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第6章までの人物紹介① (メルクリウス伯爵家とその臣下、騎士学園2年騎士クラスB他)

第2部開始にあたり、これまでの登場人物をまとめました。人数が多いため、2、3話に分けて掲載します。


思い付くまま書いたため、今後ちょくちょく修正しますので、ご容赦ください。

① メルクリウス伯爵家(アウレウス派)


アゾート・メルクリウス(火、土、雷)

 主人公。異世界転生者。17歳。騎士学園の2年生。元・フェルーム騎士爵家分家の長男。

 火属性の完全詠唱、火属性・土属性の高速詠唱を習得。固有魔法による自身の超高速化の他、現代知識を生かして戦いを有利に進める。古代魔法文明の遺物も複数使用できる。

 ボロンブラーク内戦の活躍によりメルクリウス男爵家を創設し、メルクリウス領の領主になる。その後、ソルレート戦の勝利を経て、古代魔法都市ジオエルビムの発見の功績により王国魔法章勲2等を受勲、魔法協会の非常勤特別研究員。騎士クラスBの学級委員長。生徒会プロデューサー。フリュとネオンと婚約。

 2年生の夏にソルレート侵攻作戦を成功させ、ついに伯爵に昇格。西から順にフェルーム領、メルクリウス領、ベルモール領、ロレッチオ領、旧ソルレート領(新ディオーネ領)、トリステン領、旧ナルティン領(新ポアソン領)を支配域におさめる。セレーネとマールとも婚約し、婚約者が4人になった。

 アウレウス伯爵から王国の歴史に関する秘密を教えてもらい、それがきっかけで失われていた記憶がよみがえった。

 夏休み明けから、王都のアージェント騎士学園へ転校する。



セレーネ・フェルーム(火、水)

 メインヒロイン。異世界転生者。18歳。ボロンブラーク騎士学園の3年生で生徒会長。

 白銀の髪に大きな赤い瞳を持つ美少女。フェルーム騎士爵家次期当主で6歳からアゾートの婚約者だったが、アゾートがフェルーム家から独立したため婚約が解消された。

 フェルーム一族中最大火力を誇る天才だが、少しポンコツ気味。ネオンとの姉妹ゲンカの度に城の庭園を燃やし尽くすため、お母様にいつも怒られている。

 前世の名前は観月せりな。京都のお嬢様だったらしい。2050年の未来で交通事故で命を落とし、この世界に転生した。

 ソルレート侵攻作戦では、アゾートとともに領都ソルレートに潜入し、革命政府の打倒に貢献した。その際アゾート(ニトロ)とのバカップルぶりを領民に見せつけたり、ならず者を肉弾戦でボコボコにしてゴリラ女として有名になった。

 アゾートがダリウス、サルファーを説得し(肉体言語で)晴れて婚約者の座に復帰した。

 アウレウス伯爵から王国の歴史に関する秘密を教えてもらい、それがきっかけで失われていた記憶がよみがえり、アゾートの正体が安里先輩であり、自分とともにアージェント王国の建国とメルクリウス公爵家の創設に深く関わっていたことを知った。



ネオン・フェルーム(火、土、雷)

 ヒロインの一人。17歳。騎士学園の新2年生でセレーネの妹。姉のセレーネと見分けがつかないほどの美少女。

 アゾートの幼馴染で片時も離れようとしない。学園でもなるべく一緒にいたいために男子として入学し、男子寮の同じ部屋に住んでいる。そのことがバレて、アゾートの両親にメチャクチャ怒られた。

 最近ついにアゾートの婚約者となり、メルクリウス姓を名乗ることにした。

 シリウス教国で幹部をしていた並行世界の自分の記憶がある。

 ソルレート侵攻作戦では、諜報部隊ガルドルージュの司令官として暗躍し、革命政府の裏にブロマイン帝国が潜んでいることを看破。フリュオリーネとともに侵攻作戦の骨格を支えるとともに、アゾートの分身として戦闘面でもソルレート潜入時でも大活躍する。

 セレーネ同様失われていた記憶がよみがえり、自分がもと日本のセレブな女医(喪女)で470年前のシリウス教国トップの大聖女クレアであり、自身の聖属性魔法リーインカーネイションでネオンとして転生してきたことを思い出した。



フリュオリーネ・メルクリウス(アウレウス)(水、風、土、雷、闇)

 ヒロインの一人でアゾートの婚約者。17歳。アゾートの後ろの席。

 金髪が軽く縦ロールし、碧眼で人形のように整いすぎた美貌を持つ美少女で、名門アウレウス公爵家令嬢で、当主の弟・アウレウス伯爵の娘。

 婚約者のサルファー・ボロンブラーク伯爵令息から一方的に婚約破棄され、内戦で地下牢に監禁されているところをアゾートに助けられる。家門の名誉のため平民となるが、その才能を惜しんだアゾートが引き取った。3年生だが特別にアゾートと同じクラスに編入される。

 メルクリウス騎士団では、その戦略家としての才能を活かして参謀長として活躍し、アゾートの代わりに全軍を指揮することもしばしば。ソルレート管理戦争をわずか一週間で勝利に導くと、その後のソルレート侵攻作戦も作戦立案から全軍指揮まで、縦横無尽の活躍をした。

 そんなフリュオリーネの献身的な姿から、見るもの全てから「アゾートの嫁」と認識されるようになった。事実前世では、アゾートと20年間を寄り添った正真正銘の嫁であった記憶が甦った。



マール・ポアソン(風、光)

 ヒロインの一人。16歳。騎士クラスBのクラスメイトでアゾートの隣の席。生徒会会計。中立派。

 クラスで一番かわいいと評判の青髪の美少女。セレーネを意識してか最近少し髪を伸ばしている。光属性魔法の呪文詠唱がアニメの魔法少女っぽく、学園のアイドルとして人気急上昇中。

 光属性の完全詠唱ができ、固有魔法パルスレーザーが必殺技。古代魔法文明の調査では助手としてアゾートと常に行動を共にする。王国魔法章勲2等受勲者、魔法協会の非常勤特別研究員。

 ソルレート侵攻作戦では、実家のポアソン家が帝国への奴隷売買に巻き込まれ、それを断った父親が主君のナルティン子爵から襲撃され、瀕死の重症を負う。そこをアゾートと二人で間一髪救いだし、逆にナルティン子爵の居城に攻め込んで、パルスレーザーによる狙撃で見事討ち果たすことができた。

 結果、アゾートの婚約者となってナルティン子爵の領地を統治するポアソン男爵になることが内定した。



リーズ・メルクリウス(火、土)

 アゾートの妹。15歳。騎士学園の新1年生。第5章の学園パートのもう一人の主人公。

 フェルーム家の女性の特徴が強く表れ、白銀の髪に赤い目をしている。セレーネとは少し顔つきが異なるが、十分に美少女と言える範疇であり、人によってはセレーネよりもリーズの方が好みの者も少なくない。 

 騎士学園では上級クラスに所属し、男子生徒全員から好意を持たれてリーズ親衛隊が結成されるほどの人気があるが、逆に女子生徒の友達ができずに、ボッチキャラとしてアゾートからいじられることとなる。本人もボッチ体質を気にしており、最近ようやく同じ派閥の令嬢と話ができるようになった。

 カイン・バートリーのことが気になっていたが、夏休みのポアソンビーチで、ダーシュ・マーキュリー次期伯爵から告白を受け、同時に自分を婚約者にしたい男子生徒が多数いることを知らされる。

 第二部では、ボロンブラーク騎士学園パートはリーズの目線で語られる。



クロリーネ・ジルバリンク(風、雷、光)

 ヒロインの一人でアルゴの婚約者。15歳。騎士学園の新1年生。

 ピンクブロンドの長い髪に残念な体形の美少女。学園ではシュトレイマン派の筆頭に就任。

 王都社交界では有名な悪役令嬢であり、その性格のキツさから二度の婚約破棄を経験している。

 最初はリーズがジルバリンク家に嫁ぐ方向で始まった縁談だが、ロエルが難色を示したため、一生結婚せずに家に閉じこもることになっていたクロリーネがメルクリウス家に嫁ぐことになった。

 クロリーネは実は性格がキツいのではなく、ただのツンデレだったことをアゾートが見抜くが、同時にこの異世界にツンデレという概念が存在しないことも判明。侯爵に頼まれてアゾートが保護者となっている。

 学園入学後は毎朝アゾートが女子寮まで迎えに行き、フリュオリーネと3人一緒に登校する姿が有名になる。その派閥を越えた仲の良さから、周りの生徒はシュトレイマン派の陰謀であると邪推するが、単にクロリーネがアゾートを好きというのが真相だった。

 ソルレート侵攻作戦では、シュトレイマン派連合軍の指揮を任されるが、そこで戦術家としての才能が花開き、特に敵の司令官から高く評価されることとなった。



アルゴ・フェルーム

 アゾートの弟。13歳。クロリーネ・ジルバリンク侯爵令嬢の婚約者。真面目な性格で兄思い。アゾートと仲がいい。



ロエル・フェルーム

 アゾートの父。元・フェルーム騎士爵家分家で、一族で1,2を争う火力の持ち主

 現在はメルクリウス騎士団長。

 ソルレート侵攻作戦では、帝国輸送艦隊を壊滅させる活躍をした。



マミー・フェルーム

 アゾートの母。セレーネ、エリーネとともに強い魔力を持つフェルーム砲兵隊所属。

 現在はメルクリウス領の内政を担当。市場取引をギャンブルと勘違いしている節がある。

 ソルレート侵攻作戦では、ベルモール艦隊を率いて、ソルレート領民軍との艦隊決戦を制した。



アルミン・フェルーム

 アゾートの弟。5歳。一時、セレーネの婚約者候補に名前が挙がる。



ダリウス・フェルーム

 フェルーム子爵家当主。セレーネとネオンの父。

 ボロンブラーク内戦で功績をあげ、騎士爵から子爵に昇爵した。一族ではロエルと熾烈な火力バカ争いを繰り広げている。アゾートとは年の離れた従兄弟であり、ロエルとは年の近い甥。

 フェルームの掟に忠実で頑としてアゾートとセレーネの婚約を認めなかったが、ソルレート侵攻後、覚醒したアゾートとの戦いに敗れ、フェルーム家の家督を譲るとともに、セレーネとの再婚約も認めた。



エリーネ・フェルーム

 セレーネとネオンの母。セレーネが年をとるとこんな感じになるのではと想像される美人さん。

 セレーネ、マミーとともに強い魔力を持つフェルーム砲兵隊所属。

 ソルレート侵攻作戦では、ロレッチオ艦隊を率いて、マミーと共同でソルレート艦隊を撃破した。



② メルクリウス伯爵臣下・関係者


【メルクリウス領関係者】


カイレン・ヴェニアル・メルクリウス騎士爵

 アゾートの親戚のおじさん。城塞都市ヴェニアルを治める代官。



リシア・セルバ・メルクリウス騎士爵

 アゾートの親戚のおばさん。商都メルクリウスを治める代官。



ワルトファールスターク・バルトーカ・モホロビチッチ

 メルクリウス騎士団銃装騎兵隊隊長。異世界転生者。元米国海軍第7艦隊所属、階級は少佐。

 新入生歓迎ダンジョンでアゾートと知り合い、ボロンブラーク内戦では自動小銃による戦闘訓練を騎士やネオン親衛隊に施す。冒険者との兼業だったが、今は騎兵隊隊長が本職であり、城塞都市ヴェニアルに常駐している。

 名前が長いので外国の貴族と思われがちだが、ただの近所の平民である。

 アゾートからはサー少佐と呼ばれている。

 その正体はアゾートの大学の指導教官だった。


アドリテ騎士爵、マルティー騎士爵

 元ヴェニアル子爵の配下であり、現在アゾートに忠誠を誓う、土着の騎士爵家。



ロディアン会頭

 やり手の豪商。本店をソルレート領から城下町プロメテウスに移転。アゾートが設立した帳簿取引所での穀物取引を通して、ソルレート伯爵が破産するほどの巨額の利益を得た。



二コラ・デュレート

 ソルレート伯爵家令息。伯爵の弟を父に持つ。騎士学園の新3年生。生徒会二等兵。

 セレーネと次期生徒会長の座をめぐる選挙戦を戦っていたが、ソルレート伯爵の敗戦により自身も平民に落とされてしまった。アゾートに頼み込んで後見人になってもらい、以後アゾートの手下として生徒会で活躍する。オタクの素養があり、学園アイドルの可能性にいち早く目を付けた。

 卒業パーティーのコスプレ大会を契機に、セレーネ派からマール派へ転向。

 ソルレート侵攻作戦の成功でセレーネとマールの2人が正式にアゾートの婚約者となったことを知ると、夏休み明けの学園でアイドル地殻大変動が起こることを予言。その震源地がリーズになることをアゾートに伝えると、アゾートからリーズのマネージャーになることを要請される。




【メルクリウス伯爵支配エリアの中級貴族家】


ベルモール子爵

 ソルレート伯爵に呼応して王国裁判所の管理戦争に参戦。この戦いにおいてプロメテウス軍と真正面から戦った唯一の騎士団であり、数日間の激闘の末フリュオリーネの戦術の前に敗れる。

 事前情報もなくフェルーム一族の火力をまともに受けたうえ、魔導結晶を全て奪われた被害者でもある。

 終戦後は中立派に転向。メルクリウス領とは良好な関係を築く。



ロレッチオ男爵

 ソルレート伯爵に呼応して王国裁判所の管理戦争に参戦。ロレッチオ男爵はベルモール子爵との合流を急ぐものの、アゾートによる遊撃戦に手こずり合流を邪魔される。さらに同行していたソルレート伯爵が、自らの油断でマールのレーザーライフルの餌食になってしまい、伯爵に足を引っ張られる形で本格参戦をすることなく敗戦を迎えてしまった。

 敗戦後は中立派に転向。メルクリウス領とは良好な関係を築く。



ナタリー・トリステン男爵

 領主トリステン男爵の従兄妹で、トリステン騎士団の騎士団長。幼少時からトリステン男爵の性癖を見せられて育ち、極度の男性不信に陥る。そのため、万人が認める美少女でありながら、誰の求婚にも応じず武芸に打ち込み続けた。結果として領地で最強の存在となり女性ながら騎士団長の地位につくこととなった。

 ソルレート侵攻作戦では、アゾート率いるメルクリウス騎士団が突如領内に侵攻し、反乱を起こした領民8000名を率いていたことから、男爵を倒す絶好の機会と判断。メルクリウス騎士団の力を借りて、トリステン領の支配権を奪い取り、男爵以下主要家臣を全員捕縛。次期トリステン男爵に内定する。

 爵位拝命のために王都アージェントへ向かう途中、アゾートたちとともにポアソンビーチで夏のバカンスを楽しむが、そこで勘違いに勘違いを重ねて、事もあろうにアゾートに恋をしてしまった。



前トリステン男爵

 ロリコン。領主となってからは領地の美少女を拐っては玩んでいたため、領地では女子を男装させる習慣が根付いていた。そこへソルレート革命政府が大量の奴隷を産み出して、ソルレートの貧民の少女を高値でトリステン男爵に売却し始めたため、歯止めがきかなくなり、男爵の臣下も巻き込み、トリステン領の風紀が乱れに乱れた。やがて不満を持った領民が立ち上がり、従兄妹のナタリーに討たれることとなる。



【ポアソン騎士爵家】


ポアソン騎士爵

 マールの父。

 ポアソン騎士爵領は、海流の影響で年中温暖な気候であり、夏はビーチで海水浴が楽しめるリゾート地。来客用に水着が多数用意されており、アゾートたちも夏休みに水着回を楽しんだ。

 ソルレート侵攻作戦ではナルティン子爵の配下として奴隷密売に従事する誘いを断り、ポアソン領を焼き討ちにされた上自身も瀕死の重症を負わされる。だがそのことを事前に察知したポアソンは、家族全員と離縁し、フェルーム領への亡命を命じて領民全員とソルレート領の奴隷を託した。


アンヌ・ポアソン

 マールの母。家族を引き連れてポアソン艦隊を率いて出港したところを、メルクリウス艦隊に救助された。


パウエル・ポアソン

 マールの兄でポアソン騎士団長。ポアソン家の兄弟はマール以外ほとんど魔力を持っていなかったため、騎士爵家の家督を継ぐことができなかった。そのため、幼少期から、マールだけ両親から特別扱いされることを疎ましく思い、他の兄弟とともにマールとの間に壁を作ってしまっていた。それがマールにも伝わり、マールが実家に寄り付かなくなってしまった原因となる。

 ナルティン子爵の強襲を知ったマールが、メルクリウス艦隊からフレイヤーで発艦して見事な父親を救い出す姿を見て、さらにナルティン城攻略戦で見せた大魔力、子爵を超長距離から一撃で仕留める戦果を目の当たりにし、貴族家の当主とはいかなる存在なのかをハッキリと理解し、ポアソン男爵家の当主としてマールを向かえいれる決心がついた。



ソニア・ポアソン

 マールの姉。マールの代わりにナルティン子爵の妾になるように父親に命じられて、自身の境遇に絶望する。その後、父親から家族ともども離縁され、好きな男性と自由に生きるように告げられる。





② ボロンブラーク騎士学園 2年生・騎士クラスB他


ダン・アーク(水)

 騎士クラスBのクラスメイトでアゾートの前の席。中立派。

 肉体派で剣術学年2位の実力。アゾートが一番仲がいい友人で、いつも一緒につるんでいる。

 ダンジョンに入り浸っており、夏休みにたまたま見つけたクエストをアゾートに紹介した事がきっかけで、古代魔法都市ジオエルビムの発見につながった。

 最近は令嬢のお茶会に出席させられているため、クエストをこなせない。

 パーラのことを気に入っている。



カイン・バートリー(無属性固有魔法)

 騎士クラスAで、ダンと寮が同室。アゾートの友人の一人。中立派。

 剣術学年1位の天才騎士。実は身分を隠して入学したフィッシャー辺境伯家の三男。女子受けするタイプで人気がある。

 朝の登校時はネオンと一緒にいることが多く、BL好きの女子からはカイン✕ネオンが一番人気だが、まれにネオン✕カイン好きがいるらしい。

 ネオンのことが好きだったが、メルクリウス家を巡る一連の時間溯行の事件で、平行世界に取り残されたネオンを自分の力では救い出すことが出来ず、それをアゾートが思いもよらない方法で解決する様を見せつけられて、アゾートにネオンを託して自らは身を引くことにした。

 たが一度はネオンを自分の婚約者として、フィッシャー家に紹介したことから、家族が二分するお家騒動に発展してしまう。メルクリウス一族の女性を一族に迎え入れたい父・辺境伯と次男、そして実母とその背後にいるバートリー家。かたや父の正妻や長男とその嫁などはアルバハイム伯爵家の影響力が損なわれることを恐れて強硬に反対している。



ダーシュ・マーキュリー(水、風、土)

 元1年上級クラス。マーキュリー伯爵家令息(アウレウス派)。騎士クラスBとのクラス対抗総力戦に敗北し、魔法の腕を磨くため騎士クラスBに途中編入する。

 カインの正体に早くから気付いていた。

 騎士学園の修学旅行では、自身のマーキュリー伯爵支配エリアの縦断ツアーということもあり、学園に多大な貢献をする。その途中、実家のマーキュリー城で生徒会やアウレウス派貴族を招いたパーティーを開催。その際にマールからの告白を受けてそれを受け入れたアゾートに、人の実家で女とイチャつくなとツッコミを入れた。

 ソルレート侵攻作戦では、次期伯爵としての経験を積むためマーキュリー騎士団を率いて参戦。クロリーネと連携してソルレート領民軍の制圧に大きく貢献した。

 そして両親からの勧めもあり、アウレウス派の上級貴族の中でも最高の優良株であるリーズを正妻とすべく、夏のポアソンビーチでリーズに告白した。



アレン・バーナム(火、風、光)

 元1年上級クラス。バーナム伯爵家令息(アウレウス派)。ダーシュと同じ理由で騎士クラスBに途中編入する。ダーシュの親友。

 ユーリ・ベッセルが婚約者



ユーリ・ベッセル(水、風)

 元1年上級クラス。ベッセル子爵家令嬢(アウレウス派)。ダーシュと同じ理由で騎士クラスBに途中編入する。

 服が汚れるのが嫌なので、ダンジョンが嫌い。

 アレン・バーナムが婚約者



アネット・マーロー(火、闇)

 元1年上級クラス。マーロー子爵家令嬢(中立派)。生徒会副会長。

 ダーシュと同じ理由で騎士クラスBに途中編入する。

 さっぱりとした性格で、騎士としての強さを求めている。特技はバリアー飛ばし。危なっかしいパーラの自称保護者。



パーラ・ウエストランド(土、光)

 元1年上級クラス。ウエストランド子爵家令嬢(シュトレイマン派)。生徒会副会長。

 ダーシュと同じ理由で騎士クラスBに途中編入する。

 アゾートは、パーラが実はヤンデレではないかと、最近気にしている。

 ダンのことが好きで、感情が高ぶると目が深淵の底のように黒くなる。



ネオン親衛隊

 マール以外の元・騎士クラスB女子全員で構成される、ネオン・フェルームのファンクラブ。全員、ネオンを男子生徒だと勘違いしている。生徒会の下部組織、風紀委員会メンバー。

 常にネオンと行動を共にしているため、ボロンブラーク内戦やソルレート戦など度重なる戦乱を全て皆勤賞で潜り抜け、男子顔負けの強さを手に入れた。武器はアゾートが作った自動小銃。

 ノーラ、セシル、ナンシー、カーラ、アン、エミリー、ローラ、ミミー、メアリー、ケイト、シェリー、サーラの12名。

 マミー・フェルームに気に入られており、騎士学園卒業後はメルクリウス騎士団の砲兵隊への就職か決まっている。



モテない同盟

 クラスの女子全員がネオンのファンクラブに入ってしまったため、クラスの男子が結成した互助組織。当初はアゾートを仲間に加えようとしていたが、クラスで一番かわいいマールや、学園のアイドルのセレーネとの関係を妬み、やがてネオンよりもアゾートを敵視するようになる。

 名前が判明しているのは、ランドルフ、ヘンリー、トマソンの3名。



AAA団

 モテない同盟か発展的解消し、全校を巻き込んで反アゾートで手を組んだ組織。会長は、学園長のサルファーである。



ニック・ガートン

 1年上級クラスのハーディン・スキューの臣下。ハーディンの命令でクラス対抗戦の出場を辞退



ハーディン・スキュー

 1年上級クラス。スキュー男爵家次期当主。

 ボロンブラーク伯爵家の臣下としてはフォスファー派に属する。フェルーム家とは長年敵対関係にあり、学園内でもアゾートに執拗に絡んでくる。

 内戦での敗戦後は家門取り潰しとなり、一族男子として処刑される。



サーシャ・ベッセル(水、風)

 ダンジョン部所属の新3年生。ベッセル子爵家令嬢でユーリの姉。生徒会書記。

 黒髪ロングでメガネをかけたクラス委員長タイプ。セレーネの親友。



ウォルフ・シュタイナー

 ダンジョン部部長、今年卒業した。カインの正体に早くから気付いていた。



キース・バーナード

 ダンジョン部所属の新3年生。部長に就任した。

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― 新着の感想 ―
[一言] カイレンとリシアのところ長いカタカナが続いて読みづらいので、メルクリウスの前にも・あった方が良いかもです。
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