第5章スタート時点での登場人物紹介
第5章の第91話時点までの登場人物紹介です。
以下の順番に並べてますので、必要に応じてご利用下さい。
メルクリウス・フェルーム一族
学園関係者(新2年生、部活、新1年生)
アウレウス派貴族
シュトレイマン派貴族
中立派貴族
① メルクリウス男爵家(アウレウス派、アウレウス伯爵臣下)
アゾート・メルクリウス(火、土、雷)
主人公。異世界転生者。16歳。騎士学園の新2年生。元・フェルーム騎士爵家分家の長男。
火属性の完全詠唱、火属性・土属性の高速詠唱を習得。固有魔法による自身の超高速化の他、現代知識を生かして戦いを有利に進める。古代魔法文明の遺物も複数使用できる。
ボロンブラーク内戦の活躍によりメルクリウス男爵家を創設し、メルクリウス領の領主になる。その後、ソルレート戦の勝利を経て、古代魔法都市ジオエルビムの発見の功績により王国魔法章勲2等を受勲、魔法協会の非常勤特別研究員。騎士クラスBの学級委員長。生徒会プロデューサー。
リーズ・メルクリウス(火、土)
アゾートの妹。15歳。騎士学園の新1年生。
フェルーム家の女性の特徴が強く表れ、白銀の髪に赤い目をしている。セレーネとは少し顔つきが異なるが、十分に美少女と言える範疇であり、人によってはセレーネよりもリーズの方が好みの者も少なくない。第5章ではリーズ目線で学園パートが描かれることがある。
カインのことが気になっている。
アルゴ・フェルーム
アゾートの弟。13歳。クロリーネ・ジルバリンク侯爵令嬢の婚約者。真面目な性格で兄思い。アゾートと仲がいい。
ロエル・フェルーム
アゾートの父。元・フェルーム騎士爵家分家で、一族で1,2を争う火力の持ち主
現在はメルクリウス騎士団長。アゾートたちの他にもう一人子供がいる。
マミー・フェルーム
アゾートの母。セレーネ、エリーネとともに強い魔力を持つフェルーム砲兵隊所属。
現在はメルクリウス領の内政を担当。市場取引をギャンブルと勘違いしている節がある。
② フェルーム子爵家(アウレウス派、ボロンブラーク伯爵直臣)
セレーネ・フェルーム(火、水)
メインヒロイン。異世界転生者。17歳。騎士学園の新3年生で生徒会長。
白銀の髪に大きな赤い瞳を持つ美少女。フェルーム騎士爵家次期当主で6歳からアゾートの婚約者だったが、アゾートがフェルーム家から独立したため婚約が解消された。
フェルーム一族中最大火力を誇る天才だが、少しポンコツ気味。ネオンとの姉妹ゲンカの度に城の庭園を燃やし尽くすため、お母様にいつも怒られている。
前世の名前は観月せりな。京都のお嬢様だったらしい。2050年の未来で交通事故で命を落とし、この世界に転生した。
アゾートのことが好き。
ネオン・フェルーム(火、土、雷)
ヒロインの一人。16歳。騎士学園の新2年生でセレーネの妹。姉のセレーネと見分けがつかないほどの美少女。
アゾートの幼馴染で片時も離れようとしない。学園でもなるべく一緒にいたいために男子として入学し、男子寮の同じ部屋に住んでいる。そのことがバレて、アゾートの両親にメチャクチャ怒られた。
最近ついにアゾートの婚約者となり、メルクリウス姓を名乗ることにした。
シリウス教国で幹部をしていた並行世界の自分の記憶がある。
アゾートのことが好き。
ダリウス・フェルーム
フェルーム子爵家当主。セレーネとネオンの父。
ボロンブラーク内戦で功績をあげ、騎士爵から子爵に昇爵した。一族ではロエルと熾烈な火力バカ争いを繰り広げている。アゾートとは年の離れた従兄弟であり、ロエルとは年の近い甥。
エリーネ・フェルーム
セレーネとネオンの母。セレーネが年をとるとこんな感じになるのではと想像される美人さん。
セレーネ、マミーとともに強い魔力を持つフェルーム砲兵隊所属。
③ その他のメルクリウス関係者
カイレン・ヴェニアルメルクリウス騎士爵
アゾートの親戚のおじさん。城塞都市ヴェニアルを治める代官。
リシア・セルバメルクリウス騎士爵
アゾートの親戚のおばさん。商都メルクリウスを治める代官。
ワルトファールスターク・バルトーカ・モホロビチッチ
メルクリウス騎士団銃装騎兵隊隊長。異世界転生者。元米国海軍第7艦隊所属、階級は少佐。
新入生歓迎ダンジョンでアゾートと知り合い、ボロンブラーク内戦では自動小銃による戦闘訓練を騎士やネオン親衛隊に施す。冒険者との兼業だったが、今は騎兵隊隊長が本職であり、城塞都市ヴェニアルに常駐している。
名前が長いので外国の貴族と思われがちだが、ただの近所の平民である。
アゾートからはサー少佐と呼ばれている。
アドリテ騎士爵、マルティー騎士爵
元ヴェニアル子爵の配下であり、現在アゾートに忠誠を誓う、土着の騎士爵家。
ロディアン会頭
やり手の豪商。本店をソルレート領から城下町プロメテウスに移転。アゾートが設立した帳簿取引所での穀物取引を通して、ソルレート伯爵が破産するほどの巨額の利益を得た。
④ ボロンブラーク騎士学園 新2年生
ダン・アーク(水)
騎士クラスBのクラスメイトでアゾートの前の席。中立派。
肉体派で剣術学年2位の実力。アゾートが一番仲がいい友人で、いつも一緒につるんでいる。
ダンジョンに入り浸っており、夏休みにたまたま見つけたクエストをアゾートに紹介した事がきっかけで、古代魔法都市ジオエルビムの発見につながった。
最近は令嬢のお茶会に出席させられているため、クエストをこなせない。
パーラのことを気に入っている。
マール・ポアソン(風、光)
ヒロインの一人。16歳。騎士クラスBのクラスメイトでアゾートの隣の席。生徒会会計。中立派。
クラスで一番かわいいと評判の青髪の美少女。セレーネを意識してか最近少し髪を伸ばしている。光属性魔法の呪文詠唱がアニメの魔法少女っぽく、学園のアイドルとして人気急上昇中。
光属性の完全詠唱ができ、固有魔法パルスレーザーが必殺技。古代魔法文明の調査では助手としてアゾートと常に行動を共にする。王国魔法章勲2等受勲者、魔法協会の非常勤特別研究員。
アゾートのことが好き。
カイン・バートリー(無属性固有魔法)
騎士クラスAで、ダンと寮が同室。アゾートの友人の一人。中立派。
剣術学年1位の天才騎士。実は身分を隠して入学したフィッシャー辺境伯家の三男。女子受けするタイプで人気がある。
朝の登校時はネオンと一緒にいることが多く、BL好きの女子からはカイン✕ネオンが一番人気だが、まれにネオン✕カイン好きがいるらしい。
ネオンのことが好き。
フリュオリーネ・メルクリウス(水、風、土、雷、闇)
ヒロインの一人でアゾートの婚約者。17歳。アゾートの後ろの席。
金髪が軽く縦ロールし、碧眼で人形のように整いすぎた美貌を持つ美少女で、名門アウレウス公爵家令嬢で、当主の弟・アウレウス伯爵の娘。
婚約者のサルファー・ボロンブラーク伯爵令息から一方的に婚約破棄され、内戦で地下牢に監禁されているところをアゾートに助けられる。家門の名誉のため平民となるが、その才能を惜しんだアゾートが引き取った。3年生だが特別にアゾートと同じクラスに編入される。
アゾートのことが好き。
ダーシュ・マーキュリー(水、風、土)
元1年上級クラス。マーキュリー伯爵家令息(アウレウス派)。騎士クラスBとのクラス対抗総力戦に敗北し、魔法の腕を磨くため騎士クラスBに途中編入する。
カインの正体に早くから気付いていた。
アレン・バーナム(火、風、光)
元1年上級クラス。バーナム伯爵家令息(アウレウス派)。ダーシュと同じ理由で騎士クラスBに途中編入する。ダーシュの親友。
ユーリ・ベッセル(水、風)
元1年上級クラス。ベッセル子爵家令嬢(アウレウス派)。ダーシュと同じ理由で騎士クラスBに途中編入する。
服が汚れるのが嫌なので、ダンジョンが嫌い。
アネット・マーロー(火、闇)
元1年上級クラス。マーロー子爵家令嬢(中立派)。生徒会副会長。
ダーシュと同じ理由で騎士クラスBに途中編入する。
さっぱりとした性格で、騎士としての強さを求めている。特技はバリアー飛ばし。危なっかしいパーラの自称保護者。
パーラ・ウエストランド(土、光)
元1年上級クラス。ウエストランド子爵家令嬢(シュトレイマン派)。生徒会副会長。
ダーシュと同じ理由で騎士クラスBに途中編入する。
アゾートは、パーラが実はヤンデレではないかと、最近気にしている。
ダンのことが好き。
ネオン親衛隊
マール以外の元・騎士クラスB女子全員で構成される、ネオン・フェルームのファンクラブ。全員、ネオンを男子生徒だと勘違いしている。生徒会の下部組織、風紀委員会メンバー。
常にネオンと行動を共にしているため、ボロンブラーク内戦やソルレート戦など度重なる戦乱を全て皆勤賞で潜り抜け、男子顔負けの強さを手に入れた。武器はアゾートが作った自動小銃。
ノーラ、セシル、ナンシー、カーラ、アン、エミリー、ローラ、ミミー、メアリー、ケイト、シェリー、サーラの12名。
モテない同盟
クラスの女子全員がネオンのファンクラブに入ってしまったため、クラスの男子が結成した互助組織。当初はアゾートを仲間に加えようとしていたが、クラスで一番かわいいマールや、学園のアイドルのセレーネとの関係を妬み、やがてネオンよりもアゾートを敵視するようになる。
名前が判明しているのは、ランドルフ、ヘンリー、トマソンの3名。
ニック・ガートン
1年上級クラスのハーディン・スキューの臣下。ハーディンの命令でクラス対抗戦の出場を辞退
ハーディン・スキュー
1年上級クラス。スキュー男爵家次期当主。
ボロンブラーク伯爵家の臣下としてはフォスファー派に属する。フェルーム家とは長年敵対関係にあり、学園内でもアゾートに執拗に絡んでくる。
内戦での敗戦後は家門取り潰しとなり、一族男子として処刑される。
二コラ・デュレート
ソルレート伯爵家令息。伯爵の弟を父に持つ。騎士学園の新3年生。生徒会二等兵。
セレーネと次期生徒会長の座をめぐる選挙戦を戦っていたが、ソルレート伯爵の敗戦により自身も平民に落とされてしまった。アゾートに頼み込んで後見人になってもらい、以後アゾートの手下として生徒会で活躍する。オタクの素養があり、学園アイドルの可能性にいち早く目を付けた。
卒業パーティーのコスプレ大会を契機に、セレーネ派からマール派へ転向。
⑤ 騎士学園 ダンジョン部関係者
サーシャ・ベッセル(水、風)
ダンジョン部所属の新3年生。ベッセル子爵家令嬢でユーリの姉。生徒会書記。
黒髪ロングでメガネをかけたクラス委員長タイプ。セレーネの親友。
ウォルフ・シュタイナー
ダンジョン部部長、今年卒業した。カインの正体に早くから気付いていた。
キース・バーナード
ダンジョン部所属の新3年生。部長に就任した。
⑥ 騎士学園 新1年生
クロリーネ・ジルバリンク(風、雷、光)
ヒロインの一人でアルゴの婚約者。15歳。騎士学園の新1年生。
ピンクブロンドの長い髪に残念な体形の美少女。学園ではシュトレイマン派の筆頭に就任。
王都社交界では有名な悪役令嬢であり、その性格のキツさから二度の婚約破棄を経験している。
最初はリーズがジルバリンク家に嫁ぐ方向で始まった縁談だが、ロエルが難色を示したため、一生結婚せずに家に閉じこもることになっていたクロリーネがメルクリウス家に嫁ぐことになった。
クロリーネは実は性格がキツいのではなく、ただのツンデレだったことをアゾートが見抜くが、同時にこの異世界にツンデレという概念が存在しないことも判明。侯爵に頼まれてアゾートが保護者となっている。
アゾートのことが好き。
アイル・バーナム(火、風、光)
アレンの弟でアウレウス派。騎士学園の新1年生。リーズ親衛隊所属。
ロック・ガーランド(風、土)
ガーランド子爵家令息(アウレウス派)。騎士学園の新1年生。リーズ親衛隊所属。
カレン・アルバハイム(水、風、土)
アルバハイム伯爵家令嬢(中立派)。騎士学園の新1年生。
長い緑の髪を両サイドに束ねた、少し幼さが残るお嬢様。
ザック・ホワイトハット(火、雷)
ホワイトハット子爵家令息(中立派)。騎士学園の新1年生。リーズ親衛隊所属。
リナ・フォックス(土)
エリサ・フォックス(土)
ジルバリンク家の臣下のフォックス男爵家令嬢(シュトレイマン派)。双子の姉妹。騎士学園の新1年生。
⑦ アウレウス派貴族
ボロンブラーク伯爵家
サルファー・ボロンブラーク
前生徒会長で、卒業後はボロンブラーク騎士学園の新学園長に就任。
セレーネを愛するあまり、フリュオリーネとの婚約を一方的に破棄。そこへ弟のフォスファーがフリュオリーネとの婚約を取り付けて内戦が勃発。
内戦で敗北するもののフォスファーの自滅により命は助かり、中立派からアウレウス派への転向を条件に、ボロンブラーク伯爵次期当主の地位が認められる。
学園では、アゾートとの間でセレーネ争奪戦という醜い争いを繰り広げている。フェルーム一族全員から、恋愛バカとして軽く扱われている。
セレーネのことが好き。
フォスファー・ボロンブラーク
サルファーの弟。魔力の才能はサルファーより上だが、性格に難があり幼いころに次期当主の座を奪われた。上記婚約破棄騒動に乗じて、フリュオリーネの婚約者としてアウレウス伯爵の後ろ盾を得て、ボロンブラーク内戦を開始。
フリュオリーネの智謀により内戦には圧勝するが、自分では彼女を御しきれないと悟ると、フリュオリーネを地下牢に監禁してしまう。結果、アゾートに打ち倒され、その後処刑される。
ボロンブラーク伯爵
温厚な人格者。長期間病床に臥しており、息子たちとその派閥間の内戦を止められなかった。最近は病状も安定し、短時間なら会話をすることが可能なほど回復。メルクリウス一族の秘密を、ダリウス・フェルームに明かした。
ボロンブラーク伯爵の臣下
ワイブル騎士爵家(伯爵直臣)
フェルーム家と並び伯爵に直接仕える騎士爵家
ゴダード子爵
スカイアープ渓谷南側一帯を所領に持つ
マーサ・ゴダード
ゴダード子爵の本妻。ボロンブラーク騎士学園の魔法実技講師。魔法協会の研究員
モジリーニ子爵
スカイアープ渓谷北側一帯を所領に持つ。ボロンブラーク内戦での戦功で男爵から子爵に昇爵
アラモネア子爵
スキュー男爵
サラース男爵
ボロンブラーク内戦での敗戦により家門を取り潰され、一族の男子は処刑、女子は修道院へ送られた。
アウレウス公爵
アウレウス伯爵の兄。
アウレウス伯爵
名門アウレウス公爵家の本家の一族。現公爵の弟であり、派閥の裏を取り仕切る謀略家。
中立派のボロンブラーク家とのつながりを深めるため、娘のフリュオリーネをサルファーの婚約者としてボロンブラーク騎士学園に送り込む。
ボロンブラーク内戦の終戦交渉でネオンを見た時に、フェルーム一族が失われたメルクリウス一族の生き残りであることを確信し、アゾートにメルクリウス男爵家の創設を提案した。
アゾートがフリュオリーネの才を惜しんで引き取る際、これを娘へのプロポーズとしてとらえ、フリュオリーネの婚約者として王都の有力貴族に喧伝し、失われたメルクリウス一族を手中に納めたことを対立派閥のシュトレイマン派に事あるごとにアピールしている。
フリュオリーネを溺愛しており、アゾートの才能も高く評価している。
ザッパ男爵
アウレウス伯爵の臣下。アウレウス騎士団を率いてボロンブラーク内戦を戦った司令官。アゾートとは同じアウレウス伯爵の配下として仲がいい。
マーキュリー伯爵
ダーシュの父親。アゾートとフリュオリーネとは一度会食をしている。
領地は王都の南でメルクリウス領の北側に位置する。
バーナム伯爵
アレンの父親。アゾートとフリュオリーネとは一度会食をしている。
⑧ シュトレイマン派貴族
シュトレイマン公爵
シュトレイマン派の長。老齢。
ジルバリンク侯爵
魔法協会会長で自身も研究畑を歩んできた。
クレイドルの森ダンジョンの探索クエストを冒険者ギルドに出したことで、アゾートとの接点ができる。結果、古代魔法都市ジオエルビムの発見へとつながったアゾートの手腕を高く評価しており、事あるごとにシュトレイマン派閥へ引き抜こうと画策する。
アウレウス伯爵との話し合いにより、メルクリウス一族との接点をもつために、アゾートの弟のアルゴと愛娘のクロリーネの婚約を結んだ。
クロリーネを溺愛しており、クロリーネのかわいさを理解できない世の男たちを嘆いている。
ソルレート伯爵
ボロンブラーク伯爵支配エリアの東隣の伯爵。かなり太っている。自分の支配エリアの西端のヴェニアル子爵領がプロメテウス領と接していることもあり、関税の引き上げや食料価格の高騰、通商破壊など様々な嫌がらせを行う。アゾートが行った経済戦の効果が表れ過ぎて、領内の商人や職人が一斉に亡命し、さらにロディアン商会に暴利をむさぼられた結果、領地がデフォルトした。
その後、王国裁判所の管理戦争を挑むも敗戦。伯爵位と領地を全て失った。
ベルモール子爵
ソルレート伯爵に呼応して王国裁判所の管理戦争に参戦。この戦いにおいてプロメテウス軍と真正面から戦った唯一の騎士団であり、数日間の激闘の末フリュオリーネの戦術の前に敗れる。
事前情報もなくフェルーム一族の火力をまともに受けたうえ、魔導結晶を全て奪われた被害者でもある。
終戦後は中立派に転向。メルクリウス領とは良好な関係を築く。
ヴェニアル子爵
ソルレート伯爵に呼応して王国裁判所の管理戦争に参戦。難攻不落の城塞都市ヴェニアルを有するが、セレーネによる完全詠唱エクスプロージョンや新型大砲の実験台にされて、城壁が粉砕。落城の憂き目にあう。
管理戦争の保護対象となっていたロディアン商会の穀物に毒を混入させたため、王国裁判所の命令により爵位と領土をはく奪された。領土の一部はプロメテウス領と合併し、新生メルクリウス領となる。
ロレッチオ男爵
ソルレート伯爵に呼応して王国裁判所の管理戦争に参戦。ロレッチオ男爵はベルモール子爵との合流を急ぐものの、アゾートによる遊撃戦に手こずり合流を邪魔される。さらに同行していたソルレート伯爵が、自らの油断でマールのレーザーライフルの餌食になってしまい、伯爵に足を引っ張られる形で本格参戦をすることなく敗戦を迎えてしまった。
敗戦後は中立派に転向。メルクリウス領とは良好な関係を築く。
⑨ 中立派貴族
クリプトン侯爵家
かつて王朝を築いたこともある名門貴族。
シャルタガール侯爵家
ソルレート伯爵支配エリアの東側を支配する。支配エリアにはクレイドルの森ダンジョンやマールの実家であるポアソン騎士爵領がある。
ポアソン騎士爵夫妻
マールの両親。
ポアソン騎士爵領は、海流の影響で年中温暖な気候であり、夏はビーチで海水浴が楽しめるリゾート地。来客用に水着が多数用意されており、アゾートたちも夏休みに水着回を楽しんだ。
フィッシャー辺境伯
王国の盾と呼ばれ、ブロマイン帝国との紛争を繰り広げる激戦地を領土に持つ。ボロンブラーク伯爵とは昔から懇意にしており、ボロンブラーク内戦時にはアゾートたちの亡命先として考えられたこともあった。
実は過去の王国の政変時に滅亡させられたバートリー辺境伯家の血筋を密かにかくまっており、その特殊な血を自らの家系に取り込みつつ、バートリー家の固有魔法をブロマイン帝国との戦いに投入している。
カインの婚約者であったネオンを気に入っている。
エメラダ・フィッシャー
フィッシャー辺境伯の正妻で中立派の伯爵家出身。ライアン、ホルス、ラースの母親
クレアとネオンが結託することを警戒している。
クレア・フィッシャー
フィッシャー辺境伯の側室。カインの母親。
バートリー家直系の娘であり、フィッシャー家がバートリーの血を定期的に受け継ぐために嫁いできた。ネオンがメルクリウスの子孫であることをしり、母親のバートリー当主と相談し、カインの婚約者として受け入れるとともに、バートリー家の名誉回復と復権を目指す。
ライアン・フィッシャー
フィッシャー辺境伯家の長男で次期当主。
ミリー・フィッシャー
ライアンの嫁であり、エメラダと同じ伯爵家出身。エメラダと結託し、ネオンを婚約者の座から追い落すよう画策。
ホルス・フィッシャー
フィッシャー辺境伯家の次男で、フィッシャー騎士学園の生徒会長。新3年生。
ネオンをいたく気に入り、カインの代わりに自分の婚約者に欲しがる。ボロンブラーク騎士学園の生徒会長がネオンとそっくりのセレーネだと知り、いいとこを見せて自分の嫁になってもらおうと、両校の交流試合を提案する。
ラース・フィッシャー
フィッシャー辺境伯家の四男。




