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幽霊さん  作者: 弁財天睦月
影裏(えいり)

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45/52

5-6

男は殺人罪で逮捕。

沢田聖夜は貢いでくれていた客が1人いなくなっただけのこととしてこれまで通りの生活。

結愛は幽霊にはならず(なれず)に怨霊となった。

その憎悪は聖夜に向けられた。

そして炎の怨霊となった結愛は聖夜を狙って火災を起こしていった。

その結愛を退治してしまったのは歌舞伎町でのことだった。

亡くなった瞬間に結愛の「想い」が源五郎たち幽霊全員に送られてきた。

遊海には届かなかった。

それと遊海には視えなかったが旗本のお侍さんたちが集まっていたらしい。


旗本の調査によると沢田聖夜は全身大火傷で入院していることがわかっている。

あの日、東急歌舞伎町タワーの中にある飲食店にホスト仲間と一緒にいた。

大火災に巻き込まれているが一命は取り留めている。

全身大火傷で最も損傷の激しかった両足は切断。

現在は入院しているが意識不明の昏睡状態。

奇跡でも起こらない限りは助からないだろうと診断されている。

この大事件による被害としては死者17名、負傷者132名。

被害総額220億円と発表されている。


「あまりにも純粋すぎたのかもしれん。

そういうのが、道を踏み外すのが一番怖いんじゃよ」


源五郎が重い言葉で締めくくった。

遊海としては経験がなさすぎてその言葉の重さがいまひとつわからなかった。

ただ、なんとも後味の悪い結果にはなったと強く感じている。

一さんたちといる時はまだよかった。

彼らが戻っていって独りになった。

もう寝ようと横になった時に、なぜか涙が止まらなかった。

あまりにもやりきれなくて独りで号泣していた。

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