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旗本の寄り合いで一さんが熱望して提案した案件が通った。
全員一致だったので旗本の考えることは同じなんだろうねとまだまだ結束は固いと安心できた。
刺客として選ばれたのは山田浅右衛門。
役職としては旗本や御家人ではなく浪人という立場。
御試御用という刀剣の試し斬りが本来のお務めであったが死刑執行人も兼ねていた。
山田家は初代の浅右衛門(1657年)から9代目の浅右衛門(1911年)まで続いた。
今回は山田浅右衛門ではなく、その関係者で特殊な剣技を持つ剣士が任を行うことになった。
旗本の調べによって山形顕久が長野刑務所に収監されていることが判明した。
深夜、みなが寝静まってる間に死刑執行人が潜入。
山形を見つけて斬首。
朝になって独居房にいる山形の遺体を刑務官が発見。
このことは源五郎もお六も知らないこと。
もちろん遊海が知ってるはずもない。
一さんとしては敢えて言うことでもないと黙っている。




