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Light Blue   作者: 七芽三花
11/12

第11章

一巻11章

「ふわぁぁ……!」

 目の前に並ぶ数々の食べ物に私は目を輝かせる。

 カレーなのは知ってたけど、まさかカレーにこんなトッピングの種類があるなんて!選びたい放題なんて!

 テーブルに並ぶお皿が眩しい。

「マリンの家はホテルなんだから、いつもビュッフェ食べてるでしょ?今朝も食べたし、いつも通りじゃない。」

「そんなこと全っ然ない!

 だって、家のビュッフェとは品揃えが違うでしょ?うちのホテルはカレーの種類が豊富じゃないし……」

 私は小声でみなみの言葉を全力否定する。あ、小声なのはビュッフェの前だからね。唾とか入ったら大変だし、大事なルールだから、覚えといてね!

「そ、そうなんだねぇ……」

 あれ?いつもうちのビュッフェを食べてるはずのシェルも納得してない?

「マリン、その感覚を私が理解するのは難しいかもしれないから。私を納得させるのは諦めてね。」

 え?そうなの?悔しいから納得させたい……でもそんな暇はないのを思い出して、私は真剣な表情になる。

 何の為かというと、もちろんカレーの種類&トッピング!

 シーフードカレーはうちのホテルの目玉だからなしとして、となるとカレーの種類で余るのはキーマカレーとトマトカレー。う〜ん、悩みどころだ。今はゆで卵と食べたい気分だし……キーマカレーにしようかな!

 キーマカレーと言えば、あとはチーズとピクルスを乗せれば完成!そう思ってトッピングを見ると、クルトンやズッキーニが期待の眼差しで私をとらえる。

 ゔ〜、どうしよう……?どっちも試してみたことないし気になるなぁ。けど今朝の失敗も考えると片方にした方がいい気がする。残しちゃいけないもんね。

 よし、決めた!クルトンにする!

 やっとの思いで決めて、3人で空いてるテーブルに座る。四人がけテーブルだけど、たくさんテーブルがあるから、いいかな?

「ねぇ、私も一緒に座っていいかな?」

 ん?誰だろう?

「あ!るーちゃん!

 二人とも、るーちゃんはわたしの友達なの!

 一緒にでもいいかなぁ?」

「私は歓迎よ」

「わ、わたしもいいよ!」

 るーちゃんってことは恋のおまじないをやろうとしてる子だよね。シェルよりおとなしい雰囲気で、ふわふわしてて可愛い子だなぁ。おまじないなんてしなくても、告白したら叶いそう……でも勇気がいるものだし、同じおまじない仲間として応援してるよ!

 それにしてもこのキーマカレー美味しい〜!カレーは毎回たくさん食べれちゃう。これならズッキーニ、よそっても良かったかもしれない。

「マリン、これいる?」

 みなみの声に顔を上げると、そこには待望のズッキーニくんが!

「欲しいです!」

 もちろん即答すると、私のお皿にズッキーニくんが君臨する。みなみ、優しすぎるよ〜!まるで心を読んだかのようなタイミングだ。

「ありがとう〜!ちょうど食べたかったんだ〜」

「そうだと思った。」

 パクッと口に入れると、トロトロのズッキーニとキーマカレーが絡んで至高の味だ。幸せ〜!

 そういえば、みなみは私が食べたいの、知ってたんだよね?なんでだろう?

「ほぉころでふぃにゃみ、」

「食べ終わってから!」

 むー、言い終わる前に中断されてしまった。せめて言い切らせてよ!そんな意地悪なら、気になるであろう私のセリフの続きをめいいっぱい焦らしてやるー!

 ゆっくり噛んで、味わって、やっとのことで飲み込んで、続きを口にする。

「みなみ、なんで私が食べたいってわかったの?」

「あんなに見つめてたら気づくでしょ!」

 そんなに見つめてた?

 いつの間にかカレーを食べ終わってしまい、やることがなくなった私は周りの会話に耳を澄ませる。

 シェル達は恋の話をしてるのかな?知らない人の名前が出てきてよくわからない。

「もう、だからおまじないなんて信じなくていいんだって〜!結局は運と実力なんだってば」

 少し大きめな声に目を向けると、お姉さん達二人組がトレーを片付けながら話してる。問題はその内容だ。

 おまじないを信じられない人も居ていいと思うけど、大きな声で、否定的なことを言われると悲しくなるよ……

 私はおまじないを信じてる。今夜、マリエのプレゼントの場所を思い出すために使おうとしてる。でも、もし思い出せなくても、マリエと仲が悪くなるほど重大な問題じゃない。本気だけどね!

 一方、るーちゃんは……少しシュンとして、静かになっちゃった。

シェルとみなみが口々に励ます。

「もぉー、この島にはおまじないも多いし、合宿でやろうとしてる人もたくさん居るんだよ?あんな大声で言う必要ないじゃん!るーちゃんはああいうの、気にしないでね!」

「るーちゃんはおまじないをやる予定なの?

 大丈夫、私だってやったことあるし。」

「そうだよ、学年の学級委員長が言うんだし、間違いない!」

わ、私も何か言ったほうがいいかな?きっと、その方がいいよね。

「わたしもおまじない、信じてるよ!

 本当に効果あったこともあるし!」

当然結果はまだでてないんだけどね。家に帰ったら思い出すかもしれないし!

 おかしなこと言ってないよね?大丈夫だよね?

「みんなありがとう!

 私、信じてやってみるよ。」

 よ、よかった〜!

あとがきーこれからも応援よろしくお願いします!

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