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最後の緑色の怪人は「河童の四平」という妖怪。
水を操ることができるので炎を使う怨霊に対してはうってつけの妖怪。
そもそもお六が投げていたものがカプセル妖怪。
「そう、カプセル妖怪っていうのか。
こんなのを持ったたんだね」
「持ってたっていうか、貰いものなんです」
ふ〜んって驚きの目を向ける遊海にさらに続けて解説していく。
源五郎と一さんは興味津々のようだ。
「なんとか警備隊ってところにいたモロボシ隊員から譲り受けたんです。
家庭の事情があって故郷に帰らなければならなくなったとかで『カプセル妖怪を託す』って言われて持ってました。
使う機会もなかなかなかったんだけど、やっとです」
これが源五郎が言ってた「一の奥方様とお六なら怨霊と渡り合える」の真相だ。
一さんには旗本八万騎の大軍団がついている。
お六にはカプセル妖怪といった強力な切り札があった。
そういうことだったのかと遊海は納得。
逆に納得できないことがある。
怨霊はどこにいった?
翌日の夜のニュースで今回の不可解な事件についてのわかっただけの報道があった。
火事になったのは瞬間的なこと。
なにがどうなったのかはわからなかったが大量の水が流れてきて消火。
火事は放火によるものだと思われる。
大量の水の発生については原因不明。
かなり不可解な事件になっている。
同じ地域での前回の火事も放火によるものだったと思われている。
水の発生はなかった。
死者11名、重軽傷者76名と大惨事になっていた。




