


 僕は北庭に行きたい理由は特に無かったが偏差値的にもここかなってくらいだった。拓人はムードメーカーで少しチャラチャラしてる感じなので真面目に見られない事があるが僕よりも頭が良くて、雪さんも頭が良いので二人なら名雲高に行くだけの偏差値もありそうだった。でも僕だけが他の学校行って二人と遊ぶ事が減るのは悲しかった。


「北庭が偏差値的に行けるかなって思ってたんだけど二人が名雲高なら僕も一緒の高校に行きたい」


 僕が言うと雪さんが「学校決めは将来のためにも大事な選択だからゆっくり考えてね。ただ私は武尊くんとまた同じ学校になったら私は嬉しいけどね」と言ってくれた。そんな優しい言葉をかけてくれて同じ学校だと嬉しいって言ってくれていつもそばに居てくれる雪さんのことを僕は好きになっていた。


 僕は雪さんと同じ学校に行くためにも、その日から僕は授業でわからなかった事を先生や拓人に聞いて一生懸命に勉強を頑張った。それから僕と拓人と雪さんで僕の家で勉強会をしたりして頭の良い二人に勉強を教えてもらった。


 そんな事を繰り返してあっという間に一年が過ぎ受験の日がやってきた。


「武尊くん頑張ってね。これお守り」


 雪さんが僕のために合格祈願のお守りを神社で買ってくれたらしくそれをポッケに入れて三人で同じ高校の受験に臨んだ。僕は今まで拓人と雪さんに勉強を教えてもらった事を思い出して絶対に合格すると誓って受験を受けた。


 そしてなんとか受験が終わり僕と拓人と雪さんで合格発表を見に行った。


「受かって無かったらどうしよう」


 僕が不安になってると雪さんがが「大丈夫だよ。これまで勉強も頑張ってきたしきっと努力報われるよ」と励ましてくれた。


 そして大きな掲示板に合格番号が張り出されていた。


 僕と拓人と雪さんで合格しているか掲示板を確認した。


「僕の番号は143番、136、138、139、141、142、143。あったー。僕の番号あったよ。二人とも僕やったよ」


 僕が喜んで二人の元に駆け寄った。


「二人は受かってた?」


 僕が拓人と雪さんに尋ねると二人がピースしていた。


「やったー。これで高校も一緒に行けるね」


 僕は喜び三人でハイタッチした。左手で拓人とハイタッチして右手で雪さんにハイタッチした。こうして僕たちは同じ学校での生活を迎えることになった。


「懐かしいなー」


 僕が色々思い出してつぶやくと拓人と雪さんに「いきなりどうしたの?」と心配されてしまった。


「ちょっと色々思い出してて」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ