第14章:目覚めの連鎖
コアが、砕けた。
無数の光の糸が、同時に切れていく。
システムが、崩壊していく。
カサンドラの声が、遠くから聞こえた。
『……あなたたちは、本当にこの苦痛に耐えられるのか……?』
『……私はいつでも、ここで待っているわ……』
その声は、静かに消えていった。
俺の意識も、薄れていく。
体の感覚が、戻ってくる。
重力を感じる。
そして。
「……っ!」
俺は、椅子の上で目を覚ました。
「おい! 大丈夫か!?」
レオンの声。
周囲を見渡すと、地下室にいた。
みんなが、俺を囲んでいる。
「成功……したのか?」
「ああ!」
真田が、パソコンの画面を指差した。
「ヘリオス・テックのシステムが、全面停止した! ニュースでも報道が始まってる!」
画面には、混乱するニュース映像が映っていた。
『大規模システム障害により、ヘリオス・テックの全サービスが停止。原因は調査中……』
「やった……のか……」
俺は、ゆっくりと息を吐いた。
リズが、涙を流しながら俺の手を握った。
「ありがとう……ありがとう……!」
カゲツキは、壁に寄りかかったまま、小さく笑った。
「……よくやった」
レオンが、俺の肩を叩いた。
「な? 言っただろ? お前なら絶対成功するって!」
みんなの笑顔。
俺たちは、勝ったんだ。
システムを破壊し、人々に「考える力」を取り戻させた。
でも。
カサンドラの最後の言葉が、頭に残っていた。
『本当に、この苦痛に耐えられるのか?』
これからが、本当の戦いなのかもしれない。
私たち姉弟で小説を書いています、畠山ゆなと申します。
機械音痴な姉と二人三脚で共作している作品です。
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