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乙子ルート 第3日目①
貞君のアパート。
八月三日 午前八時〇五分。
いやあ、いい夢だった。
え? いきなりそんなこと言われてもわけがわからないって?
「貞君くん、私とビーチでお話しましょう」
「ダメです! 貞君はあたしといっしょに泳ぐんですから!」
と、まあ、こんな感じで。
昨日二人の水着を選んだせいか、水着の二人がオレを奪い合うというハーレム展開の
夢を見ました。
これはとても幸先がいいですね。
たまに思うけど、夢って現実世界とリンクしてることがあるよね。
今日はいいことがありそうだ。
いい夢を見たおかげでウキウキ気分で支度を済ませ、家を出るオレだった。




