39/50
4-4
怨霊がいた場所に変化があった。
渦巻きのようなものが発生。
それが空に向かって伸びていくのと同時に周囲を巻き込んでいる。
「戻って」と渦巻き、竜巻のようなものに気づいたお六は河童の四平と塩かけばあさんをカプセルに収納。
佐々木小二郎も緊急避難を始めた。
遊海たちも危ない。
逃げる時間もないので全員で路上に腹ばいになるしかなかった。
「うおぉぉ」と遊海が叫べば「きゃあぁぁ」とお六が悲鳴を上げる。
遊海のような現世の人間だろうと幽霊だろうと誰彼かまわず影響があるようだ。
空に巻き上げられないように地面に必死でしがみつくしかなかった。
源五郎と土左衛門が一さんとお六が飛ばされないないように地面に押さえつけている。
渦巻きは2分くらいは続いただろう。
遊海はどうにか耐えた。
一さんたちも全員無事だ。
一般の人々への被害はわからない。
ふ〜っと立ち上がった遊海。
みんなに声をかけようとして躊躇してしまった。
やっと怨霊を倒したのにみんなは浮かない表情でいる。
怨霊を倒したのにみんな喜んでない。
その逆で沈んでるように見える。
なぜ?




