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最強降臨

呪術廻戦 五条悟のその後のはなしです。本編とは関わりの無い同人となっております。

「うぅ」


暗闇に目を開く。


確か俺は両面宿儺と戦って死んで。その後みんなが待っていた空港?から飛行機に、、

五条は自分の体を触る。生きてる...下半身も...ある。

誰かの術式か...あるいは。


顔を覆っていた布をめくる。やっぱり六眼はもうないということは俺は死んでいる。


差し込む光に目を細めながら周囲を見渡す。

そこは木々に囲まれていた。


「どこ、ここ」

六眼は無いが術式は感じる。呪力も出せる。体も以前と変わりないが、


宿儺と戦った時の格好ではなくいつも高専の先生としてきていた服装だった。


とりあえず水でも探しますか。


森の隙間から奥には山が見える。山の方に上っていけば川があるはずそれを下れば何かあるだろう。


「ふんふふーん」


ガサガサ


ん?何こいつ呪霊か?にしてははっきり動物っぽいけど


そこには足が太ももが極太で歯がギザギザで殺傷力が高そうなウサギに似た生物がこちらに首をかしげ目を向けていた。


んー どうしたものか。

考えたのもつかの間


極太ギザ歯ウサギの太ももがミキミキと音を立てて膨張した。


ム、何か来るかな。


と、瞬間こちらに向かって極太ギザ歯ウサギは突撃してくる。


それを五条は


「オラァ!」


呪力パンチで地面にめり込ませた。



無事。川を見つけた五条は下っていた。



お!

「あれって町じゃない?」


見慣れないような1mちょっとのレンガの塀に囲まれた集落を見つけた。


心を躍らせる五条は足に呪力を込め走った。


キキーと音を鳴らしブレーキをかける。


「第一村人はっけーん」


白いバンダナを頭に巻いた女の子がお花を摘んでいた。


「お嬢さん」


女の子は見かけない顔にスススと少し距離をとる。


「大丈夫だよー。僕悪い人じゃないからさ。ところでここってどこ?」


「...ここはフィーア村です。あなたあの森から来ましたよね?」


フィーア村...日本人ではない顔立ちに通じる日本語...


「そうだよ?目が覚めたら森にいたんだけどね!」

「僕は五条悟!現代最強の呪術師さ」


「ゴジョーサトル...じゅずつし...ここら辺では聞かない名前ですね。」

「私はメル。あなたはこの村に何をしに来たの?」


村の方へ歩みを進めながら話す。


コンコン

「どーぞー」

メルと森であったウサギの話やここに来る前まで先生をしていて、かわいい生徒たちが僕を困らせるんだ。という話をして少し仲良くなっていた。

「ただいまー。入っていいよ」

「失礼しまーす。」


「める、その方はどなた?」


「ゴジョーだよ!森から降りてきたみたい。結構楽しい人なんだ。それより!ゴジョーに食べられるものあげたいんだけどある?」


「おかーさんごめんなさいねぇ。2日ぐらい何も食べてないんですよ。何かちょっとでもいいんでないですかねぇー」


「あらあら、菓子で良かったらあるよ」


なんだかんだあってメルのお母さんの親戚の家に空き部屋があったのでそこを借りる運びとなり、次の日からその村で情報収集をすることとなった。


「おきて!」


目を開けるとそこにはめるが。


「んん、どうしたのメル」


「ゴジョーただ飯はだめ!仕事の時間だよ!」


当たり前なのだが宿代飯代諸々を働くことでまかなってもらうこととなった。


しわくちゃのおばあちゃんの隣で芋みたいな何かの土を落としたり葉っぱをちぎったりする。


「おばあちゃん。日本って知ってる?」


現代の日本、世界情勢、呪霊などについても答えは期待できるものではなかった。


これは何かおかしいと気づいた五条は午後の時間を使って森へと出向いた。


目的はウサギだった。


見つけたウサギを瞬殺で狩る。

あのときは状況把握とかで気にしていなかったが、こいつ呪霊じゃない。呪霊ならば消えるはず。それにメルもウサギについてはなしていた。



「あれは凶暴な魔物だよ!あいつとかもっと怖いのが森に入るからちかづくなっていわれてるんだよ」



魔物、聞いたことないな。とウサギを片手に夕焼けで空が赤くなっている村へと向かう。


ん?何やら村の人たちが見えない...


おかしい


小さな緊張感とともに走る。


村の中心に大きな人だかりができていた。


「なにがあった!」


村のみんなが俺の方を向き焦燥の顔を浮かべる。

「王国の最上級護衛騎士団が...メルを...」


「メル!」

人をかき分け最前へと出る。

そこには馬をつれた甲冑の騎士がメルの首をつかみ持ち上げていた。


「ゴ、じょ、たす、け」

甲冑の騎士はメルを落とし、五条をみた。


「あなたは...」


「お前何やってんの」

五条はウサギをぼとりと落とした。


五条は間髪を入れず呪力を込めた殴りをぶつけるが、


甲冑の騎士は手で受け止めた。

パキパキと音を立て五条の手が凍り付き始める。


「待ってください。五条悟」


五条は目を見開き距離をとった。


「君、だれ?」

蔑むような目でにらむ。


甲冑の騎士は顔の甲冑を外した。


「裏梅です。」


「あ!お前!宿儺の隣の!」


「そうです。いつも宿儺様の隣にいたのです。それがこっちの世界に来てから宿儺様は見つけられず。」

「と、ここには巨大な魔力を魔石が関知したため確認のため来たのです。まぁいましがた見つかったのですが。」


なにやら不穏な言葉が聞こえてくるがここはとりあえず納めてもらおう。


「見つかったなら良かったじゃないのもう解散でいいかな?」


村の人たちの安全を優先にしたい。


「いえ、五条悟あなたにはついてきてもらいます。」


え、


「巨大な魔力源はあなたです。報告した後、王の名により何らかの処理をされるでしょう。では明日の朝出発です。私たちは近くで野営していますので朝までに準備を済ませておいてください。」


何この急展開。宿儺と戦ったときよりややこしいんだけど。


~次回予告~

突如現れた最上級護衛騎士-ウラウメ- 口にした[この世界][魔力]謎を残し夜を迎える。メルはウラウメにガチ切れ中!次回 裏梅の苦悩



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