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新世界の神になろう――「小説家になろう」はあきらめました――勇者パーティーを追放されたけど可愛い女の娘getして勇者ざまぁする俺。おーぃ帰ってこいと言われてももう手遅れです  作者: 夢之崎ベル
勇者も倒したし魔王としてはあとは人類を征服してみんなとお友達になり、グリコのポーズをしながらたこ焼きパーティーでも開きたいな編
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新世界の神になろう――「小説家になろう」はあきらめました――

(何て言ったらいんだろう?)



 この後、この物語をどう進めればよいのか。



 下手なことをラララに言えば、もしかしたらラララは自分の元を離れていってしまうかもしれない。


(勇者へのざまぁ、世界征服、それよりも楽しい娯楽をラララに提供しないと。きっとラララは俺の元を去ってしまう――)


 ラララを失いたくない。

 その思いを最近どれほどしただろうか。


 だが、何を言えばよい? どうすれば面白がる?


 世界征服が果たされ、人類と魔族の交流が始まった昨今である。

 たとえば、世界の各地を2人で旅して回るとか?


 それともいっそ、この世界を全て破壊して最初からやり直してみるとか?

 それともいっそ、新たな世界(サービス)を作り出すか?





 でもそれって――、面白いのか?





 《どくしゃー》の心が読めたら、どんなに良かっただろう。

 何をすればよいのか、俺には分からなかった。







 ◆   ◆   ◆   ◆



 その夜――

 俺とラララはベットで向き合っていた。


「それでさぁハンスくん。これから私たち、どうしようか?」


(ついにこの時が来てしまったか――)


 ハンスは身構えた。

 最後の審判かのように思えるその言葉が――

 次のネタを考えようとしていた俺だが、一切できていない。

 ネタが何もなかったのだ。


 どこかに一緒に旅に出る? それとも――

 何が楽しいのか、俺には分からない。


「ラララは何がしたい?」


「そうねぇ、子育てなんてどうかしら?」


「は?」


 ハンスはラララのあまりの変化球に固まってしまう。

 そんな手があったのか。そう思ってしまう。


「でもねぇ。魔族とヒトって、えっちなことをしても子供作れないでしょ? どうしようか?」


「それは――」


「例えばそうだねぇ。どこかそこらへんから女の子拉致って来て孕ませるとかどうだろう? きっと楽しいよ?」


「ラララ。あのね。非人道的なものはやめようね」


「だってほら、ハンスくんが、その娘にほだされちゃったら困るじゃない。なら無理やりやらないと――」


・ハンスくんの魔力と私の魔力を混ぜて、魔法で作っても良いけどそれだと味気ないし。

・あとはラララ魔伯国に女学園とか作って全員に手をつけるとかも良いかもよ?

・それともやっぱり冒険とかいってハーレム作る?


 笑いながら言うラララは、しかしどこか寂しそうだった。

 そんないとおしいラララを俺は抱きしめる。


「ははは――」


 そして笑った。


(そうだ。あの手があったんだ――)


「なによハンスくん。急に笑い出して」


(だって、俺は――)


「だって俺、実は(この)世界(せかい)の神なんだぜ。」


 そうだ。訳のわからない《どくしゃー》とかいう謎の存在を気にするのはやめよう。小説家になろうはもう諦めるんだ。俺はただラララといちゃいちゃする、新世界の神になるんだぁぁぁ!


 この期に及んで、俺はタイトルを回収した。



「当たり前じゃない。カーキンを神譲された主神――」


「そう。主神だったら設定って変え放題なんだよね――」


「て――、まさか!」


「ねぇ、ラララ。俺と社会的な合意を踏み外した、いけない遊びをしたいと思わない?」


「それは――、実に魔族的なお誘いね――」


 ラララは顔を真っ赤にしながら、こくりと頷いた―――





Fin。

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