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Orange Topaz~初恋と宝石~Ⅰ  作者: サクラ
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第3話 喫煙室の男子トーク~R~

(今年ももうすぐ終わるなぁ……)


 震災で、自分の事、家族の事、仕事……色々な事を考えた2011年の11月初め


 会社の社員食堂で昼食を取り、喫煙室にてノンビリ、マッタリと過ごしていた至福の……


 ミサキ「ねぇねぇ、リョウ携帯ゲームしないの?」


(……人が色々人生について思いを馳せているのに)


 無駄に明るい同僚の冴多心紀(さえた.みさき)。冴多さんによって静寂がぶちこわされた


 リョウ「うっせぇよ冴多! さん!」


 たくコイツは! 喫煙室ではお静かにっ! てご丁寧にお前の目の前の壁に貼り紙してあるだろうが! 


 ミサキ「だってリョウがゲームもしないなんてオカシイもん!」


(もん……って、子供か!)


 フウ「大丈夫なのか? リョウ何かあった?」


 無駄にイケメンの桜王風さくらお.ふう。フウちゃんが読んでいた新聞から目を離して聞いてくる


 リン「リョウ? 具合悪いのか?」


 今度は無駄にセクシーな源本倫みなもと.りん。リンくんですか



 スタイリッシュに足を組み本を読んでいらっしゃる


 てか


 リョウ「失礼な人達だな! 俺だって年がら年中ゲームばかりしてないわ!」


 あ……俺、御厨涼也みくりやりょうや


 この御時世ありがたい事に一流会社に勤めている


 まあ、総合商社なもので忙しい毎日


 特に今年は日常を早く取り戻すべく例年以上に忙しいけど充実した日々


 震災から人々が早く立ち直る手伝いを出来たらと防災関連等のものを企画.製作する総合商社にて営業マンとして働いている


(震災関連以外のものも扱っている)


 因みにフウちゃんも営業部。女性客が(固定客)ワンサカ。いつも俺とNo1,2を競い合っている。高校からの幼馴染みだ。《1歳上》女性社員にも人気で〔帝王〕と呼ばれている


 冴多さんは中学から腐縁 《1歳上》企画部に所属し珍商品等を提案する〔ミラクルボーイ〕だ

 たまにヒット作品を企画するから


 リンくんは同い年の28才。こちらも企画部〔アイデアマン〕で斬新な品.改革案を提案する企画部のNo,1だ。この方フウちゃんと良い勝負のモテ男


 冴多さんは可愛い! となぜか人気が


 俺もモテル! イヤ本当に! 女性客も多いしさ


 女性社員に告白されるなんてザラ……なんだけど年配男性客の受けも良いんだよね


 俺も年上の男友達と飲み屋で知り合って友達になる事が多々あってすげー楽なんだよね


 冴多さん達とワーワーと騒いでいたら……


 エイシ 「携帯鳴ってる」


 今まで椅子に座ったまま眠ってた山乃英士(やまの.えいし)。山乃さんがふぁ~とあくびしながら言ったんだ


 山乃英士さん、この人は変わった人だ。フウちゃんの1つ上で高校の先輩俺とは2才違い。その名前は〔伝説〕の先輩として有名で


 事務方で普段はパソコン入力等を担当しているけど企画部で新商品や改良品が出ると依頼されデザイン画を描いたりと本領発揮 《絵が上手い!》たまにデザインするからこそ良いアイデアが浮かぶそうで。希望して事務方にいる変わった人だ


(今まで本気で眠っていたくせに携帯の着信音に気付くって……)


 俺達は誰も気付かなかったのに。まぁ騒いでいたのもあるけど


 エイシ 「早く出なよ。ずっと鳴りっぱなしじゃん。うるさくて眠れないよ……」


 山乃さんのセリフに


(うるさい所でもどこでも眠れるじゃんか!)


 俺は……フウちゃんも、リンくんも、冴多さんでさえ思ったようで……思わず顔を見合せたんだけどさ


 鳴り続けている携帯に目を移すと更なるビックリが


 伊藤ヤマト(いとうやまと)

 

 それは高校のクラスメートだった奴からで。仲良くしていたヤマトと双子の弟タケル。2年生に進級する直前の春休みに転校して行ったきり


 懐かしくて急いで通話ボタンを押した。この電話によって俺の運命は大き変わる事になるんだ


















よろしくお願いします

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