三人での帰り道
僕と拓人は部活終わりに一緒に帰ることにした。校門を出た所で雪さんと出会った。
「こんばんは。雪さん一緒に帰らない? 今日は拓人と雪さんと三人で帰りたいんだけど」
雪さんは「うん。いいよ」と言い僕たちは一緒に帰る事にした。
「今日大会のメンバーが決定したんだけど拓人と僕がベンチに入ったよ。でも先輩がメンバーに入れなくて優しくしてくれてる先輩だから申し訳なくて。雪さんもそろそろ大会のメンバー決まった?」
女バスの大会のメンバーが決まったかどうかを聞いてみた。
「私たちの方も今日発表されたよ。私はレギュラーに選ばれた。女バスは男バスより人数少ないのもあるけどレギュラーになった。でも武尊くんが言うように先輩に申し訳ない気持ちは分かるけど先輩の思いも乗せて自分に出来ることを一生懸命するしかないって私は思うよ」
雪さんは運動神経いいとは思ってたけど一年ですでにレギュラーになる事が出来ているのは流石だと思った。
「俺たちもいつかレギュラー取れるように頑張らないとな。武尊、一緒に頑張ろうな」
「うん。頑張ろ」
僕と拓人は雪さんみたいにレギュラーをいつか取れるように頑張る事を一緒に誓った。
「ところで雪ちゃんは学校で好きな人とか出来た?」
拓人がいきなり凄い質問を雪さんに聞いていた。僕はドキドキしながら雪さんの答えを待ってると雪さんは「今はいないかな」と言い僕はショックを受けていた。
「雪ちゃんは武尊の事好きなのかと思ってた」
拓人がどんどん凄い事を言って僕は焦ってた。
「拓人何聞いてるんだよ」
「別に俺はせっかく三人で久しぶりに話してるから疑問に思ってたこと聞いてるだけだよ」
拓人は僕のためなんだろうが僕は気が気ではなくなってきた。
「別に武尊くんは優しいし素敵な人だとは思うけど友達だよ」
雪さんの言葉にショックを受けると拓人にトントンと肩を叩かれ「ドンマイ」って言われた。
「昔は三人で遊んでた時は雪ちゃんは武尊にベッタリだったのにね」
拓人が昔の話をすると雪さんが「別にそんなことは無いよ。拓人くんの勘違いじゃない?」
雪さんはやっぱり素っ気ない感じだった。
「拓人変なこと聞いたら雪さんが困っちゃうしもう止めよ」
僕はこれ以上ショックなことを聞きたくなくて拓人のことを止めた。聞きたい気持ちもあったがこれ以上雪さんの気持ちを聞くのが怖かった。
でも僕と拓人と雪さんが一緒に歩いてると小中学の頃に一緒に帰ってる時の事を思い出して好きになった時の気持ちを思い出す。僕が雪さんのことを好きになったあの日のことを。




