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やっと向かってきて大口を開けたところへ両手のからくり玉を投げ込む。
口の中に入ってきたなんだかわからないものをワニは飲み込んでしまった。
口の中に入ってきた限りは食べものになるっていうのは肉食動物の習性だろうか?
ほどなくしてワニの体内で爆発。
無数の針がワニの体内からニョキニョキと飛び出してきた。
のたうち回って、しばらくすると絶命。
そして消滅。
ワニの口の中にからくり玉を投げ込んだ蛇敏知は木箱から大砲を取り出した。
急いでうっさちゃんの救出に向かう。
駆けながら弾をセットする。
セット完了と同時に発砲。
ワニの横っ腹に3発もの大砲を撃ち込む。
爆発に耐えている。
ワニ皮の表皮が頑丈なんだ。
さらに3発を追加してやっと動きを止められた。
苦悶のためか大きく口を開いた隙にうっさちゃんは脱出。
遊海たちは、どういうわけか二手に分かれた。
一さんとお六、遊海と源五郎。
左に曲がっていったのが一さんとお六。
そのまま直進しているのが遊海と源五郎。
変なワニは曲がるのが苦手なのかまっすぐ遊海たちを追っている。
遊海も源五郎も必死で駆けている。
変なワニに噛まれたら終わりだ。
捕まってグッチャグッチャとされたら絶命して消滅してしまうかもしれない。
こんなところで変なワニに殺されてたまるもんかと顔をブルンブルン振りながら鼻水と涎を振りまきながら猛スピードで走る遊海。
こんなところで変な動物に襲われて2回目の死亡なんかゴメンだと江戸走りになって駆ける源五郎。
遊海が右に、源五郎は左へ曲がった。
打ち合わせをしたわけでもないのに見事に二手に分かれた。
スピードを出しすぎてる変なワニは急には曲がれないのでまっすぐ進んでいく。
勢いがあるので止まるのも時間がかかる。
哺乳類の肉食系の動物より柔軟な対応ができない。
右折と左折のタイミングがあと1秒でも遅れていたら本当に危なかった。
遊海も源五郎も走るのを止めてなかった。
すぐ追ってくると思ってるからだ。
もはや自力ではどうにもならない。
蛇敏知がなんとかしてくれるのを待つばかり。
蛇敏知は遊海の期待通りに迎撃準備中。
冷静に手際良く木箱から取り出したからくり花火を並べていく。
慌てることなく淡々と進めている。
からくり花火に目標をセット。
発火。
からくり花火「いのしし」がドシュ〜ンっと猛スピードで変なワニに突進していく。
まるでいのししのように猪突猛進。
5個のからくり花火が変なワニを追撃。
あっという間に追いついて次々と爆発。
それでもジタバタとまだ動いている。
爬虫類はしぶとい。




